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公開番号
2024134476
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044797
出願日
2023-03-20
発明の名称
モータ装置
出願人
国立大学法人大阪大学
,
株式会社A.H.MotorLab
代理人
弁理士法人プロウィン
主分類
H02K
19/10 20060101AFI20240926BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】鉄損を抑制してトルクを継続的に出力することが可能なモータ装置を提供する。
【解決手段】回転軸を中心に回転可能に配置された回転子(11)と、内周に複数のティース部(13)が形成された固定子(12)を有し、回転子(11)が強磁性体で構成されたスイッチトリラクタンスモータであるモータ装置であって、複数のティース部(13)には、A相、B相、C相、D相、E相およびF相の巻線が巻回されており、回転子(11)の極数Pと、ティース部(13)のスロット数Sの比は、P:S=5:12であることを特徴とするモータ装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸を中心に回転可能に配置された回転子と、内周に複数のティース部が形成された固定子を有し、前記回転子が強磁性体で構成されたスイッチトリラクタンスモータであるモータ装置であって、
前記複数のティース部には、A相、B相、C相、D相、E相およびF相の巻線が巻回されており、
前記回転子の極数Pと、前記ティース部のスロット数Sの比は、P:S=5:12であることを特徴とするモータ装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ装置であって、
前記ティース部には前記巻線が、前記固定子の周方向に沿ってA相、D相、F相、C相、E相、B相、D相、A相、C相、F相、B相、E相の順で巻回されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のモータ装置であって、
前記A相と前記F相、前記F相と前記E相、前記E相と前記D相、前記D相と前記C相、前記C相と前記B相、前記B相と前記A相は、それぞれ電気角で60度の位相差で配置されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のモータ装置であって、
前記A相、前記E相、前記C相、前記D相、前記B相および前記F相は、それぞれ第1部分巻線と第2部分巻線が直列接続されており、
前記第1部分巻線と前記第2部分巻線は、それぞれ電気角で30度の位相差で配置されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項5】
請求項1に記載のモータ装置であって、
前記A相、前記B相、前記C相、前記D相、前記E相および前記F相は、一端が中性点に接続されて、スター結線されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項6】
請求項1に記載のモータ装置であって、
前記A相、前記B相、前記C相、前記D相、前記E相および前記F相は、この順に環状に直列接続されて、ヘキサゴン結線されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項7】
請求項1から6の何れか一つに記載のモータ装置であって、
前記巻線は、前記ティース部の複数にまとめて巻回された分布巻きとして構成されていることを特徴とするモータ装置。
【請求項8】
請求項1から6の何れか一つに記載のモータ装置であって、
前記巻線は、個々の前記ティース部に巻回された集中巻きとして構成されていることを特徴とするモータ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ装置に関し、特に、回転子に強磁性体を用いるスイッチトリラクタンスモータのモータ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から様々な技術分野において、交流の周波数を変化させることで回転数を制御でき、安定した回転数を得られる三相モータが動力源として用いられている。また、回転子に強磁性体を用いるスイッチトリラクタンスモータも提案されている(例えば特許文献1を参照)。また、複数の相を備えた多相巻線を複数系統備えたモータ装置も提案されている。
【0003】
従来の三相巻線を2系統備えたモータ装置では、第1系統の三相巻線としてA相コイル、E相コイル、C相コイルを有し、第2系統の三相巻線としてD相コイル、B相コイル、F相コイルを有している。このような従来のモータ装置では、各相に対応したスイッチを用いて、各相の巻線に電流が流れるタイミングを交互に切替えることで、各相のコイルに適切に電流が流れて、スイッチトリラクタンスモータを回転させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-103957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来のモータ装置では、モータ装置の大型化を図る場合には、12突極10スロットから24突極20スロットのように突極数Pとスロット数Sを増加させる手法が用いられている。しかし、突極数Pとスロット数Sとの比率P:Sを固定して、モータ装置の大型化を図る場合には、コイルエンド高さやバックヨーク厚みの増加を抑制することはできるが、鉄損が増加するという問題があった。また、モータ装置の小型化を図る場合にも、突極やスロットの間隔が小さくなり、隣接するスロットと突極との間で磁束の短絡が発生しやすくトルクが低下するという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、鉄損を抑制してトルクを継続的に出力することが可能なモータ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のモータ装置は、回転軸を中心に回転可能に配置された回転子と、内周に複数のティース部が形成された固定子を有し、前記回転子が強磁性体で構成されたスイッチトリラクタンスモータであるモータ装置であって、前記複数のティース部には、A相、B相、C相、D相、E相およびF相の巻線が巻回されており、前記回転子の極数Pと、前記ティース部のスロット数Sの比は、P:S=5:12であることを特徴とする。
【0008】
このような本発明のモータ装置では、スロット数Sが12に対して突極数Pが5の割合であり、鉄損を抑制してトルクを継続的に出力することができる。
【0009】
また、本発明の一態様では、前記ティース部には前記巻線が、前記固定子の周方向に沿ってA相、D相、F相、C相、E相、B相、D相、A相、C相、F相、B相、E相の順で巻回されている。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記A相と前記F相、前記F相と前記E相、前記E相と前記D相、前記D相と前記C相、前記C相と前記B相、前記B相と前記A相は、それぞれ電気角で60度の位相差で配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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