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公開番号
2024155582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070419
出願日
2023-04-21
発明の名称
速度測定装置及び速度測定方法
出願人
アズビル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01P
3/68 20060101AFI20241024BHJP(測定;試験)
要約
【課題】速度を正確に測定することができる速度測定装置を提供する。
【解決手段】移動する測定対象物10からの反射光を受光する両側テレセントリックレンズ4と、両側テレセントリックレンズ4を通過した反射光による像面に対して傾斜して配置された光検出器アレイ50と、光検出器アレイ50で受光された反射光を空間フィルタリングして得られる信号の周波数に基づき、測定対象物10の速度を測定する第1の速度測定部301と、第1の時間において光検出器アレイ50で撮像された反射光による第1の光分布と、第2の時間において光検出器アレイ50で撮像された反射光による第2の光分布と、を比較して、第1の時間から第2の時間の間における測定対象物の移動量を算出し、移動量に基づき、測定対象物10の速度を測定する第2の速度測定部302と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
移動する測定対象物からの反射光を受光する両側テレセントリックレンズと、
前記両側テレセントリックレンズを通過した前記反射光による像面に対して傾斜して配置された光検出器アレイと、
前記光検出器アレイで受光された前記反射光を空間フィルタリングして得られる信号の周波数に基づき、前記測定対象物の第1の速度を測定する第1の速度測定部と、
第1の時間において前記光検出器アレイで撮像された前記反射光による第1の光分布と、第2の時間において前記光検出器アレイで撮像された前記反射光による第2の光分布と、を比較して、前記第1の時間から前記第2の時間の間における前記測定対象物の移動量を算出し、前記移動量に基づき、前記測定対象物の第2の速度を測定する第2の速度測定部と、
を備える、速度測定装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第1の速度及び前記第2の速度の少なくともいずれかが閾値より速い場合、前記第1の速度を選択し、前記第1の速度及び前記第2の速度の少なくともいずれかが閾値より遅い場合、前記第2の速度を選択する、速度選択部をさらに備える、請求項1に記載の速度測定装置。
【請求項3】
前記光検出器アレイが、複数の光検出器を備え、
前記閾値が、前記複数の光検出器の数、前記複数の光検出器の間隔、前記第1の速度測定部が前記光検出器アレイから信号を読み出すために用いるクロックパルス、前記第2の速度測定部が前記光検出器アレイから信号を読み出すために用いるクロックパルス、及び前記両側テレセントリックレンズの倍率の少なくともいずれかに基づいて設定されている、
請求項2に記載の速度測定装置。
【請求項4】
前記光検出器アレイが複数の光検出器を備え、
前記第1の速度測定部が、
前記複数の光検出器のうち、所定の個数の隣接する光検出器を所定の間隔をおいてグループ化した第1のグループの光検出器から出力された信号を合計する第1の信号合計部と、
前記第1の信号合計部で合計された信号の周波数を算出する周波数算出部と、
前記周波数に基づき、前記測定対象物の前記第1の速度を算出する第1の速度算出部と、
を備える、
請求項1に記載の速度測定装置。
【請求項5】
前記光検出器アレイが複数の光検出器を備え、
前記第1の速度測定部が、
前記複数の光検出器のうち、所定の個数の隣接する光検出器を所定の間隔をおいてグループ化した第1のグループの光検出器から出力された信号を合計する第1の信号合計部と、
前記複数の光検出器のうち、前記第1のグループの光検出器以外の第2のグループの光検出器から出力された信号を合計する第2の信号合計部と、
前記第1の信号合計部で合計された信号と前記第2の信号合計部で合計された信号の差分信号を算出する差分信号算出部と、
前記差分信号の周波数を算出する周波数算出部と、
前記周波数に基づき、前記測定対象物の前記第1の速度を算出する第1の速度算出部と、
を備える、
請求項1に記載の速度測定装置。
【請求項6】
前記光検出器アレイが複数の光検出器を備え、
前記第2の速度測定部が、
第1の時間に前記複数の光検出器が検出した前記反射光の光強度の分布を、第1の光分布として取得し、第2の時間に前記複数の光検出器が検出した前記反射光の光強度の分布を、第2の光分布として取得する光分布取得部と、
前記第1の光分布と前記第2の光分布に共通する共通部分を比較し、前記第1の光分布から前記第2の光分布への前記共通部分の移動量を算出する移動量算出部と、
前記移動量に基づき、前記測定対象物の前記第2の速度を算出する第2の速度算出部と、
を備える、
請求項1に記載の速度測定装置。
【請求項7】
移動する測定対象物からの反射光を両側テレセントリックレンズで受光することと、
前記両側テレセントリックレンズを通過した前記反射光による像面に対して傾斜して配置された光検出器アレイで前記反射光を受光することと、
前記光検出器アレイで受光された前記反射光を空間フィルタリングして得られる信号の周波数に基づき、前記測定対象物の第1の速度を測定することと、
第1の時間において前記光検出器アレイで撮像された前記反射光による第1の光分布と、第2の時間において前記光検出器アレイで撮像された前記反射光による第2の光分布と、を比較して、前記第1の時間から前記第2の時間の間における前記測定対象物の移動量を算出し、前記移動量に基づき、前記測定対象物の第2の速度を測定することと、
を含む、速度測定方法。
【請求項8】
前記第1の速度及び前記第2の速度の少なくともいずれかが閾値より速い場合、前記第1の速度を選択し、前記第1の速度及び前記第2の速度の少なくともいずれかが閾値より遅い場合、前記第2の速度を選択することをさらに含む、請求項7に記載の速度測定方法。
【請求項9】
前記光検出器アレイが複数の光検出器を備え、
前記閾値が、前記複数の光検出器の数、前記複数の光検出器の間隔、前記第1の速度を測定する第1の速度測定部が前記光検出器アレイから信号を読み出すために用いるクロックパルス、前記第2の速度を測定する第2の速度測定部が前記光検出器アレイから信号を読み出すために用いるクロックパルス、及び前記両側テレセントリックレンズの倍率の少なくともいずれかに基づいて設定される、
請求項8に記載の速度測定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、速度測定装置及び速度測定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
対象物の移動速度を非接触で測定する方法が提案されてきている。特許文献1は、対象物からの光路長が互いに異なる位置に2つの空間フィルタを配置し、対象物からの反射光を2つの空間フィルタの両方に結像し、2つの空間フィルタでフィルタリングされた2つの信号の両方の周波数を用いて、対象物の移動速度を算出することを記載している。
【0003】
特許文献2は、複数のフォトダイオード素子と、複数のフォトダイオード素子におけるフォトダイオード素子のグループを順次走査する走査スイッチと、走査スイッチから得られる出力に基づき、被測定物の速度を算出する速度測定器を記載している。しかし、走査スイッチから得られる出力の波形は階段状であるため、出力から周波数を求める際にノイズが発生し、当該周波数から速度を正確に算出することができない。
【0004】
特許文献3は、測定対象物の基準画像データと測定画像データに共通する注目部分を抽出比較して、基準画像と測定画像のずれ量を求めることにより、測定対象の変位量を算出する変位測定装置を記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭53-138381号公報
実開昭60-65675号公報
特開2001-241919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の空間フィルタを用いた非接触速度測定装置は、対象物と速度測定装置の間の距離が変動すると、対象物からの反射光が結像する位置が空間フィルタからずれるために、対象物の速度を正確に測定することができない。そこで、本発明は、対象物と速度測定装置の間の距離が変動しても対象物の速度を正確に測定することができる速度測定装置及び速度測定方法を提供することを目的の一つとする。また、本発明は、対象物の速度が速い場合であっても、遅い場合であっても、対象物の速度を正確に測定することができる速度測定装置及び速度測定方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る速度測定装置は、移動する測定対象物からの反射光を受光する両側テレセントリックレンズと、両側テレセントリックレンズを通過した反射光による像面に対して傾斜して配置された光検出器アレイと、光検出器アレイで受光された反射光を空間フィルタリングして得られる信号の周波数に基づき、測定対象物の第1の速度を測定する第1の速度測定部と、第1の時間において光検出器アレイで撮像された反射光による第1の光分布と、第2の時間において光検出器アレイで撮像された反射光による第2の光分布と、を比較して、第1の時間から第2の時間の間における測定対象物の移動量を算出し、移動量に基づき、測定対象物の第2の速度を測定する第2の速度測定部と、を備える。
【0008】
上記の速度測定装置は、第1の速度及び第2の速度の少なくともいずれかが閾値より速い場合、第1の速度を選択し、第1の速度及び第2の速度の少なくともいずれかが閾値より遅い場合、第2の速度を選択する、速度選択部をさらに備えていてもよい。
【0009】
上記の速度測定装置において、光検出器アレイが複数の光検出器を備えていてもよい。
【0010】
上記の速度測定装置において、閾値が、複数の光検出器の数、複数の光検出器の間隔、第1の速度測定部が光検出器アレイから信号を読み出すために用いるクロックパルス、第2の速度測定部が光検出器アレイから信号を読み出すために用いるクロックパルス、及び両側テレセントリックレンズの倍率の少なくともいずれかに基づいて設定されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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