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公開番号2024152506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066736
出願日2023-04-14
発明の名称在庫管理装置、在庫管理システム、在庫管理方法、及びプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 10/087 20230101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約【課題】出荷先の需要特性を考慮して、より適切に在庫を管理する。
【解決手段】在庫管理装置100は、生産拠点から複数の出荷先に出荷される対象物の基準在庫を算出するための複数のパラメータを出荷先別に設定するパラメータ設定部と、対象物の出荷実績データを取得する取得部と、出荷実績データに基づいて、予め設定された期間の出荷量の変動係数を前記出荷先毎に算出し、算出した変動係数に基づいて、予め設定された基準在庫を算出する複数の算出方法の中から、出荷先毎に算出方法を決定する算出方法決定部と、設定された複数のパラメータと、取得された出荷実績データと、決定された算出方法と、に基づき、対象物の基準在庫を出荷先別に算出する出荷先別基準在庫算出部と、出荷先別の基準在庫を合算して、生産拠点における対象物の基準在庫を算出する基準在庫算出部125と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生産拠点から複数の出荷先に出荷される対象物の基準在庫を算出するための複数のパラメータを出荷先別に設定するパラメータ設定部と、
前記対象物の出荷実績データを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記出荷実績データに基づいて、予め設定された期間の出荷量の変動係数を前記出荷先毎に算出し、算出した変動係数に基づいて、予め設定された前記基準在庫を算出する複数の算出方法の中から、出荷先毎に前記算出方法を決定する算出方法決定部と、
前記パラメータ設定部により設定された複数の前記パラメータと、前記取得部により取得された前記出荷実績データと、前記算出方法決定部により決定された前記算出方法と、に基づき、前記対象物の前記基準在庫を出荷先別に算出する出荷先別基準在庫算出部と、
前記出荷先別基準在庫算出部により算出された出荷先別の前記基準在庫を合算して、前記生産拠点における前記対象物の前記基準在庫を算出する基準在庫算出部と、
を備える在庫管理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記取得部は、前記基準在庫を算出する対象期間の在庫量の予測値である予測在庫をさらに取得し、
前記基準在庫算出部により算出された前記基準在庫と、前記取得部により取得された予測在庫と、に基づいて、前記対象期間の前記対象物の生産量を算出する生産量算出部、
をさらに備える、請求項1に記載の在庫管理装置。
【請求項3】
前記対象物の許容欠品率に応じた安全係数を示す安全係数テーブルを記憶する記憶部と、
前記許容欠品率の範囲を取得する許容欠品率取得部と、
前記記憶部に記憶された安全係数テーブルに基づき、前記許容欠品率取得部により取得された範囲内の複数の欠品率それぞれに対応する安全係数を特定する安全係数特定部と、
前記安全係数特定部により特定された安全係数を用いて、前記生産拠点における前記対象物の前記基準在庫をそれぞれ算出する安全係数別基準在庫算出部と、
前記取得部により取得された予測在庫と前記安全係数別基準在庫算出部により算出された前記安全係数別の前記基準在庫に基づいて、前記予測在庫の欠品率を算出する欠品率算出部と、
をさらに備える、請求項2に記載の在庫管理装置。
【請求項4】
前記欠品率算出部により算出された前記欠品率が、予め設定された閾値より大きいか否かを判定し、閾値より大きいと判定した場合に、その旨を通知する通知部、
をさらに備える、請求項3に記載の在庫管理装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の在庫管理装置と、
前記対象物の出荷実績を取得して前記在庫管理装置に出力する出荷実績収集装置と、
前記対象物の現在の在庫量を取得し、生産・出荷計画で予め決定された前記対象物の予定生産量および予定出荷量と取得された現在の在庫量とに基づいて、出荷された後の予測在庫量を求め、求めた予測在庫量を前記在庫管理装置に出力する在庫監視装置と、
を備える在庫管理システム。
【請求項6】
生産拠点から複数の出荷先に出荷される対象物の基準在庫を算出するための複数のパラメータを出荷先別に設定するステップと、
前記対象物の出荷実績データに基づいて、予め設定された期間の出荷量の変動係数を前記出荷先毎に算出し、算出した変動係数に基づいて、予め設定された前記基準在庫を算出する複数の算出方法の中から、出荷先毎に前記算出方法を決定するステップと、
設定された複数の前記パラメータと、前記出荷実績データと、決定された前記算出方法と、に基づき、前記対象物の前記基準在庫を出荷先別に算出するステップと、
算出された出荷先別の前記基準在庫を合算して、前記生産拠点における前記対象物の前記基準在庫を算出するステップと、
を含む在庫管理方法。
【請求項7】
コンピュータに、
生産拠点から複数の出荷先に出荷される対象物の基準在庫を算出するための複数のパラメータを出荷先別に設定する処理と、
前記対象物の出荷実績データに基づいて、予め設定された期間の出荷量の変動係数を前記出荷先毎に算出し、算出した変動係数に基づいて、予め設定された前記基準在庫を算出する複数の算出方法の中から、出荷先毎に前記算出方法を決定する処理と、
設定された複数の前記パラメータと、前記出荷実績データと、決定された前記算出方法と、に基づき、前記対象物の前記基準在庫を出荷先別に算出する処理と、
算出された出荷先別の前記基準在庫を合算して、前記生産拠点における前記対象物の前記基準在庫を算出する処理と、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、在庫管理装置、在庫管理システム、在庫管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
製造業において、過去の実績データに基づいて適正な在庫水準を求め、求めた在庫水準を満たす生産計画を作成する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、過去の販売データに基づいて複数の商品を分類し、分類結果に基づいて商品毎の需要予測を行い、予測結果を自動在庫補充モデルに適応して在庫補充計画を作成するスマートサプライチェーンシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-163485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品が複数の国、地域等に出荷される場合、出荷先毎に商品の需要特性が大きく異なる場合がある。そのため、欠品、または、不要な在庫を抑制するために、出荷先別に在庫を適切に管理することが求められる。これに対し、特許文献1のスマートサプライチェーンシステムは、出荷先毎の需要特性を考慮していないため、より適切に在庫を管理するという観点では、改良の余地があった。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、出荷先の需要特性を考慮して、より適切に在庫を管理することができる在庫管理装置、在庫管理システム、在庫管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示にかかる在庫管理装置は、生産拠点から複数の出荷先に出荷される対象物の基準在庫を算出するための複数のパラメータを出荷先別に設定するパラメータ設定部と、対象物の出荷実績データを取得する取得部と、取得部により取得された出荷実績データに基づいて、予め設定された期間の出荷量の変動係数を出荷先毎に算出し、算出した変動係数に基づいて、予め設定された基準在庫を算出する複数の算出方法の中から、出荷先毎に算出方法を決定する算出方法決定部と、パラメータ設定部により設定された複数のパラメータと、取得部により取得された出荷実績データと、算出方法決定部により決定された算出方法と、に基づき、対象物の基準在庫を出荷先別に算出する出荷先別基準在庫算出部と、出荷先別基準在庫算出部により算出された出荷先別の基準在庫を合算して、生産拠点における対象物の基準在庫を算出する基準在庫算出部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、出荷先別に設定された複数のパラメータと、出荷実績データと出荷実績データに基づいて算出された出荷量の変動係数に応じて出荷先別に決定された基準在庫の算出方法と、に基づき、対象物の基準在庫を出荷先別に算出する出荷先別基準在庫算出部を備える。基準在庫算出部は、出荷先別基準在庫算出部により算出された出荷先別の基準在庫を合算して、生産拠点における対象物の基準在庫を算出する。従って、出荷先の需要特性を考慮して、より適切に在庫を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る在庫管理装置の機能構成を示すブロック図
図1に示す出荷先分類部が参照する分類ロジックテーブルの一例を示す図
図1に示す出荷先情報記憶部が記憶する出荷先情報の一例を示す図
図1に示す基準在庫算出用マスタ記憶部が記憶する基準在庫算出用マスタの一例を示す図
図1に示す実績保管部が記憶する実績データの一例を示す図
図1に示す基準在庫算出用情報記憶部が記憶する基準在庫算出用情報の一例を示す図
図1に示す基準在庫記憶部が記憶する出荷先別基準在庫算出結果テーブルの一例を示す図
図1に示す基準在庫記憶部が記憶する製造拠点基準在庫結果テーブルの一例を示す図
図1に示す基準在庫算出用情報記憶部が記憶する対応テーブルの一例を示す図
図1に示す安全係数別基準在庫記憶部が記憶する安全係数別基準在庫テーブルの一例を示す図
図1に示すアラート用情報記憶部が記憶するアラート用情報の一例を示す図
実施の形態に係る在庫管理装置、生産管理・出荷実績収集装置、在庫監視装置の物理構成の一例を示すブロック図
実施の形態に係る在庫管理装置による在庫管理処理を示すフローチャート
実施の形態に係る在庫管理装置による出荷先評価処理を示すフローチャート
実施の形態に係る在庫管理装置による基準在庫・生産量算出処理を示すフローチャート
実施の形態に係る在庫管理装置による欠品率算出処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る在庫管理装置、在庫管理システム、在庫管理方法、及びプログラムについて、図面を参照して説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。
【0010】
本開示の実施の形態に係る在庫管理装置を、図1に示す在庫管理システム1に適用した例を用いて説明する。在庫管理システム1は、複数の出荷先へ製品を供給する製造拠点の基準在庫量を算出し、算出した基準在庫量を満たす生産量を算出するシステムである。基準在庫とは、設定された理想納期での運用を遵守するために最低限保有しておくべき在庫の基準値である。在庫管理システム1は、出荷先毎の製品の需要特性に応じて、異なるロジックを用いて出荷先別に基準在庫量を求める。在庫管理システム1は、出荷先別の基準在庫量を合算して製造拠点の基準在庫量を求め、予め作成された生産計画と出荷計画とから求まる予測在庫量と求めた基準在庫量とから、製造拠点の生産量を決定する。また、在庫管理システム1は、基準在庫量を算出した期間における、予測在庫の欠品率を求め、欠品リスクの有無を判定する。在庫管理システム1は、欠品率が予め設定された閾値より大きいと判定した場合、アラートを通知する。以下の説明では、1つの製造拠点から、国別の複数の出荷先へ製品が供給される場合を例に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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