TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024135923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046831
出願日2023-03-23
発明の名称磁気ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 21/21 20060101AFI20240927BHJP(情報記憶)
要約【課題】 実施形態の課題は、記録の精度を向上できる磁気ディスク装置を提供することにある。
【解決手段】磁気ディスクと、ライトヘッドとリードヘッドとヒータとを有している磁気ヘッドと、前記ライトヘッドの浮上量を検出する第1検出部と、前記磁気ヘッドの前記磁気ディスクのトラックに対する位置決め誤差を検出する第2検出部と、第1閾値と第2閾値とを格納しているメモリと、を有しているコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記ライトヘッドで前記磁気ディスクにデータをライトする際、所定の電力値の電力を前記ヒータに供給し、前記第1検出部で前記ライトヘッドの浮上量を検出し、前記第2検出部で前記ライトヘッドの位置決め誤差を検出し、前記ライトヘッドの浮上量が前記第1閾値を超え、且つ、前記ライトヘッドの位置決め誤差が前記第2閾値を超えている場合、前記ヒータに供給する電力の電力値を増加させる、磁気ディスク装置。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
磁気ディスクと、
前記磁気ディスクにデータをライトするライトヘッドと、前記磁気ディスクからデータをリードするリードヘッドと、前記ライトヘッドの浮上量を調整するヒータと、を有している磁気ヘッドと、
前記ライトヘッドの浮上量を検出する第1検出部と、前記磁気ヘッドの前記磁気ディスクのトラックに対する位置決め誤差を検出する第2検出部と、第1閾値と第2閾値とを格納しているメモリと、を有しているコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記ライトヘッドで前記磁気ディスクにデータをライトする際、
前記ライトヘッドの浮上量が所望の浮上量になるように、所定の電力値の電力を前記ヒータに供給し、
前記第1検出部で前記ライトヘッドの浮上量を検出し、
前記第2検出部で前記ライトヘッドの位置決め誤差を検出し、
前記ライトヘッドの浮上量が前記第1閾値を超え、且つ、前記ライトヘッドの位置決め誤差が前記第2閾値を超えている場合、
前記ヒータに供給する電力の電力値を増加させる、
磁気ディスク装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記ライトヘッドの浮上量が前記第1閾値を超え、且つ、前記ライトヘッドの位置決め誤差が前記第2閾値を超えている場合、
前記ライトヘッドの浮上量が前記所望の浮上量の半分以下の浮上量になるように、前記ヒータに供給する電力の電力値を増加させる、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記ヒータに供給する電力の電力値を前記所定の電力値に戻し、
前記第1検出部で前記ライトヘッドの浮上量を検出し、
前記第2検出部で前記ライトヘッドの位置決め誤差を検出し、
前記ライトヘッドの浮上量が前記第1閾値を超えていない場合、又は前記ライトヘッドの位置決め誤差が前記第2閾値を超えていない場合、
前記ライトヘッドで前記磁気ディスクにデータをライトする、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記第1検出部は、前記リードヘッドで取得した再生信号の一次成分と三次成分との比から前記ライトヘッドの浮上量を検出する、
請求項3に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
磁気ディスクと、
前記磁気ディスクにデータをライトするライトヘッドと、前記磁気ディスクからデータをリードするリードヘッドと、前記ライトヘッドの浮上量を調整するヒータと、を有している磁気ヘッドと、
前記ライトヘッドの浮上量を検出する第1検出部と、前記ライトヘッドの前記磁気ディスクのトラックに対する位置決め誤差を検出する第2検出部と、第1閾値と第2閾値とを格納しているメモリと、を有しているコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記ライトヘッドで前記磁気ディスクの所定のトラックにデータをライトする際、
前記ライトヘッドの浮上量が所望の浮上量になるように、所定の電力値の電力を前記ヒータに供給し、
前記第1検出部で前記ライトヘッドの浮上量を検出し、
前記第2検出部で前記ライトヘッドの位置決め誤差を検出し、
前記ライトヘッドの浮上量が前記第1閾値を超え、且つ、前記ライトヘッドの位置決め誤差が前記第2閾値を超えている場合、
前記ライトヘッドを任意のトラックに位置決めし、
前記ヒータに供給する電力の電力値を増加させる、
磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記磁気ヘッドの移動を制限するストッパを更に備え、
前記ライトヘッドは、前記磁気ヘッドの移動が前記ストッパによって制限された場合に、前記任意のトラックに位置決めされる、
請求項5に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記任意のトラックは、汚れ除去用トラックである、
請求項5に記載の磁気ディスク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
磁気ディスク装置は、磁気ディスクと磁気ヘッドとを備えている。磁気ディスク装置は、記録密度、特に線記録密度を向上するために、磁気ヘッドと磁気ディスクとの間の隙間(浮上量)を小さくする必要がある。このため、磁気ヘッドがヒータを有し、ヒータによって所望の浮上量でライトやリードなどの動作を行う技術が用いられている。
磁気ディスク上には、磁気ディスク装置の製造過程や内部の発ガスなどにより生じた汚れ成分が付着している場合がある。磁気ヘッドに汚れが付着している場合、ヒータで浮上量を制御しようとしても所望の浮上量にならず、記録品質や再生品質が低下し、磁気ディスク装置の機能を損なうことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9799358号明細書
米国特許第11074936号明細書
米国特許第9047902号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態の課題は、記録の精度を向上できる磁気ディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、前記磁気ディスクにデータをライトするライトヘッドと、前記磁気ディスクからデータをリードするリードヘッドと、前記ライトヘッドの浮上量を調整するヒータと、を有している磁気ヘッドと、前記ライトヘッドの浮上量を検出する第1検出部と、前記磁気ヘッドの前記磁気ディスクのトラックに対する位置決め誤差を検出する第2検出部と、第1閾値と第2閾値とを格納しているメモリと、を有しているコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記ライトヘッドの浮上量が所望の浮上量になるように、前記ライトヘッドで前記磁気ディスクにデータをライトする際、所定の電力値の電力を前記ヒータに供給し、前記第1検出部で前記ライトヘッドの浮上量を検出し、前記第2検出部で前記ライトヘッドの位置決め誤差を検出し、前記ライトヘッドの浮上量が前記第1閾値を超え、且つ、前記ライトヘッドの位置決め誤差が前記第2閾値を超えている場合、前記ヒータに供給する電力の電力値を増加させる。
【0006】
また、一実施形態に係る磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、前記磁気ディスクにデータをライトするライトヘッドと、前記磁気ディスクからデータをリードするリードヘッドと、前記ライトヘッドの浮上量を調整するヒータと、を有している磁気ヘッドと、前記ライトヘッドの浮上量を検出する第1検出部と、前記ライトヘッドの前記磁気ディスクのトラックに対する位置決め誤差を検出する第2検出部と、第1閾値と第2閾値とを格納しているメモリと、を有しているコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記ライトヘッドで前記磁気ディスクの所定のトラックにデータをライトする際、前記ライトヘッドの浮上量が所望の浮上量になるように、所定の電力値の電力を前記ヒータに供給し、前記第1検出部で前記ライトヘッドの浮上量を検出し、前記第2検出部で前記ライトヘッドの位置決め誤差を検出し、前記ライトヘッドの浮上量が前記第1閾値を超え、且つ、前記ライトヘッドの位置決め誤差が前記第2閾値を超えている場合、前記ライトヘッドを任意のトラックに位置決めし、前記ヒータに供給する電力の電力値を増加させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図2は、隙間変化に対する再生信号の一次成分及び三次成分の振幅の変化を示すグラフである。
図3は、上記実施形態に係る磁気ディスク装置の磁気ヘッド及び磁気ディスクを示す拡大断面図である。
図4は、上記実施形態に係る磁気ディスク装置の磁気ヘッド及び磁気ディスクを示す側面図である。
図5は、ライトヘッドに汚れが付着している状態における、磁気ディスク及び磁気ヘッドを示す断面図である。
図6は、上記実施形態に係る磁気ディスク装置の磁気ディスク及び磁気ヘッドを示す平面図である。
図7は、ライトヘッドに汚れが付着した場合における、ライトヘッドの所望の浮上量からの変化を示すグラフである。
図8は、ライトヘッドに汚れが付着した状態における、ライトヘッドの位置決め誤差の変化を示すグラフである。
図9は、汚れ除去動作時における磁気ディスク及び磁気ヘッドを示す断面図である。
図10は、汚れ除去後における磁気ディスク及び磁気ヘッドを示す断面図である。
図11は、上記実施形態に係る磁気ディスク装置のライト処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図12は、図11に続く、上記実施形態に係る磁気ディスク装置のライト処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の趣旨を保っての適宣変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面や説明をより明確にするため、実際の様態に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宣省略することがある。
以下、図面を参照しながら一実施形態に係る磁気ディスク装置について詳細に説明する。
【0009】
図1は、一実施形態に係る磁気ディスク装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、磁気ディスク装置10は、矩形状の筐体11と、筐体11内に配置された記録媒体としての磁気ディスク12と、磁気ディスク12を支持及び回転するスピンドルモータ14と、磁気ディスク12に対してデータをライト(記録)及びリード(再生)を行う複数の磁気ヘッド16と、を備えている。
【0010】
磁気ディスク装置10は、磁気ヘッド16を磁気ディスク12上の任意のトラック上に移動するとともに位置決めするヘッドアクチュエータ18を備えている。ヘッドアクチュエータ18は、磁気ヘッド16を移動可能に支持するキャリッジアッセンブリ20と、キャリッジアッセンブリ20を回動させるボイスコイルモータ(VCM)22と、を含んでいる。
キャリッジアッセンブリ20は、筐体11に回動自在に支持された軸受部24と、軸受部24から延出した複数のサスペンション26と、を有している。磁気ヘッド16は、各サスペンション26の先端に支持されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社東芝
台車
今日
株式会社東芝
搬送装置
今日
株式会社東芝
回転電機
今日
株式会社東芝
直流遮断器
今日
株式会社東芝
光デバイス
7日前
株式会社東芝
駆動システム
6日前
株式会社東芝
電動機制御装置
今日
株式会社東芝
積雪検出システム
1日前
株式会社東芝
地中箱用アダプタ
7日前
株式会社東芝
センサ及び検査装置
13日前
株式会社東芝
電子回路及び計算装置
今日
株式会社東芝
エンジニアリングツール
今日
株式会社東芝
冷凍サイクル状態検知装置
1日前
株式会社東芝
鉄道車両用空調装置及び鉄道車両
1日前
株式会社東芝
磁気ヘッド、及び、磁気記録装置
13日前
株式会社東芝
回転電機のブラシ摩耗監視システム
今日
株式会社東芝
制御装置、制御方法およびプログラム
8日前
株式会社東芝
異常対処システムおよび異常対処方法
1日前
株式会社東芝
真空バルブ用高誘電率樹脂、及び真空バルブ
7日前
株式会社東芝
伝送路、処理装置、及び、量子コンピュータ
14日前
株式会社東芝
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
6日前
株式会社東芝
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
7日前
株式会社東芝
放射能汚染分布測定装置、方法及びプログラム
6日前
株式会社東芝
極低温装置、極低温装置の冷却方法及び熱スイッチ
1日前
株式会社東芝
燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法
1日前
株式会社東芝
受変電設備の制御装置、プログラム、および制御方法
6日前
株式会社東芝
協調シミュレータの動作を制御するシステムおよび方法
13日前
株式会社東芝
文書チェックシステム、および、文書チェックプログラム
14日前
株式会社東芝
機械学習プログラム、機械学習方法、および機械学習装置
7日前
株式会社東芝
直流事故検出装置、直流事故検出方法、およびプログラム
1日前
株式会社東芝
自動改札システム、自動改札方法、および自動改札プログラム
今日
株式会社東芝
販売計画作成システム、販売計画作成方法、および、プログラム
6日前
株式会社東芝
希土類錯体含有組成物
7日前
株式会社東芝
発電設備制御システム、発電設備制御方法、および発電設備制御プログラム
1日前
株式会社東芝
エッジモジュール、制御システム、遠隔制御システム、コントローラおよび通信方法
6日前
株式会社東芝
エリア管理装置及びエリア管理方法
2日前
続きを見る