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公開番号2025090122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205153
出願日2023-12-05
発明の名称信号切替器、信号切替方法、およびプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H04N 21/238 20110101AFI20250610BHJP(電気通信技術)
要約【課題】使用中の系統(A系)のTS信号に異常が発生した場合、異常なTS信号が送信機へ送られる前に、正常な待機系統(B系)への切り替えを行い、B系から正常なTS信号を送信機へ送ることができる信号切替器を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、信号切替器は、放送プログラムのTS信号を受信して分配器へ提供する複数の系統と、複数の系統から分配器へTS信号を提供する系統を決定する制御部とを備えている。複数の系統はおのおの、TS信号を受信する受信部と、TS信号または自系統の異常を検知する異常検知部と、受信部によって受信されたTS信号を、分配器へ提供される前に格納するメモリとを含む。分配器へ現在、TS信号を提供している系統の異常検知部によって異常が検知された場合、制御部は、分配器へTS信号を提供する系統を、異常が検知されていない系統へ切り替え、切り替えられた系統のメモリに格納されているTS信号を分配器へ提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
放送プログラムのTS信号を受信して、分配器へ提供するための複数の系統と、
前記複数の系統から、前記分配器へTS信号を提供する系統を決定する制御部とを備え、
前記複数の系統はおのおの、前記TS信号を受信する受信部と、前記TS信号または自系統の異常を検知する異常検知部と、前記受信部によって受信されたTS信号を、前記分配器へ提供される前に格納するメモリとを含み、
前記分配器へ現在、TS信号を提供している系統の前記異常検知部によって異常が検知された場合、前記制御部は、前記分配器へTS信号を提供する系統を、異常が検知されていない系統へ切り替え、切り替えられた系統の前記メモリに格納されているTS信号を、前記分配器へ提供する、信号切替器。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記分配器をさらに備えた、請求項1に記載の信号切替器。
【請求項3】
前記複数の系統は、2つ以上の系統である、請求項1に記載の信号切替器。
【請求項4】
前記メモリは、前記受信部によって受信されたTS信号を、予め決定された時間長さ毎に格納する、請求項1に記載の信号切替器。
【請求項5】
前記制御部は、前記分配器へTS信号を提供する系統を、異常が検知されていない系統へ切り替えた場合、前記異常が検知された系統の前記メモリに格納されているTS信号が前記分配器へ提供される前に、切り替えられた系統の前記メモリに格納されているTS信号が、前記分配器へ提供されるように制御する、請求項1に記載の信号切替器。
【請求項6】
放送プログラムのTS信号を受信して、分配器へ提供するための複数の系統を備えた信号切替器に適用される信号切替方法であって、
前記複数の系統はおのおの、前記TS信号を受信すると、前記TS信号または自系統の異常の検知を行い、前記受信されたTS信号を、前記分配器へ提供する前にメモリに格納しておき、
前記分配器へ現在、TS信号を提供している系統において異常が検知された場合、前記分配器へTS信号を提供する系統を、現在の系統から、異常が検知されていない系統へ切り替え、
切り替えられた系統の前記メモリに格納されているTS信号を、前記分配器へ提供する、信号切替方法。
【請求項7】
放送プログラムのTS信号を受信して、分配器へ提供するための複数の系統を備えた信号切替器に適用されるプログラムであって、
前記複数の系統において、前記TS信号を受信し、前記TS信号または自系統の異常の検知を行い、前記受信されたTS信号を、前記分配器へ提供する前にメモリに格納する機能、
前記分配器へ現在、TS信号を提供している系統において異常が検知された場合、前記分配器へTS信号を提供する系統を、現在の系統から、異常が検知されていない系統へ切り替える機能、
切り替えられた系統の前記メモリに格納されているTS信号を、前記分配器へ提供する機能を、前記信号切替器のプロセッサに実現させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、デジタルテレビ放送のためのTS信号を、複数系統間でシームレスに切り替える信号切替器、信号切替方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、デジタルテレビ放送において、放送プログラムのTS(Transport Stream)信号に異常が発生すると、テレビの送信機から送出する放送波に異常な信号が送出されている。
【0003】
送信機前にはTS信号の系統を切り替える信号切替器が設置されており、送信機に入力されるTS信号に異常があった場合、信号切替器は、警報を発するとともに、異常が発生した系統から正常な系統への切り替えを行い、テレビの放送を正常化させている。なお、このような切り替えは、信号切替器による自動切り替えのみならず、手動で実施することも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-34971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、異常が発生したTS信号から正常なTS信号へ切り替わるまでの間、送信機から異常な放送波が送出されてしまう。
【0006】
このため、TS信号に異常が発生した場合、異常な放送波を送出することなく、正常な系統への切り替えを行う技術が望まれている。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、使用中の系統(A系)のTS信号に異常が発生した場合、異常なTS信号が送信機へ送られる前に、正常な系統(B系)への切り替えを行い、B系から正常なTS信号を送信機へ送ることができる信号切替器、信号切替方法、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の信号切替器は、放送プログラムのTS信号を受信して、分配器へ提供するための複数の系統と、複数の系統から、分配器へTS信号を提供する系統を決定する制御部とを備えている。複数の系統はおのおの、TS信号を受信する受信部と、TS信号または自系統の異常を検知する異常検知部と、受信部によって受信されたTS信号を、分配器へ提供される前に格納するメモリとを含む。そして、分配器へ現在、TS信号を提供している系統の異常検知部によって異常が検知された場合、制御部は、分配器へTS信号を提供する系統を、異常が検知されていない系統へ切り替え、切り替えられた系統のメモリに格納されているTS信号を、分配器へ提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態の信号切替方法が適用された信号切替器の構成例を示す概略系統図である。
図2は、本発明の実施形態の信号切替方法が適用された信号切替器の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明や、重複した説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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