TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024154379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2024060729
出願日
2024-04-04
発明の名称
MFI型ゼオライト及びその製造方法
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C01B
39/36 20060101AFI20241023BHJP(無機化学)
要約
【課題】分散剤の使用や、粉砕を必須とすることなく、ゼオライトスラリーとしたときのハンドリング性に優れ、かつ有機化合物に対する高い吸着性能を有するMFI型ゼオライト、その製造方法及びこれを含む吸着剤の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【解決手段】積算体積粒度分布におけるD50が0.5μm以上5.0μm以下であり、なおかつ、粉末X線回折パターンにおける、(101)面のピーク高さに対する(020)面のピーク高さが65%以上95%以下である、MFI型ゼオライトを提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
積算体積粒度分布におけるD50が0.5μm以上5.0μm以下であり、なおかつ、粉末X線回折パターンにおける、(101)面のピーク高さに対する(020)面のピーク高さが65%以上95%以下である、MFI型ゼオライト。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
アルミナに対するシリカのモル比が50以上3000以下である、請求項1に記載のMFI型ゼオライト。
【請求項3】
頻度体積粒度分布曲線がモノモーダル型である、請求項1又は2のいずれかに記載のMFI型ゼオライト。
【請求項4】
体積粒度分布における標準偏差が10μm以下である、請求項1又は2のいずれかに記載のMFI型ゼオライト。
【請求項5】
平均結晶径が0.1μm以上5.0μm以下である、請求項1又は2のいずれかに記載のMFI型ゼオライト。
【請求項6】
BET比表面積が300m
2
/g以上である、請求項1又は2のいずれかに記載のMFI型ゼオライト。
【請求項7】
シリカ源、アルミナ源、アルカリ源、ノルマルブチルアミン及び水を含む組成物を、100℃以上150℃以下、0.15MPa以上で水熱処理した後に、0.10MPa/時間以上の減圧速度で減圧しながら100℃以上150℃以下で水熱処理する工程を含む、請求項1又は2のいずれかに記載のMFI型ゼオライトの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、MFI型ゼオライト及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
MFI型ゼオライトは、有機化合物の吸着剤として様々な工業分野で利用されている。一般的に、吸着剤としてMFI型ゼオライトを使用する場合、吸着効率を高くする観点から、一次粒子径を小さくし、また、比表面積を大きくすることが好ましい。吸着剤として適したMFI型ゼオライトとして、例えば、特許文献1では、構造指向剤としてノルマルプロピルアミンを使用して得られた、一次粒子径が1μm程度のペンタシル型ゼオライトが開示されている。
【0003】
一方、一次粒子径が5μm以下程度になると、一次粒子同士が凝集し、粗大な二次粒子を形成しやすくなる。その結果、ゼオライトスラリーとしたときの粘度が高くなり、ハンドリング性が低下する。
【0004】
スラリーに含まれるゼオライトの粒子、特に二次粒子の粒子径を小さくする方法として、ゼオライトスラリーに有機物等の分散剤を添加する方法(例えば、特許文献2)、ゼオライト粉末を粉砕する方法、が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-11422号
特開2004-67976号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1で開示されたMFI型ゼオライトでは、一次粒子の凝集が著しく、粗大な粒子を形成してしまう。そのため、粉末としての平均粒子径が小さなMFI型ゼオライトを得ることができなかった。
【0007】
一方、特許文献2で開示された分散剤を加える方法は、分散剤が、MFI型ゼオライト吸着特性に影響するため好ましくない。
【0008】
また、MFI型ゼオライトを粉砕して粒子径を小さくする方法があるが、粉砕では、粒子径の低下とともに、ゼオライトの結晶性が低下するため、吸着性能が低下する。
【0009】
本開示は、分散剤の使用や、粉砕を必須とすることなく、平均粒子径が小さく、かつ有機化合物に対する高い吸着性能を有するMFI型ゼオライト、その製造方法及びこれを含む吸着剤の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、粉砕や、分散剤を使用することなく、ゼオライトスラリーとしたときのハンドリング性に優れているMFI型ゼオライトを製造する方法について検討した。その結果、原料を結晶化する工程において、密閉容器内の圧力を操作することで、従来の製造方法では得られなかった、平均粒子径が小さくかつ有機化合物に対する高い吸着性能を有するMFI型ゼオライトを直接結晶化できることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
捕捉剤
18日前
東ソー株式会社
摺動部材
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
多層フィルム
1か月前
東ソー株式会社
歯科ブランク
25日前
東ソー株式会社
歯科ブランク
25日前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
焼結体の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
11日前
東ソー株式会社
封止用オイルの除去方法
4日前
東ソー株式会社
カルボニル化合物の捕捉剤
26日前
東ソー株式会社
リサイクル粉末の製造方法
25日前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
25日前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
東ソー株式会社
基材の洗浄効率を評価する方法
16日前
東ソー株式会社
消臭性組成物及び脱臭フィルター
1か月前
東ソー株式会社
導電性高分子組成物及びその用途
1か月前
東ソー株式会社
導電性高分子組成物及びその用途
1か月前
東ソー株式会社
ジルコニア焼結体及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
クロムシリサイド膜及びその製造方法
4日前
東ソー株式会社
基準電圧設定回路、駆動回路及び駆動装置
12日前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の保存溶液
2日前
東ソー株式会社
懸濁状態のイオン交換樹脂によるサプレッサー
1か月前
東ソー株式会社
希土類錯体含有ポリマー組成物及びその製造方法
24日前
東ソー株式会社
重合体、その架橋物及びこれらを含む電子デバイス
3日前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマーからなる粉体及びその製造方法
3日前
東ソー株式会社
パーフルオロピルビン酸フルオリドダイマーの製造方法
25日前
東ソー株式会社
ポリシロキサン、その製造方法、及びそれを含む消臭剤
26日前
東ソー株式会社
スピネル型マンガン酸リチウム組成物及びその製造方法
4日前
東ソー株式会社
歯科ブランク
25日前
東ソー株式会社
遺伝子組換え大腸菌を用いたFc結合性タンパク質の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
ビフェニレン化合物、有機半導体層、及び有機薄膜トランジスタ
17日前
東ソー株式会社
ポリカーボネートジオール、ウレタン樹脂およびコーティング剤
19日前
東ソー株式会社
サイズ排除クロマトグラフィーにおける検量線のシミュレーション
1か月前
東ソー株式会社
撮像素子用光電変換素子用材料、撮像素子用光電変換素子、および化合物
2日前
公立大学法人横浜市立大学
胚の母体着床能を判定する方法及び判定試薬
16日前
続きを見る
他の特許を見る