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公開番号2024133036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024041429
出願日2024-03-15
発明の名称気化器バーナ用の燃焼室構成群
出願人エーバーシュペッヒャー クライメット コントロール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング,Eberspaecher Climate Control Systems GmbH
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人
主分類F23D 3/40 20060101AFI20240920BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】特に燃料運転式の車両加熱装置のための気化器バーナ用の燃焼室構成群に関する。
【解決手段】気化器バーナ用の燃焼室構成群であって、ハウジング長手方向軸線(L)の方向に延在し、燃焼室(18)を半径方向外側において画定する周壁(12)と、燃焼室(18)を軸線方向において画定する燃焼室底部(16)とを備えた燃焼室ハウジング(14)を含み、燃焼室底部(16)の、燃焼室(18)に面した側(26)に、多孔質の気化器媒体(30)が設けられている、燃焼室構成群において、多孔質の気化器媒体(30)は、その燃焼室(18)に面した側(32)において、燃焼室(18)に対して凹状に湾曲していることを特徴とする、燃焼室構成群。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
特に燃料運転式の車両加熱装置のための気化器バーナ用の燃焼室構成群であって、ハウジング長手方向軸線(L)の方向に延在し、燃焼室(18)を半径方向外側において画定する周壁(12)と、前記燃焼室(18)を軸線方向において画定する燃焼室底部(16)とを備えた燃焼室ハウジング(14)を含み、前記燃焼室底部(16)の、前記燃焼室(18)に面した側(26)に、多孔質の気化器媒体(30)が設けられている、燃焼室構成群において、
前記多孔質の気化器媒体(30)は、その前記燃焼室(18)に面した側(32)において、前記燃焼室(18)に対して凹状に湾曲していることを特徴とする、燃焼室構成群。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記多孔質の気化器媒体(30)は、前記燃焼室(18)に対して凹状に湾曲しているか、または/かつ前記多孔質の気化器媒体(30)は、実質的に一定の厚さ(d)を有している、請求項1記載の燃焼室構成群。
【請求項3】
半径方向において中心の領域(22)では、燃料供給導管(24)が前記燃焼室底部(16)に開口しており、前記多孔質の気化器媒体(30)は、前記半径方向において中心の領域(22)に湾曲頂点(38)を有している、請求項1または2記載の燃焼室構成群。
【請求項4】
前記燃焼室底部(16)は、その前記燃焼室(18)に面した側(26)において、前記燃焼室(18)に対して凹状に湾曲した気化器媒体当接面(28)を有している、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃焼室構成群。
【請求項5】
前記気化器媒体当接面(28)の湾曲幾何学形状が、前記多孔質の気化器媒体(30)の、前記燃焼室(18)に面した側(32)における湾曲幾何学形状に実質的に相応する、請求項4記載の燃焼室構成群。
【請求項6】
前記燃焼室底部(16)は、前記気化器媒体当接面(28)の少なくとも一部を提供する底壁(20)を含む、請求項4または5記載の燃焼室構成群。
【請求項7】
前記底壁(20)は、実質的に前記気化器媒体当接面(28)全体を提供している、請求項6記載の燃焼室構成群。
【請求項8】
前記底壁(20)は、該底壁の、前記燃焼室(18)に面した側(47)に向かって開いた凹部(32)を、多孔質の分散器媒体(44)を収容するために有しており、前記気化器媒体当接面(28)の第1の部分(46)が前記底壁(20)に設けられており、前記気化器媒体当接面(28)の第2の部分(48)が前記多孔質の分散器媒体(44)に設けられている、請求項6記載の燃焼室構成群。
【請求項9】
前記気化器媒体当接面(28)の前記第1の部分(46)は、前記気化器媒体当接面(28)の前記第2の部分(48)を環状に包囲しているか、または/かつ前記多孔質の分散器媒体(44)は、前記ハウジング長手方向軸線(L)に対して実質的にセンタリングされて配置されているか、または/かつ前記多孔質の分散器媒体(44)は、前記多孔質の気化器媒体(30)よりも高い多孔度を有している、請求項8記載の燃焼室構成群。
【請求項10】
前記多孔質の分散器媒体(44)は、その前記気化器媒体当接面(28)とは反対の側(50)において湾曲しており、前記多孔質の分散器媒体(44)の、前記気化器媒体当接面(28)とは反対の側(50)における湾曲幾何学形状は、前記気化器媒体当接面(28)の前記第2の部分(48)における前記多孔質の分散器媒体(44)の湾曲幾何学形状に実質的に相応するか、または/かつ前記多孔質の分散器媒体(44)は、実質的に一定の厚さ(D)を有している、請求項8または9記載の燃焼室構成群。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に燃料運転式の車両加熱装置において使用することができる、気化器バーナ用の燃焼室構成群に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
燃料運転式の車両加熱装置の気化器バーナ用のこのような燃焼室構成群は、独国特許出願公開第102013220654号明細書から公知である。この燃焼室構成群は、ハウジング長手方向軸線の方向に延在する周壁と、燃焼室を軸線方向において画定する燃焼室底部とを備えた燃焼室ハウジングを含む。燃焼室底部の底壁は、その燃焼室に面した側において、ハウジング長手方向軸線に対して実質的に直交して延在する気化器媒体当接面を提供しており、気化器媒体当接面には、実質的に平面状に形成されており、その燃焼室に面した側でもってハウジング長手方向軸線に対して実質的に直交するように向けられた多孔質の気化器媒体が配置されている。半径方向において中心の領域内で、底壁に燃料供給導管が開口しており、燃料供給導管を介して液体燃料が多孔質の気化器媒体に供給される。
【0003】
独国特許発明第102012111289号明細書から公知の、燃料運転式の車両加熱装置の気化器バーナ用の燃焼室構成群の場合には、特に複数の層から構成された多孔質の気化器媒体の、燃焼室底部の底壁に対する当接の改良を達成するために、底壁が、燃焼室底部によりハウジング長手方向軸線の方向で軸線方向において画定された燃焼室に対して凸状に湾曲されている。その基本状態において基本的にディスク状もしくは平面状に形成された多孔質の気化器媒体は、その半径方向外側の領域において、燃焼室に対して凸状に湾曲した底壁の半径方向外側の領域に対して保持され、これにより、多孔質の気化器媒体も同様に、燃焼室に対して凸状に湾曲した形態をとり、ひいては特にその半径方向において中心の領域内でも、底壁の凸状に湾曲した気化器媒体当接面に対して、より強く押し付けられている。
【0004】
本発明の課題は、改良された燃焼特性を達成する、特に燃料運転式の車両加熱装置のための気化器バーナ用の燃焼室構成群を設けることにある。
【0005】
この課題は本発明に基づき、特に燃料運転式の車両加熱装置のための気化器バーナ用の燃焼室構成群であって、ハウジング長手方向軸線の方向に延在し、燃焼室を半径方向外側において画定する周壁と、燃焼室を軸線方向において画定する燃焼室底部とを備えた燃焼室ハウジングを含み、燃焼室底部の、燃焼室に面した側に、多孔質の気化器媒体が設けられている、燃焼室構成群において、多孔質の気化器媒体は、その燃焼室に面した側において、燃焼室に対して凹状に湾曲していることを特徴とする、燃焼室構成群により解決される。
【0006】
多孔質の気化器媒体の、その燃焼室に面した側における凹状に湾曲した構造は、燃焼特性にポジティブな影響を及ぼす様々な観点を統合したものである。一方では、半径方向外側の領域において、燃焼室底部から周壁への移行部に、燃焼運転中に燃焼を阻害し、堆積物の発生を助長する過度に高い燃料濃度が生じるデッドスペースを形成する、強く型押しされた角隅領域もしくは体積領域が生じることが全くもしくはあまりない。他方では、このような燃焼室構成群は、特にこのように装備された車両加熱装置を、多孔質の気化器媒体の、燃焼室に面した凹状に湾曲した側が鉛直方向下向きに向けられるように車両に取り付けるために適している。凹状に湾曲した構造により、多孔質の気化器媒体の半径方向においてさらに外側に位置する領域が、鉛直方向においてさらに下方に位置することになるか、もしくは多孔質の気化器媒体の最下位に位置する領域を提供することになり、これにより、多孔質の気化器媒体に供給される液体燃料の、重力により支援された均一な分散が、気化器媒体の半径方向外側領域へも達成される。
【0007】
半径方向外側への均一な燃料分散の作用を特に効率的に提供することができるようにするために、多孔質の気化器媒体は、燃焼室に対して凹状に湾曲しているか、または/かつ多孔質の気化器媒体は、実質的に一定の厚さを有していることを提案する。
【0008】
半径方向において中心の領域では、燃料供給導管が燃焼室底部に開口していてよく、この場合、多孔質の気化器媒体は、半径方向において中心の領域に湾曲頂点を有していてよい。この場合、多孔質の気化器媒体の内部における液体燃料の分散を、気化器媒体の湾曲頂点から出発して半径方向外側に向かって実質的に均一に行うことができる。
【0009】
多孔質の気化器媒体と燃焼室底部との間に、均一な燃料分散を損なう中間スペースが生じることを回避するために、燃焼室底部は、その燃焼室に面した側に、燃焼室に対して凹状に湾曲した気化器媒体当接面を有していることを提案する。
【0010】
この場合に特に有利なのは、気化器媒体当接面の湾曲幾何学形状が、多孔質の気化器媒体の、その燃焼室に面した側における湾曲幾何学形状に実質的に相応する場合である。
(【0011】以降は省略されています)

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