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公開番号2024138816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049514
出願日2023-03-27
発明の名称半導体装置及び半導体装置の製造方法
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 29/78 20060101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】動作の高速化が実現できる半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態の半導体装置は、第1の電極と、第2の電極と、第1の領域と、第1の領域よりも第1導電形不純物濃度の高い第2の領域と、第2の領域と第1の電極との間に設けられた第3の領域と、を含む第1導電形の第1の炭化珪素領域と、第2導電形の第2の炭化珪素領域と、第1導電形の第3の炭化珪素領域と、第1の領域と第2の領域の間の第2導電形の第4の炭化珪素領域と、を含む炭化珪素層と、炭化珪素層の中に設けられたゲート電極と、ゲート絶縁層と、を備え、第2の領域は、第1の部分と第2の部分を有し、第2の部分は、第1の部分とゲート絶縁層との間に設けられ、第2の部分の第1導電形不純物濃度は、第1の部分の第1導電形不純物濃度よりも低い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の電極と、
第2の電極と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた炭化珪素層であって、
第1の領域と、前記第1の領域と前記第1の電極との間に設けられ、前記第1の領域の第1導電形不純物濃度よりも第1導電形不純物濃度の高い第2の領域と、前記第2の領域と前記第1の電極との間に設けられた第3の領域と、を含む第1導電形の第1の炭化珪素領域と、
前記第1の炭化珪素領域と前記第1の電極との間に設けられた第2導電形の第2の炭化珪素領域と、
前記第2の炭化珪素領域と前記第1の電極との間に設けられた第1導電形の第3の炭化珪素領域と、
前記第1の領域と前記第2の領域との間に設けられた第2導電形の第4の炭化珪素領域と、
を含む炭化珪素層と、
前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第1の炭化珪素領域、前記第2の炭化珪素領域、前記第3の炭化珪素領域、及び、前記第4の炭化珪素領域と対向するゲート電極と、
前記第1の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間、前記第2の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間、前記第3の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間、及び、前記第4の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間に設けられたゲート絶縁層と、
を備え、
前記第2の領域は、第1の部分と第2の部分を有し、
前記第2の部分は、前記第1の部分と前記ゲート絶縁層との間、かつ、前記第4の炭化珪素領域と前記第3の領域との間に設けられ、
前記第2の部分の第1導電形不純物濃度は、前記第1の部分の第1導電形不純物濃度よりも低い、半導体装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第3の領域の第1導電形不純物濃度は、前記第2の領域の第1導電形不純物濃度より低い、請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1導電形はn形、前記第2導電形はp形であり、前記第2の部分に含まれるアルミニウムの濃度は、前記第1の部分に含まれるアルミニウムの濃度より高い、請求項1記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2の部分に含まれるアルミニウムの濃度は、前記第4の炭化珪素領域から前記第3の領域に向かって低くなる、請求項3記載の半導体装置。
【請求項5】
第1導電形の第1の炭化珪素層の上に、エピタキシャル成長法を用いて、前記第1の炭化珪素層の第1導電形不純物濃度よりも第1導電形不純物濃度の高い第1導電形の第2の炭化珪素層を形成し、
前記第1の炭化珪素層に第2導電形不純物を、前記第2の炭化珪素層の表面が第2導電形とならない条件でイオン注入し、前記第1の炭化珪素層の中に第2導電形の第1の領域を形成し、
前記第2の炭化珪素層の上に、エピタキシャル成長法を用いて第1導電形の第3の炭化珪素層を形成し、
前記第3の炭化珪素層に第2導電形不純物をイオン注入し、前記第3の炭化珪素層の中に、第2導電形の第2の領域を形成し、
前記第2の領域に第1導電形不純物をイオン注入し、前記第2の領域の中に、第1導電形の第3の領域を形成し、
前記第3の領域、前記第2の領域を貫通し、前記第1の領域に達するトレンチを形成し、
前記トレンチの中にゲート絶縁層を形成し、
前記ゲート絶縁層の上にゲート電極を形成する、半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記第3の炭化珪素層の第1導電形不純物濃度は、前記第2の炭化珪素層の第1導電形不純物濃度よりも低い、請求項5記載の半導体装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
半導体デバイス用の材料として炭化珪素(SiC)がある。炭化珪素はシリコンと比較して、バンドギャップが約3倍、破壊電界強度が約10倍、熱伝導率が約3倍と優れた物性を有する。この特性を活用すれば、例えば、高耐圧、低損失かつ高温動作可能なMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を実現することができる。
【0003】
ゲート電極がトレンチの中に形成されたトレンチゲート型のMOSFETは、低いオン抵抗を実現する。トレンチゲート型にすることで、単位面積あたりのチャネル面積が増加し、オン抵抗が低減される。
【0004】
トレンチゲート型のMOSFETの動作を高速化し、更にトランジスタ特性を向上させることが期待される。トレンチゲート型のMOSFETの高速化を実現するためには、例えば、ゲート・ドレイン間容量を低減することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-4010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、動作の高速化が実現できる半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の半導体装置は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた炭化珪素層であって、第1の領域と、前記第1の領域と前記第1の電極との間に設けられ、前記第1の領域の第1導電形不純物濃度よりも第1導電形不純物濃度の高い第2の領域と、前記第2の領域と前記第1の電極との間に設けられた第3の領域と、を含む第1導電形の第1の炭化珪素領域と、前記第1の炭化珪素領域と前記第1の電極との間に設けられた第2導電形の第2の炭化珪素領域と、前記第2の炭化珪素領域と前記第1の電極との間に設けられた第1導電形の第3の炭化珪素領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との間に設けられた第2導電形の第4の炭化珪素領域と、を含む炭化珪素層と、前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第1の炭化珪素領域、前記第2の炭化珪素領域、前記第3の炭化珪素領域、及び、前記第4の炭化珪素領域と対向するゲート電極と、前記第1の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間、前記第2の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間、前記第3の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間、及び、前記第4の炭化珪素領域と前記ゲート電極との間に設けられたゲート絶縁層と、を備え、前記第2の領域は、第1の部分と第2の部分を有し、前記第2の部分は、前記第1の部分と前記ゲート絶縁層との間、かつ、前記第4の炭化珪素領域と前記第3の領域との間に設けられ、前記第2の部分の第1導電形不純物濃度は、前記第1の部分の第1導電形不純物濃度よりも低い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の半導体装置の模式図。
実施形態の半導体装置の模式図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の半導体装置の製造方法の説明図。
実施形態の変形例の半導体装置の模式図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材等には同一の符号を付し、一度説明した部材等については適宜その説明を省略する場合がある。
【0010】
また、以下の説明において、n

、n、n

及び、p

、p、p

の表記は、各導電形における不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわちn

はnよりもn形不純物濃度が相対的に高く、n

はnよりもn形不純物濃度が相対的に低いことを示す。また、p

はpよりもp形不純物濃度が相対的に高く、p

はpよりもp形不純物濃度が相対的に低いことを示す。なお、n

形、n

形を単にn形、p

形、p

形を単にp形と記載する場合もある。
(【0011】以降は省略されています)

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