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公開番号2024148867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062375
出願日2023-04-06
発明の名称排水フィルタ及び洗濯機
出願人青島海爾洗衣机有限公司,QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.,アクア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06F 39/10 20060101AFI20241010BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】異物の脱水が可能であり、できるだけ異物に触れずに異物を廃棄可能な排水フィルタ及び洗濯機を提供する。
【解決手段】排水フィルタ100は、ケース20内に装着されて第1方向D1に延びる複数の櫛歯34を有するフィルタ本体30と、フィルタ本体30内に配置された平板部41と複数の櫛歯34に嵌合する周縁部42とを有し、フィルタ本体30内において第1方向D1に移動可能な圧縮板40と、回転中心線L周りで回転可能な操作レバー53を有する操作部50と、操作レバー53の回転運動に連動して往復部材61を第2方向D2に往復運動させ、圧縮板40を第1方向D1に移動させる昇降機構60と、を備える。ケース20の内面には、上向きDupに移動した圧縮板40に近接又は当接する天面(受け面)21aが形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
フィルタ本体に洗濯水を導入し通水することで前記洗濯水に含まれる異物を捕獲する排水フィルタであって、
前記洗濯水を導入する導入口と、ろ過後の前記洗濯水を排出する排出口と、前記フィルタ本体が挿入される挿入口と、を有するケースと、
前記挿入口を介して前記ケース内に装着され、第1方向に延びる複数の櫛歯を有する前記フィルタ本体と、
前記フィルタ本体内に配置された平板部と前記複数の櫛歯に嵌合する周縁部とを有し、前記フィルタ本体内に嵌め込まれると共に前記フィルタ本体内において前記第1方向に移動可能な圧縮板と、
前記フィルタ本体に取り付けられて前記挿入口の外側から操作可能な操作部であって、前記第1方向に交差する第2方向に延びる回転中心線周りで回転可能な操作レバーを有する操作部と、
前記操作レバーの回転運動に連動して往復部材を前記第2方向に往復運動させ、当該往復運動に連動して前記圧縮板を前記第1方向に移動させる昇降機構と、を備え、
前記ケースの内面には、前記第1方向に移動した前記圧縮板に近接又は当接する受け面が形成されている、排水フィルタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記昇降機構は、前記操作レバーの回転運動に連動して圧縮レバーを前記第2方向に往復運動させる第1変換機構と、
前記圧縮レバーの往復運動に連動して往復部材を前記第2方向に往復運動させると共に、当該往復運動に連動して前記圧縮板を前記第1方向に移動させる第2変換機構と、有する、請求項1に記載の排水フィルタ。
【請求項3】
前記第1変換機構は、
前記回転中心線と同心状に配置され、前記操作レバーの回転運動に連動して回転すると共に周壁部に一対のカム穴が形成された円筒カムと、
前記円筒カムの前記一対のカム穴に係合する係合部と、前記係合に一体化され前記回転中心線に沿って配置された軸部とを含み、前記円筒カムの回転運動に連動して前記第2方向に往復運動する前記圧縮レバーと、を有する、請求項2に記載の排水フィルタ。
【請求項4】
前記第1変換機構は、
前記操作レバーと前記円筒カムとの間に配置され、前記円筒カムに対して前記第2方向の端面における山形形状で係合することで前記操作レバーの回転駆動力を前記円筒カムに伝達するクラッチと、
前記操作レバーと前記クラッチとの間に配置され、前記クラッチが前記円筒カムに係合するように前記クラッチを前記第2方向に付勢する圧縮コイルばねと、を有する、請求項3に記載の排水フィルタ。
【請求項5】
前記昇降機構は、前記往復部材と前記圧縮板とを連結し前記往復部材の往復運動を前記圧縮板の前記第1方向の移動に変換するリンク機構を有する、請求項1~4の何れか一項に記載の排水フィルタ。
【請求項6】
前記昇降機構による前記圧縮板の前記第1方向の移動範囲は、前記複数の櫛歯の全長の範囲内に規制されている、請求項1~4の何れか一項に記載の排水フィルタ。
【請求項7】
前記操作部は、前記フィルタ本体、前記圧縮板、及び前記昇降機構を前記ケースから一体的に取り外すための回転式の着脱レバーを有し、
前記操作レバーは、前記着脱レバーと一体に回転する、請求項1~4の何れか一項に記載の排水フィルタ。
【請求項8】
筐体内に配置された外槽と、
前記外槽内に配置され、洗濯物が収容される洗濯槽と、
前記外槽に接続され、前記外槽内の洗濯水を排出する排水管と、
前記排水管に接続された請求項1~4の何れか一項に記載の前記排水フィルタと、を備える洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水フィルタ及び洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
排水フィルタを備えた洗濯機として、例えば特許文献1に記載された洗濯機が知られている。この洗濯機は、排水に含まれる異物を捕獲するフィルタユニットを含む。フィルタユニットのバスケット(フィルタ本体)には、排水を濾過する濾過面が形成されている。濾過面は、櫛状に並んだ棒体によって形成されたスリットと、大小の濾過孔等を有する。排水が濾過されると、排水中の異物がバスケットの濾過面に捕獲される。ユーザは、フィルタ本体を引き出し、バスケットに付着した異物の除去等のメンテナンスを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-125537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排水フィルタのメンテナンス作業は、使用者(ユーザ)にとって一定の負担となる。また排水フィルタの長期間の使用の過程においてフィルタ本体にヌメリ又は黒カビ等が発生するため、メンテナンス時、使用者に不快感をもたらす。よって使用者の間では、糸屑等の異物にできるだけ触れずに異物を捨てたいという要望がある。またその際に、異物の水分率が高いことも不快感を増大させる一因となっている。
【0005】
本発明は、異物の脱水が可能であり、できるだけ異物に触れずに異物を廃棄可能な排水フィルタ及び洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明の一態様は、フィルタ本体に洗濯水を導入し通水することで洗濯水に含まれる異物を捕獲する排水フィルタであって、洗濯水を導入する導入口と、ろ過後の洗濯水を排出する排出口と、フィルタ本体が挿入される挿入口と、を有するケースと、挿入口を介してケース内に装着され、第1方向に延びる複数の櫛歯を有するフィルタ本体と、フィルタ本体内に配置された平板部と複数の櫛歯に嵌合する周縁部とを有し、フィルタ本体内に嵌め込まれると共にフィルタ本体内において第1方向に移動可能な圧縮板と、フィルタ本体に取り付けられて挿入口の外側から操作可能な操作部であって、第1方向に交差する第2方向に延びる回転中心線周りで回転可能な操作レバーを有する操作部と、操作レバーの回転運動に連動して往復部材を第2方向に往復運動させ、当該往復運動に連動して圧縮板を第1方向に移動させる昇降機構と、を備え、ケースの内面には、第1方向に移動した圧縮板に近接又は当接する受け面が形成されている。
【0007】
上記[1]の排水フィルタによれば、洗濯水がフィルタ本体の複数の櫛歯を通過する際に、異物が捕獲される。メンテナンス時に、使用者が、操作レバーを回転させて圧縮板を移動させると、圧縮板がケース内面の受け面に近接又は当接し、異物が脱水される。このとき、異物は圧縮板の周縁部によって掻き取られる。フィルタ本体をケースから取り外してフィルタ本体の天地を逆にした上で、操作レバーを操作するか又はフィルタ本体を振ることで、使用者は、できるだけ異物に触れずに異物を廃棄することができる。なお、フィルタ本体を取り外す前に、操作レバーを再度操作して圧縮板を戻すことで、フィルタ本体内に滞留していた水分が異物(例えば糸屑や髪の毛等)に吸い込まれる。これにより、フィルタ本体を取り外した後にフィルタ本体から水が落下する(床などを汚す)不具合を防止することができる。この排水フィルタによれば、異物の脱水が可能であり、できるだけ異物に触れずに異物を廃棄可能である。
【0008】
[2]上記[1]に記載の排水フィルタにおいて、昇降機構は、操作レバーの回転運動に連動して圧縮レバーを第2方向に往復運動させる第1変換機構と、圧縮レバーの往復運動に連動して往復部材を第2方向に往復運動させると共に、当該往復運動に連動して圧縮板を第1方向に移動させる第2変換機構と、有してもよい。この昇降機構によれば、操作レバーに近いエリア(フィルタ本体30の外部)と圧縮板に近いエリア(フィルタ本体30の内部)とで駆動力の変換機構が分けられるのでフィルタの組立てが容易である。
【0009】
[3]上記[2]に記載の排水フィルタにおいて、第1変換機構は、回転中心線と同心状に配置され、操作レバーの回転運動に連動して回転すると共に周壁部に一対のカム穴が形成された円筒カムと、円筒カムの一対のカム穴に係合する係合部と、係合に一体化され回転中心線に沿って配置された軸部とを含み、円筒カムの回転運動に連動して第2方向に往復運動する圧縮レバーと、を有してもよい。この構成によれば、操作レバーの回転駆動力が円筒カムと圧縮レバーとを介して往復部材に確実に伝達される。
【0010】
[4]上記[3]に記載の排水フィルタにおいて、第1変換機構は、操作レバーと円筒カムとの間に配置され、円筒カムに対して第2方向の端面における山形形状で係合することで操作レバーの回転駆動力を円筒カムに伝達するクラッチと、操作レバーとクラッチとの間に配置され、クラッチが円筒カムに係合するようにクラッチを第2方向に付勢する圧縮コイルばねと、を有してもよい。この構成によれば、クラッチが圧縮コイルバネによって付勢され、操作レバーの回転駆動力が、円筒カムと圧縮レバーとを介して往復部材に伝達される。一方、圧縮板による異物の圧縮が進行するにつれて、反発力が増大する可能性がある。その場合に、クラッチが空回りする。これにより、昇降機構の破損を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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