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公開番号
2024152117
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066105
出願日
2023-04-14
発明の名称
貯蔵庫
出願人
ホシザキ株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
F25D
17/06 20060101AFI20241018BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷蔵室の温度のバラつきを抑制する。
【解決手段】貯蔵庫10は、冷蔵室12Aを冷却するための冷却装置60と、冷蔵室12A内の空気を循環させる少なくとも一つの冷却用ファン69と、冷蔵室12Aの室内温度を検出する冷蔵室温度センサ58と、制御部20と、を備える。制御部20は、圧縮機61、及び冷却用ファン69を作動して冷却運転を実行し、冷蔵室温度センサ58の検出温度T58が冷蔵設定温度以下になると、圧縮機61を停止し、冷蔵室12A内の空気の循環量を減少するように冷却用ファン69の出力量を変更する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
冷蔵室を有する貯蔵庫本体と、
前記冷蔵室を冷却するための冷却装置と、
前記冷蔵室から吸い込まれ、前記冷却装置の一部を構成する冷却器によって冷却された空気を前記冷蔵室に戻すように、前記冷蔵室内の空気を循環させる少なくとも一つの冷却用ファンと、
前記冷蔵室の室内温度を検出する冷蔵室温度センサと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記冷却装置の一部を構成する圧縮機、及び前記冷却用ファンを作動して、前記冷蔵室を冷却する冷却運転を実行し、
前記冷蔵室温度センサの検出温度が冷蔵設定温度以下になると、前記圧縮機を停止し、前記冷蔵室内の空気の循環量を減少するように前記少なくとも一つの冷却用ファンの出力量を変更する貯蔵庫。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記貯蔵庫本体の周囲の外部温度を検出する外部温度センサを備え、
前記制御部は、前記圧縮機を停止する際、前記外部温度センサの検出温度が所定の閾値温度より高い場合に、前記少なくとも一つの冷却用ファンの前記出力量を変更する請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項3】
前記冷却用ファンは複数あり、
前記制御部は、前記複数の前記冷却用ファンのうち一部の前記冷却用ファンを停止することで前記出力量を変更する請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項4】
前記冷却用ファンは複数あり、
前記制御部は、前記少なくとも一つの冷却用ファンの運転モードを間欠運転にすることで前記出力量を変更する請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項5】
前記貯蔵庫本体は、温蔵室を有し、
前記貯蔵庫本体内に配されるヒーターと、
前記温蔵室から吸い込まれ、前記ヒーターによって加熱された空気を前記温蔵室に戻すように、前記温蔵室内の空気を循環させる加熱用ファンと、を備え、
前記冷却用ファンは複数あり、
前記制御部は、前記圧縮機を停止する際、前記ヒーターが停止されている場合には、全ての前記複数の冷却用ファンを停止することで前記出力量を変更する請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項6】
前記貯蔵庫本体は、温蔵室を有し、
前記貯蔵庫本体内に配されるヒーターと、
前記温蔵室から吸い込まれ、前記ヒーターによって加熱された空気を前記温蔵室に戻すように、前記温蔵室内の空気を循環させる加熱用ファンと、を備え、
前記制御部は、前記圧縮機を停止する際、前記ヒーターの発熱量を減少する請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項7】
前記貯蔵庫本体は、温蔵室を有し、
前記貯蔵庫本体内に配されるヒーターと、
前記温蔵室から吸い込まれ、前記ヒーターによって加熱された空気を前記温蔵室に戻すように、前記温蔵室内の空気を循環させる加熱用ファンと、を備え、
前記制御部は、前記圧縮機を停止する際、前記加熱用ファンの回転速度を減少する請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項8】
前記制御部は、前記圧縮機を停止する際、さらに前記ヒーターを停止する請求項7に記載の貯蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、貯蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、配膳車(貯蔵庫の一例)として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1には、食品を保温状態で貯蔵する温蔵室、及び食品を保冷状態で貯蔵する冷蔵室を備える温冷配膳車が記載されている。冷蔵室には、冷凍装置及び冷却用ファンを作動することで冷気が循環供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-100673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、冷蔵室に対する冷気の供給を停止する際、冷凍装置(より詳しくは圧縮機)を停止した後に、冷却用ファンをそのまま作動し続けると、冷やされていない空気が循環することで冷蔵室の温度が上昇し、冷蔵室内の温度のバラつきが大きくなることがある。
【0005】
本技術は上記のような実情に基づいて完成されたものであって、冷蔵室の温度のバラつきを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願明細書に記載の技術に関わる貯蔵庫は、冷蔵室を有する貯蔵庫本体と、前記冷蔵室を冷却するための冷却装置と、前記冷蔵室から吸い込まれ、前記冷却装置の一部を構成する冷却器によって冷却された空気を前記冷蔵室に戻すように、前記冷蔵室内の空気を循環させる少なくとも一つの冷却用ファンと、前記冷蔵室の室内温度を検出する冷蔵室温度センサと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記冷却装置の一部を構成する圧縮機、及び前記冷却用ファンを作動して、前記冷蔵室を冷却する冷却運転を実行し、前記冷蔵室温度センサの検出温度が冷蔵設定温度以下になると、前記圧縮機を停止し、前記冷蔵室内の空気の循環量を減少するように前記少なくとも一つの冷却用ファンの出力量を変更する。
【0007】
また、前記貯蔵庫本体の周囲の外部温度を検出する外部温度センサを備え、前記制御部は、前記圧縮機を停止する際、前記外部温度センサの検出温度が所定の閾値温度より高い場合に、前記少なくとも一つの冷却用ファンの前記出力量を変更してもよい。
【0008】
また、前記冷却用ファンは複数あり、前記制御部は、前記複数の前記冷却用ファンのうち一部の前記冷却用ファンを停止することで前記出力量を変更してもよい。
【0009】
また、前記冷却用ファンは複数あり、前記制御部は、前記少なくとも一つの冷却用ファンの運転モードを間欠運転にすることで前記出力量を変更してもよい。
【0010】
また、前記貯蔵庫本体は、温蔵室を有し、前記貯蔵庫本体内に配されるヒーターと、前記温蔵室から吸い込まれ、前記ヒーターによって加熱された空気を前記温蔵室に戻すように、前記温蔵室内の空気を循環させる加熱用ファンと、を備え、前記冷却用ファンは複数あり、前記制御部は、前記圧縮機を停止する際、前記ヒーターが停止されている場合には、全ての前記複数の冷却用ファンを停止することで前記出力量を変更してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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