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公開番号
2025089700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204482
出願日
2023-12-04
発明の名称
静止誘導器及び静止誘導器の腐食防止方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人サクラ国際特許事務所
主分類
H01F
27/12 20060101AFI20250609BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】塩害の影響を軽減し、塩害による機器のトラブルの発生頻度を低減して、電力網全体の安全性を高め、電力の安定供給を実現することのできる静止誘導器及び静止誘導器の腐食防止方法を提供する。
【解決手段】変圧器を収容する変圧器タンクと、前記変圧器タンク内に冷却した冷却媒体を供給する熱交換器とを具備した静止誘導器であって、前記熱交換器の底部から下方に向けて延在する冷却配管が貫通する底板の上面側を、水滴が流れ落ちるよう傾斜面とした静止誘導器。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
変圧器を収容する変圧器タンクと、前記変圧器タンク内に冷却した冷却媒体を供給する熱交換器とを具備した静止誘導器であって、
前記熱交換器の底部から下方に向けて延在する冷却配管が貫通する底板の上面側を、水滴が流れ落ちるよう傾斜面とした
ことを特徴とする静止誘導器。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の静止誘導器であって、
前記底板の前記傾斜面に、前記底板の前記冷却配管が貫通する透孔と、前記冷却配管との間の隙間を塞ぐように塗布膜を形成した
ことを特徴とする静止誘導器。
【請求項3】
請求項2に記載の静止誘導器であって、
前記塗布膜は、撥水性の樹脂から構成されている
ことを特徴とする静止誘導器。
【請求項4】
請求項1に記載の静止誘導器であって、
前記底板に、水滴を排出するための排出口配設した
ことを特徴とする静止誘導器。
【請求項5】
変圧器を収容する変圧器タンクと、前記変圧器タンク内に冷却した冷却媒体を供給する熱交換器とを具備した静止誘導器の腐食防止方法であって、
前記熱交換器の底部から下方に向けて延在する冷却配管が貫通する底板の上面側を、水滴が流れ落ちるよう傾斜面とした
ことを特徴とする静止誘導器の腐食防止方法。
【請求項6】
請求項5に記載の静止誘導器の腐食防止方法であって、
前記底板の前記傾斜面に、前記底板の前記冷却配管が貫通する透孔と、前記冷却配管との間の隙間を塞ぐように塗布膜を形成した
ことを特徴とする静止誘導器の腐食防止方法。
【請求項7】
請求項6に記載の静止誘導器の腐食防止方法であって、
前記塗布膜は、撥水性の樹脂から構成されている
ことを特徴とする静止誘導器の腐食防止方法。
【請求項8】
請求項5に記載の静止誘導器の腐食防止方法であって、
前記底板に、水滴を排出するための排出口配設した
ことを特徴とする静止誘導器の腐食防止方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、静止誘導器及び静止誘導器の腐食防止方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
既設の石炭火力発電所や原子力発電所は、海沿いに建てられていることが多く、それらに付随する変電所の機器、例えば静止誘導器等も海の近くに設置される。また、今後増えていくと予想される洋上風力発電所などに付随する変電所の機器も海の近くに設置されることになる。
【0003】
上記のように発電施設が海沿いに建てられている場合、塩害により金属の腐食が発生することが多い。例えば、海の近くなどでは、塩分を含んだ海塩粒子が静止誘導器を冷却するための熱交換器の内部に付着し、雨などが降った際にその雨が熱交換器の内部に流れ込み、海塩粒子が溶解されて濃度の高い塩水となり、それが冷却媒体を通す冷却管と底板の接合部に留まることにより、腐食が進行し、最終的には冷却媒体の漏れを引き起こし、環境の汚染、ひいては変圧器の使用を妨げけるトラブルとなることがあった。
【0004】
このため、静止誘導器においても、塩害の影響を軽減し、塩害による機器のトラブルの発生頻度を低減して、電力網全体の安全性を高め、電力の安定供給を実現することが求められていた。
【0005】
なお、例えば、特許文献1では、空気を封入したモールド型静止誘導器において、空気を封入した密閉容器内の湿度を低下させ、ドライエアの絶縁性低下を防ぐことを目的として、吸湿部を設けたものが提案されている。しかしながら、これはドライエアの絶縁性低下を防ぐことを目的としたものであり、塩害による腐食などを防止ことを目的としたものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-64705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、海沿いに建てられている発電施設において、静止誘導器は、塩害による腐食等が発生する頻度が高く、塩害による機器のトラブルの発生頻度を低減して、電力網全体の安全性を高め、電力の安定供給を実現することが求められていた。
【0008】
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたもので、塩害の影響を軽減し、塩害による機器のトラブルの発生頻度を低減して、電力網全体の安全性を高め、電力の安定供給を実現することのできる静止誘導器及び静止誘導器の腐食防止方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態の静止誘導器は、変圧器を収容する変圧器タンクと、前記変圧器タンク内に冷却した冷却媒体を供給する熱交換器とを具備した静止誘導器であって、前記熱交換器の底部から下方に向けて延在する冷却配管が貫通する底板の上面側を、水滴が流れ落ちるよう傾斜面としたことを特徴とする。
【0010】
実施形態の静止誘導器の腐食防止方法は、変圧器を収容する変圧器タンクと、前記変圧器タンク内に冷却した冷却媒体を供給する熱交換器とを具備した静止誘導器の腐食防止方法であって、前記熱交換器の底部から下方に向けて延在する冷却配管が貫通する底板の上面側を、水滴が流れ落ちるよう傾斜面としたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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