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公開番号2024074043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185093
出願日2022-11-18
発明の名称コンロ用バーナ
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人青莪
主分類F23D 14/06 20060101AFI20240523BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】上下2段の炎口5U,5Lを有するコンロ用バーナであって、バーナボディ2と、バーナボディ2との間に下段炎口5Lを画成する下バーナキャップ3と、下バーナキャップ3との間に上段炎口5Uを画成する上バーナキャップ4と、上下のバーナキャップ3,4を連結する連結手段8とを備え、連結手段8は、線材811をリング状に湾曲させて形成される、線材の一端と他端との間の割れ部812を有する止め輪81と、上下のバーナキャップの一方に設けられた、止め輪を係止する係止爪部82と、上下のバーナキャップの他方に設けられた、止め輪に係合可能な引掛け爪部83とで構成されるものにおいて、多数の止め輪を纏めて保管する際に止め輪同士が絡まることを防止できるようにする。
【解決手段】止め輪81の割れ部812を、線材811の一端側と他端側の端部811a,811b同士が線材の直径未満の距離で近接対向するように構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上下2段の炎口を有するコンロ用バーナであって、外側筒体と中間筒体と内側筒体との内外3重の筒体を有するバーナボディと、内周部にバーナボディの中間筒体に嵌合する筒部が垂設され、バーナボディの外側筒体との間に下段炎口を画成する環状の下バーナキャップと、バーナボディの内側筒体に嵌合する筒部が垂設され、下バーナキャップとの間に上段炎口を画成する上バーナキャップと、下バーナキャップと上バーナキャップとを分離しないように連結する連結手段とを備え、
連結手段は、線材をリング状に湾曲させて形成される、線材の一端と他端との間の割れ部を有する止め輪と、上バーナキャップと下バーナキャップとの一方の周方向複数箇所に設けられた、止め輪を係止する複数の係止爪部と、上バーナキャップと下バーナキャップとの他方の周方向複数箇所に設けられた、径方向一方の側縁に止め輪を受け入れる凹欠部が形成された複数の引掛け爪部とで構成されるものにおいて、
止め輪の割れ部は、線材の一端側の所定長さの端部と他端側の所定長さの端部とが当該各端部の長手方向に直交する方向に線材の直径未満の距離で近接対向するように構成されることを特徴とするコンロ用バーナ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
上下2段の炎口を有するコンロ用バーナであって、外側筒体と中間筒体と内側筒体との内外3重の筒体を有するバーナボディと、内周部にバーナボディの中間筒体に嵌合する筒部が垂設され、バーナボディの外側筒体との間に下段炎口を画成する環状の下バーナキャップと、バーナボディの内側筒体に嵌合する筒部が垂設され、下バーナキャップとの間に上段炎口を画成する上バーナキャップと、下バーナキャップと上バーナキャップとを分離しないように連結する連結手段とを備え、
連結手段は、線材をリング状に湾曲させて形成される、線材の一端と他端との間の割れ部を有する止め輪と、上バーナキャップと下バーナキャップとの一方の周方向複数箇所に設けられた、止め輪を係止する複数の係止爪部と、上バーナキャップと下バーナキャップとの他方の周方向複数箇所に設けられた、径方向一方の側縁に止め輪を受け入れる凹欠部が形成された複数の引掛け爪部とで構成されるものにおいて、
止め輪の割れ部は、線材の一端側の端面と他端側の端面とが線材の直径未満の距離で近接対向するように構成されることを特徴とするコンロ用バーナ。
【請求項3】
請求項1又は2記載のコンロ用バーナであって、前記止め輪は、前記割れ部が前記複数の係止爪部のうち前記引掛け爪部が存在しない周方向部分の両側の2つの所定係止爪部の間に位置するように設置されるものにおいて、止め輪は、割れ部の周方向両側に、止め輪が周方向に回動したときに所定係止爪部に干渉して止め輪のそれ以上の回動を阻止する屈曲部を有することを特徴とするコンロ用バーナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上下2段の炎口を有するコンロ用バーナに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
元来、この種のコンロ用バーナは、外側筒体と中間筒体と内側筒体との内外3重の筒体を有するバーナボディと、内周部にバーナボディの中間筒体に嵌合する筒部が垂設され、バーナボディの外側筒体との間に下段炎口を画成する環状の下バーナキャップと、バーナボディの内側筒体に嵌合する筒部が垂設され、下バーナキャップとの間に上段炎口を画成する上バーナキャップとを備えている。このような上下2個のバーナキャップを備えるコンロ用バーナでは、ユーザがバーナ掃除後に上下一方のバーナキャップを設置し忘れる虞がある。そこで、従来、下バーナキャップと上バーナキャップとを分離しないように連結する連結手段を設けたコンロ用バーナが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、上記従来例のものにおいて、連結手段は、線材をリング状に湾曲させて形成される、線材の一端と他端との間の割れ部を有する止め輪と、上バーナキャップと下バーナキャップとの一方の周方向複数箇所に設けられた、止め輪を係止する複数の係止爪部と、上バーナキャップと下バーナキャップとの他方の周方向複数箇所に設けられた、径方向一方の側縁に止め輪を受け入れる凹欠部が形成された複数の引掛け爪部とで構成されている。そして、止め輪の割れ部は、線材の一端側の端面と他端側の端面とが比較的広い隙間を存して対向するように構成されている。
【0004】
然し、このものでは、製造段階で多数の止め輪を纏めて保管したり運搬する際に、止め輪の割れ部を他の止め輪を構成する線材が通過して止め輪同士が絡まりやすくなる。そして、止め輪の組付けに際し、止め輪の絡まりを解く作業が必要になり、生産性の悪化を招く不具合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-67201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、止め輪同士が絡まることを防止して、生産性の悪化を抑制できるようにしたコンロ用バーナを提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は、上下2段の炎口を有するコンロ用バーナであって、外側筒体と中間筒体と内側筒体との内外3重の筒体を有するバーナボディと、内周部にバーナボディの中間筒体に嵌合する筒部が垂設され、バーナボディの外側筒体との間に下段炎口を画成する環状の下バーナキャップと、バーナボディの内側筒体に嵌合する筒部が垂設され、下バーナキャップとの間に上段炎口を画成する上バーナキャップと、下バーナキャップと上バーナキャップとを分離しないように連結する連結手段とを備え、連結手段は、線材をリング状に湾曲させて形成される、線材の一端と他端との間の割れ部を有する止め輪と、上バーナキャップと下バーナキャップとの一方の周方向複数箇所に設けられた、止め輪を係止する複数の係止爪部と、上バーナキャップと下バーナキャップとの他方の周方向複数箇所に設けられた、径方向一方の側縁に止め輪を受け入れる凹欠部が形成された複数の引掛け爪部とで構成されるものを前提としている。そして、上記課題を解決するために、本願の第1発明は、止め輪の割れ部を、線材の一端側の所定長さの端部と他端側の所定長さの端部とが当該各端部の長手方向に直交する方向に線材の直径未満の距離で近接対向するように構成することを特徴とし、また、本願の第2発明は、止め輪の割れ部を、線材の一端側の端面と他端側の端面とが線材の直径未満の距離で近接対向するように構成することを特徴としている。
【0008】
第1発明と第2発明の何れにおいても、止め輪の割れ部を他の止め輪を構成する線材が通過することはなく、止め輪同士が絡まることを防止できる。従って、止め輪の組付けに際し、止め輪の絡まりを解く作業が不要になり、生産性の悪化を抑制できる。
【0009】
また、一般的に、止め輪は、割れ部が複数の係止爪部のうち引掛け爪部が存在しない周方向部分の両側の2つの所定係止爪部の間に位置するように設置される。ここで、止め輪が回動して、割れ部が両所定係止爪部間以外の周方向部分に変位すると、上バーナキャップを下バーナキャップから引き離そうとしたときに、割れ部の近傍に位置する引掛け爪部を介して止め輪に作用する力で割れ部が開かれ、引掛け爪部が割れ部から抜け出て止め輪から離脱することがある。
【0010】
そのため、第1発明と第2発明の何れにおいても、止め輪は、割れ部の周方向両側に、止め輪が周方向に回動したときに所定係止爪部に干渉して止め輪のそれ以上の回動を阻止する屈曲部を有することが望ましい。これによれば、割れ部が両所定係止爪部間以外の周方向部分に変位することがなく、引掛け爪部が止め輪から離脱することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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