TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024166151
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024079392
出願日
2024-05-15
発明の名称
ガラス板積層体及びガラス板梱包体
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
B65D
85/48 20060101AFI20241121BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ガラス板と合紙とを順に取り出す際に、合紙を良好に取り出せるガラス板積層体及びガラス板梱包体を提供する。
【解決手段】ガラス板11の表裏に合紙13を配置させて積層させたガラス板積層体10であって、合紙13は、ガラス板11を覆うように配置され、ガラス板11に対して積層方向の上方側に隣接する合紙13の一辺13aは、両端部におけるガラス板11からの食み出し長さP1,P2の差が110mm以下であり、ガラス板11に対して積層方向の下方側に隣接する合紙13の一辺13aに対して、全長にわたって1mm以上のずれ量でずれている区間が60%以上とされている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス板の表裏に合紙を配置させて積層させたガラス板積層体であって、
前記合紙は、前記ガラス板を覆うように配置され、
前記ガラス板に対して積層方向の上方側に隣接する前記合紙の一辺である第1辺は、
前記第1辺の両端部における前記ガラス板からの食み出し長さの差が110mm以下であり、
前記ガラス板に対して前記積層方向の下方側に隣接する前記合紙の一辺であって、前記第1辺の前記下方側に位置する辺である第2辺に対して、前記積層方向に視て、1mm以上のずれ量でずれている区間が、前記第1辺の全長の60%以上である、
ガラス板積層体。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記合紙は、前記第1辺における前記ガラス板からの食み出し長さが、10mm以上110mm以下である、
請求項1に記載のガラス板積層体。
【請求項3】
前記合紙は、繊維の配向方向である筋目方向が、前記第1辺に対して略平行に配置され、前記食み出し長さが、20mm以上80mm以下である、
請求項2に記載のガラス板積層体。
【請求項4】
前記合紙は、繊維の配向方向である筋目方向が、前記第1辺に対して略垂直に配置され、前記食み出し長さが、20mm以上110mm以下である、
請求項2に記載のガラス板積層体。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス板積層体と、台座と、を備え、
前記ガラス板積層体が、前記台座に載置された状態で梱包された、
ガラス板梱包体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板積層体及びガラス板梱包体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガラス板の輸送や保管を行うための梱包形態として、隣り合うガラス板の相互間に合紙を介在させつつ複数枚のガラス板を重ね合わせてガラス板積層体とし、このガラス板積層体を平置き姿勢でパレットに積載したガラス板梱包体が開示されている。このガラス板梱包体において、ガラス板の相互間に介在される合紙としては、例えば、ガラス板よりも一回り大きい面積を有する矩形状の合紙が採用され、この合紙は、ガラス板の四辺のうち少なくとも三辺からそれぞれ食み出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/106451号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のガラス板梱包体を開梱してガラス板積層体からガラス板を取り出すにあたっては、例えば、ガラス板積層体から最上層のガラス板を吸着して取り出すロボットと、ガラス板積層体から最上層の合紙の端部を摘んで取り出すロボットと、を動作させる。合紙を取り出すロボットは、直線状に並べられた複数の把持部を有し、これらの把持部の一対の爪部によって合紙のガラス板から食み出した一辺を挟み込むように摘んで把持し、その状態で引き上げることにより、合紙を取り出している。
【0005】
ところで、ガラス板積層体からロボットによって合紙を取り出す際に、ロボットの把持部の一方の爪部を取り出し対象の合紙の下に差し込めない場合があった。また、ロボットの把持部の一方の爪部を合紙の下に差し込めたとしても、取り出し対象の合紙における辺全体にわたって配置された複数の把持部の全てでは、把持できない場合があった。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガラス板と合紙とを順に取り出す際に、合紙を良好に取り出せるガラス板積層体及びガラス板梱包体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) ガラス板の表裏に合紙を配置させて積層させたガラス板積層体であって、
前記合紙は、前記ガラス板を覆うように配置され、
前記ガラス板に対して積層方向の上方側に隣接する前記合紙の一辺である第1辺は、
前記第1辺の両端部における前記ガラス板からの食み出し長さの差が110mm以下であり、
前記ガラス板に対して前記積層方向の下方側に隣接する前記合紙の一辺であって、前記第1辺の前記下方側に位置する辺である第2辺に対して、前記積層方向に視て、1mm以上のずれ量でずれている区間が、前記第1辺の全長の60%以上である、ガラス板積層体。
【0008】
上記(1)の構成のガラス板積層体によれば、ガラス板を覆うように配置される合紙において、その一辺の両端部における食み出し長さの差を110mm以下とし、さらに、積層方向下方の合紙に対して、全長の60%以上の区間で1mm以上のずれ量のずれを設けている。これにより、直線状に並べられた複数の把持部を備えた合紙取り出しロボットによって、合紙を取り出す際に、積層方向の上下の合紙の間に把持部の爪部を挿し込みやすくできるとともに、合紙取り出しロボットの全ての把持部によって合紙の一辺を把持できる。よって、このガラス板積層体によれば、上記合紙取り出しロボットによって、合紙の把持不良を抑えて合紙を円滑に取り出せる。
【0009】
(2) 前記合紙は、前記第1辺における前記ガラス板からの食み出し長さが、10mm以上110mm以下である、(1)に記載のガラス板積層体。
【0010】
上記(2)の構成のガラス板積層体によれば、ガラス板に対して積層方向上方側に隣接する合紙の一辺の食み出し長さを10mm以上110mm以下としている。このように、ガラス板に対して合紙の食み出し長さを10mm以上110mm以下とすれば、合紙の一辺を適度に垂れ下がらせ、ガラス板の端面を十分に保護しつつ、積層方向下方側の合紙の一辺と揃うことによる把持不良をより抑えられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
AGC株式会社
ガラス板積層体及びガラス板梱包体
今日
AGC株式会社
キチン・キトサンの新規な製造方法
今日
AGC株式会社
ガラス基板及びガラス基板の製造装置
1か月前
AGC株式会社
分散液、及び分散液を用いた積層体の製造方法
20日前
AGC株式会社
ポリマー層の製造方法、フィルム、シート及び積層体
1か月前
AGC株式会社
表示装置
15日前
AGC株式会社
支持ガラス基板
15日前
AGC株式会社
化学強化用ガラス、化学強化ガラス、電子機器及び化学強化ガラスの製造方法
14日前
マイクロ波化学株式会社
低分子フッ素化合物の製造方法
20日前
AGC株式会社
反射型マスクブランク、反射型マスクブランクの製造方法、及び反射型マスクの製造方法
22日前
AGC株式会社
情報処理システム及び自動運転支援方法
28日前
AGC株式会社
EUVリソグラフィ用反射型マスクブランク
1か月前
AGC株式会社
化学強化ガラスの製造方法および化学強化ガラス
2日前
AGC株式会社
応力補正用ガラス、強化ガラスの応力測定方法、強化ガラスの応力測定装置、強化ガラスの応力測定システム
20日前
AGC株式会社
含フッ素エーテル化合物、含フッ素エーテル組成物、コーティング液および物品
28日前
国立大学法人九州大学
冷却器及び冷却装置
7日前
株式会社カネコ化学
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂の硬化物の溶解剤、並びにそれを用いたコーティング剤及び接着剤
28日前
個人
箱
1か月前
個人
構造体
8か月前
個人
包装体
1か月前
個人
ゴミ箱
1か月前
個人
収納用具
5か月前
個人
物品収納具
5か月前
個人
折り畳み水槽
1か月前
個人
パウチ補助具
1か月前
個人
ダンボール宝箱
2か月前
個人
開封用カッター
7か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
6か月前
個人
折りたたみコップ
7か月前
個人
チャック付き袋体
7か月前
個人
圧縮収納袋
2か月前
個人
パウチ容器
8か月前
個人
粘着テープ剥がし具
6か月前
株式会社イシダ
包装装置
1か月前
株式会社新弘
容器
1か月前
株式会社新弘
容器
1か月前
続きを見る
他の特許を見る