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公開番号
2024164715
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080397
出願日
2023-05-15
発明の名称
冷凍サイクル状態検知装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F25B
49/02 20060101AFI20241120BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】鉄道車両用の冷凍サイクル装置のどこに不具合が発生したか特定できる冷凍サイクル状態検知装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態によれば、冷凍サイクル状態検知装置は、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器とを含む冷凍サイクル装置における、前記凝縮器の出口の冷媒温度である第1の温度及び前記蒸発器の出口の冷媒温度である第2の温度を取得する取得部を備える。さらに前記冷凍サイクル状態検知装置は、前記第1の温度及び前記第2の温度に基づいて、冷媒漏れ、減圧装置の配管つまり、蒸発器の風量低下及び凝縮器の風量低下の状態を検知する検知部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器とを含む冷凍サイクル装置における、前記凝縮器の出口の冷媒温度である第1の温度及び前記蒸発器の出口の冷媒温度である第2の温度を取得する取得部と、
前記第1の温度及び前記第2の温度に基づいて、冷媒漏れ、減圧装置の配管つまり、蒸発器の風量低下及び凝縮器の風量低下の状態を検知する検知部と、
を備える冷凍サイクル状態検知装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記検知部は、
前記圧縮機を第1の回転数で動作させ、前記第1の温度及び前記第2の温度が飽和状態となった際に、前記第1の温度及び前記第2の温度の各々について、第1の上限閾値及び第1の下限閾値と比較する第1の比較を行い、
前記第1の比較の結果に基づいて、冷媒漏れ、減圧装置の配管つまり、蒸発器の風量低下及び凝縮器の風量低下のうち、いずれの状態であるかを判別する、
請求項1に記載の冷凍サイクル状態検知装置。
【請求項3】
前記検知部は、前記第1の比較によって、
前記第2の温度が前記第1の上限閾値を超えており、かつ前記第1の温度が前記第1の上限閾値を超えていた場合は、冷媒漏れであると判別し、
前記第2の温度が前記第1の下限閾値未満であり、かつ前記第1の温度が前記第1の上限閾値を超えておらず、前記第1の下限閾値未満でもない場合は、蒸発器の風量低下であると判別し、
前記第2の温度が前記第1の下限閾値未満であり、かつ前記第1の温度が前記第1の上限閾値を超えている場合は、減圧装置の配管つまりであると判別し、
前記第2の温度が前記第1の上限閾値を超えておらず、前記第1の下限閾値未満でもなく、かつ前記第1の温度が前記第1の上限閾値を超えていた場合は、凝縮器の風量低下であると判別する、
請求項2に記載の冷凍サイクル状態検知装置。
【請求項4】
前記検知部は、
前記圧縮機を前記第1の回転数よりも高い回転数である第2の回転数で動作させた際の前記第1の温度及び前記第2の温度に基づいて、冷媒漏れ、減圧装置の配管つまり、蒸発器の風量低下及び凝縮器の風量低下のうち、いずれの状態であるかを判別する、
請求項2又は3に記載の冷凍サイクル状態検知装置。
【請求項5】
前記検知部は、
前記圧縮機を第1の回転数よりも高い回転数である第2の回転数で動作させ、飽和状態となった際の前記第1の温度と、前記圧縮機を前記第1の回転数で動作させ、飽和状態となった際の前記第1の温度との温度差である第1の温度差を算出し、
前記圧縮機を前記第2の回転数で動作させ、飽和状態となった際の前記第2の温度と、前記圧縮機を前記第1の回転数で動作させ、飽和状態となった際の前記第2の温度との温度差である第2の温度差を算出し、
前記第1の温度差及び前記第2の温度差の各々について、第2の上限閾値及び第2の下限閾値と比較する第2の比較を行い、
前記第2の比較の結果に基づいて、冷媒漏れ、減圧装置の配管つまり、蒸発器の風量低下及び凝縮器の風量低下のうち、いずれの状態であるかを判別する、
請求項1に記載の冷凍サイクル状態検知装置。
【請求項6】
前記検知部は、前記第2の比較によって、
前記第2の温度差が前記第2の上限閾値を超えており、かつ前記第1の温度差が前記第2の下限閾値未満である場合は、冷媒漏れであると判別し、
前記第2の温度差が前記第2の下限閾値未満であり、かつ前記第1の温度差が前記第2の上限閾値を超えておらず、前記第2の下限閾値未満でもない場合は、蒸発器の風量低下であると判別し、
前記第2の温度差が前記第2の下限閾値未満であり、かつ前記第1の温度差が前記第2の上限閾値を超えている場合は、減圧装置の配管つまりであると判別し、
前記第2の温度差が前記第2の上限閾値を超えておらず、前記第2の下限閾値未満でもなく、かつ前記第1の温度差が前記上限閾値を超えていた場合は、凝縮器の風量低下であると判別する、
請求項5に記載の冷凍サイクル状態検知装置。
【請求項7】
前記検知部は、
前記圧縮機を前記第1の回転数で動作させ、前記取得部が前記第1の温度及び前記第2の温度を取得した後、
前記第2の回転数で動作させ、前記取得部が前記第1の温度及び前記第2の温度を取得する、
請求項5に記載の冷凍サイクル状態検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷凍サイクル状態検知装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道車両用の冷凍サイクル装置では、正常時の冷凍サイクル圧力、外気温、車内温度をパターンとして記録及び設定し、実際に稼働させた冷凍サイクル装置の実測値のパターンが、この記録及び設定したパターンと差がみられた場合には、不具合が発生したと検出する不具合検出方法がある。
【0003】
しかし、上述した不具合検出方法では、鉄道車両用の冷凍サイクル装置のどこに不具合が発生したかは特定できない。このため、不具合が検出された場合、鉄道車両の保守作業員は、鉄道車両用空調装置全体を点検する必要があり、また、不具合の復旧にも時間を要する。さらに、上述した技術は、圧縮機をON/OFF制御する鉄道用車両用の冷凍サイクル装置を対象としており、圧縮機の回転数をインバータ等で可変する鉄道車両用の冷凍サイクル装置には適用できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4958421号公報
特開2022-38963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本実施形態によれば、これらの問題に鑑みて、鉄道車両用の冷凍サイクル装置のどこに不具合が発生したか特定できる冷凍サイクル状態検知装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態によれば、冷凍サイクル状態検知装置は、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、蒸発器とを含む冷凍サイクル装置における、前記凝縮器の出口の冷媒温度である第1の温度及び前記蒸発器の出口の冷媒温度である第2の温度を取得する取得部を備える。さらに前記冷凍サイクル状態検知装置は、前記第1の温度及び前記第2の温度に基づいて、冷媒漏れ、減圧装置の配管つまり、蒸発器の風量低下及び凝縮器の風量低下の状態を検知する検知部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態における冷凍サイクル装置及び鉄道車両の概要図である。
第1実施形態における冷凍サイクルシステムの構成を表すブロック図である。
第1実施形態における冷凍サイクル装置と、モリエル線図との関係図である。
第1実施形態における冷凍サイクル装置の不具合の温度変化を表す図である。
第1実施形態における冷凍サイクル状態検知装置のフローチャートの例である。
第2実施形態における冷凍サイクルシステムの構成を表すブロック図である。
第3実施形態における冷凍サイクル状態検知装置の不具合判定方法を説明するグラフである。
第3実施形態における冷凍サイクル装置の不具合の温度変化を表す図である。
第3実施形態における冷凍サイクル状態検知装置のフローチャートの例である。
第4実施形態における冷凍サイクル状態検知装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的又は概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における冷凍サイクル装置及び鉄道車両の概要図である。
【0010】
図1は、互いに垂直なX軸、Y軸、及びZ軸を示している。X方向は、鉄道車両100用の冷凍サイクル装置10が搭載された鉄道車両100の鉄道レール方向(鉄道車両100の進行方向)に相当する。Y方向は、鉄道車両100の幅方向に相当する。Z方向は、鉄道車両100の縦方向(垂直方向)に相当する。また、+Z方向は上方向に相当し、-Z方向は下方向に相当している。なお、-Z方向は、厳密に重力方向に一致していてもよいし、厳密には重力方向に一致していなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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