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公開番号2024029320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022131512
出願日2022-08-22
発明の名称燃焼装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人青莪
主分類F23Q 3/00 20060101AFI20240228BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】バーナボディ11の開放面111を覆う燃焼板12を有するバーナ1と、燃焼筐2とを備える燃焼装置であって、燃焼筐の所定の側板に、燃焼板に臨む点火電極51が設置され、更に、バーナボディの燃焼板に対向する対向壁113に、内部が混合気の流入室1131aとなる膨出部1131が設けられ、流入室に、点火電極を設置した側板からこれに対向する側板に向かう方向への方向成分を持って混合気が流入するようにしたものにおいて、点火電極の先端部に対向する燃焼板の部分にも十分に混合気を分配して、点火性能を向上できるようにする。
【解決手段】対向壁113に、膨出部1131から流入室1131aへの混合気の流入方向先方に離れ、且つ、点火電極51の先端部に燃焼板12を介して対向しない部分に位置させて、燃焼板12との間の距離が短くなるように燃焼板12側にオフセットしたオフセット部1132を設ける。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内部に混合気が供給される、一面が開放面とされたバーナボディと、バーナボディの開放面を覆う燃焼板とから成るバーナと、燃焼板から噴出する混合気の燃焼空間を囲う燃焼筐とを備える燃焼装置であって、燃焼筐の所定の側板に、燃焼板に臨ませて点火電極が設置され、更に、バーナボディの燃焼板に間隔を存して対向する対向壁の一部に、燃焼板から離れる方向に膨出し、内部が混合気の流入室となる膨出部が設けられ、燃焼筐の前記所定の側板から当該側板に対向する燃焼筐の側板に向かう方向を所定方向として、流入室に、所定方向への方向成分を持って混合気が流入するようにしたものにおいて、
バーナボディの対向壁に、膨出部から流入室への混合気の流入方向先方に離れ、且つ、点火電極の先端部に燃焼板を介して対向しない部分に位置させてオフセット部が設けられ、オフセット部は、燃焼板との間の距離が対向壁の膨出部及びオフセット部以外の一般部よりも短くなるように燃焼板側にオフセットしていることを特徴とする燃焼装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記対向壁に、前記膨出部と前記オフセット部との間に位置させて、前記燃焼板との間の距離がオフセット部に向けて次第に減少する傾斜部が設けられることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に混合気が供給される、一面が開放面とされたバーナボディと、バーナボディの開放面を覆う燃焼板とから成るバーナと、燃焼板から噴出する混合気の燃焼空間を囲う燃焼筐とを備える燃焼装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の燃焼装置として、燃焼筐の所定の側板に、燃焼板に臨ませて点火電極が設置され、更に、バーナボディの燃焼板に間隔を存して対向する対向壁の一部に、燃焼板から離れる方向に膨出し、内部が混合気の流入室となる膨出部が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、燃焼筐の前記所定の側板から当該側板に対向する燃焼筐の側板に向かう方向を所定方向として、流入室に、所定方向への方向成分を持って混合気が流入するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-78526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来例のものでは、バーナボディの対向壁と燃焼板との間の空間に流入室から混合気の流入方向先方に向けて混合気が流れやすくなる。そして、混合気の流入方向が、燃焼筐の点火電極を設置した側板からこれに対向する側板に向かう方向成分を持つため、火花放電の発生箇所である点火電極の先端部に対向する燃焼板の部分に混合気が十分に分配されなくなる。その結果、点火性能が悪くなることがある。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、点火性能を向上できるようにした燃焼装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、内部に混合気が供給される、一面が開放面とされたバーナボディと、バーナボディの開放面を覆う燃焼板とから成るバーナと、燃焼板から噴出する混合気の燃焼空間を囲う燃焼筐とを備える燃焼装置であって、燃焼筐の所定の側板に、燃焼板に臨ませて点火電極が設置され、更に、バーナボディの燃焼板に間隔を存して対向する対向壁の一部に、燃焼板から離れる方向に膨出し、内部が混合気の流入室となる膨出部が設けられ、燃焼筐の前記所定の側板から当該側板に対向する燃焼筐の側板に向かう方向を所定方向として、流入室に、所定方向への方向成分を持って混合気が流入するようにしたものにおいて、バーナボディの対向壁に、膨出部から流入室への混合気の流入方向先方に離れ、且つ、点火電極の先端部に燃焼板を介して対向しない部分に位置させてオフセット部が設けられ、オフセット部は、燃焼板との間の距離が対向壁の膨出部及びオフセット部以外の一般部よりも短くなるように燃焼板側にオフセットしていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、バーナボディの対向壁と燃焼板との間の空間の通気抵抗が、膨出部から流入室への混合気の流入方向先方に離れたオフセット部で大きくなる。そのため、流入室から流入方向先方に向かう混合気の流れが適度に抑制され、火花放電の発生箇所である点火電極の先端部に対向する燃焼板の部分にも混合気が十分に分配されて、点火性能が向上する。
【0008】
また、本発明においては、バーナボディの対向壁に、膨出部とオフセット部との間に位置させて、燃焼板との間の距離がオフセット部に向けて次第に減少する傾斜部を設けることが望ましい。ここで、オフセット部の膨出部寄りの端部に段差が付いていると、バーナボディへの混合気の供給量を多くした状態では、段差における圧力損失により、オフセット部と燃焼板との間の空間に十分に混合気が分配されなくなる可能性がある。上記の如く傾斜部を設ければ、圧力損失が減少し、バーナボディへの混合気の供給量を多くした状態でも、オフセット部と燃焼板との間の空間に混合気を十分に分配することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態の燃焼装置の斜視図。
図1とは反対側から見た燃焼装置の斜視図。
実施形態の燃焼装置の平面図。
図3のIV-IV線で切断した断面図。
図3のV-V線で切断した断面図。
実施形態の燃焼装置の構成要素であるバーナの燃焼板の分解状態の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1乃至図5に示す本発明の実施形態の燃焼装置は、内部に混合気(燃料ガスと一次空気との混合ガス)が供給される、一面たる下面が開放面111とされたバーナボディ11と、バーナボディ11の開放面111を覆う燃焼板12とから成る全一次燃焼式のバーナ1と、燃焼板12から噴出する混合気の燃焼空間を囲う燃焼筐2とを備えている。燃焼筐2の上端には、バーナボディ11の開放面111を囲うボディフランジ部112にビス21で締結される筐フランジ部22が設けられている。また、燃焼筐2の内部には、給湯用の熱交換器3が収納されている。
(【0011】以降は省略されています)

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