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公開番号2024120819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023094524
出願日2023-06-08
発明の名称ボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法
出願人泰鋒染化工業股分有限公司
代理人個人
主分類F23C 99/00 20060101AFI20240829BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】ボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法を提供する。
【解決手段】ボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法は、ボイラ内に液体燃料を供給し、該液体燃料を大気圧下で燃焼させるステップと、該ボイラ内の第1燃焼温度を測定するとともに、該ボイラにおける第1排ガスの初期濃度を監視するステップと、助燃剤を該ボイラにバッチで添加するとともに、該ボイラにおける第1排ガスの、該初期濃度よりも小さい排出濃度を監視するステップと、上述したステップを繰り返して、該ボイラから第2排ガスを生成するまで該ボイラを監視し、該ボイラ内の温度を第2燃焼温度として測定するとともに、第2排ガスの生成を防止するように、該助燃剤の添加量を低下させるステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボイラ内に液体燃料を供給し、該液体燃料を大気圧下で燃焼させて該ボイラの蒸気圧力を3Kg/cm

にするステップS10と、
該ボイラ内の第1燃焼温度を測定するとともに、該ボイラにおける第1排ガスの初期濃度を監視するステップS20と、
助燃剤を該ボイラにバッチで添加するとともに、該ボイラにおける第1排ガスの、該初期濃度よりも小さい排出濃度を監視し、該ボイラの蒸気圧力を3~5Kg/cm

に維持するステップS30と、
ステップS20~ステップS30を繰り返して、該ボイラから第2排ガスを生成するまで該ボイラを監視し、該ボイラ内の温度を第2燃焼温度として測定するとともに、第2排ガスの生成を防止するように、該助燃剤の添加速度を臨界速度まで低下させるステップS40と、を含むボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
該助燃剤は水蒸気である請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項3】
該液体燃料を100~120リットル/時間の速度で供給し、該臨界速度は、20キログラム/時間以上40キログラム/時間未満の速度で該助燃剤を供給する請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項4】
ステップS30において該助燃剤を該ボイラにバッチで添加するステップは、25℃を1つの段階として該助燃剤をバッチに分けて添加するとともに、該第1燃焼温度及び対応する第1排ガスの濃度を同期測定することをさらに含む請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項5】
ステップS40において、該助燃剤の添加を停止した後、ステップS20~ステップS30を繰り返して、該ボイラ内の温度を第1燃焼温度と第2燃焼温度との間に維持する請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項6】
該第1燃焼温度は530℃~634℃の範囲である請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項7】
該第2燃焼温度は530℃未満である請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項8】
該液体燃料は低硫黄燃料油である請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項9】
該低硫黄燃料油はパーム油を含む燃料油である請求項8に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。
【請求項10】
該第1排ガスは窒素酸化物(NO

)であり、該第2排ガスは一酸化炭素(CO)である請求項1に記載のボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラ燃焼の分野に関し、特にボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ボイラは、主に燃料を燃焼させる過程により、燃料における化学エネルギーを熱エネルギーに安定して連続して変換し、この熱エネルギーを利用して水や熱媒体を加熱し、乾燥や加熱の熱源、又は動力源とする。
【0003】
しかし、ボイラの使用は、工場運営の便宜をはかるが、環境問題の発生も伴う。例えば、燃料の燃焼時にボイラから排出される硫黄酸化物(SO

)、窒素酸化物(NO

)、一酸化炭素(CO)及び二酸化炭素(CO

)などの排ガスは、環境を深刻に汚染し、温室効果を高めて地球温暖化に繋がり、燃焼後に生成される微小粒子状物質(PM2.5)は、空気の質を低下させ、同時に人体の健康を害する。最も早い方法は、排ガスの出口に布袋を被せ、できるだけ燃焼後に排出される微小粒子及び排ガスを吸着する。しかし、環境保護の要求の下で、窒素酸化物の排出要求はますます厳しくなり、布袋を用いて排ガスを吸着するこの方法は、現在の環境保護法規制に適合することができなくなる。
【0004】
したがって、環境保護法規制に適合して、排ガスをより低く排出する燃焼方法の開発が重要な課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、これに鑑みて、ボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法を提供し、本発明者らは、ボイラ内に助燃剤を徐々に導入することにより(例えば、ボイラ内温度を25℃低下させることを1つの段階とする)、ボイラの燃焼により生成される排ガスを段階的に低減させることができ、即ち、NO

濃度を低減させることができ、ボイラへの助燃剤の添加量を制御することにより、同時に一酸化炭素(CO)の生成を防止することができることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の問題点を解消するために、
ボイラ内に液体燃料を供給し、該液体燃料を大気圧下で燃焼させて該ボイラの蒸気圧力を3Kg/cm

にするステップS10と、
該ボイラ内の第1燃焼温度を測定するとともに、該ボイラにおける第1排ガスの初期濃度を監視するステップS20と、
助燃剤を該ボイラにバッチで添加するとともに、該ボイラにおける第1排ガスの、該初期濃度よりも小さい排出濃度を監視し、該ボイラの蒸気圧力を3~5Kg/cm

に維持するステップS30と、
ステップS20~ステップS30を繰り返して、該ボイラから第2排ガスを生成するまで該ボイラを監視し、該ボイラ内の温度を第2燃焼温度として測定するとともに、第2排ガスの生成を防止するように、該助燃剤の添加速度を臨界速度まで低下させるステップS40と、を含むボイラにおける排ガス排出を制御及び監視する燃焼方法を提供する。
【0007】
本発明の一実施例において、該助燃剤は水蒸気である。
【0008】
本発明の一実施例において、該液体燃料を100~120リットル/時間の速度で供給し、該臨界速度は、20キログラム/時間以上40キログラム/時間未満の速度で該助燃剤を供給する。
【0009】
本発明の一実施例において、ステップS30において該助燃剤を該ボイラにバッチで添加するステップは、25℃を1つの段階として該助燃剤をバッチに分けて添加するとともに、該第1燃焼温度及び対応する第1排ガスの濃度を同期測定することをさらに含む。
【0010】
本発明の一実施例において、ステップS40において、該助燃剤の添加を停止した後、ステップS20~ステップS30を繰り返して、該ボイラ内の温度を第1燃焼温度と第2燃焼温度との間に維持する。
(【0011】以降は省略されています)

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