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公開番号2024046838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152162
出願日2022-09-26
発明の名称ボイラの制御装置
出願人三浦工業株式会社
代理人個人
主分類F23N 5/00 20060101AFI20240329BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】パージ後に安定して着火できるボイラの制御装置を提供することである。
【解決手段】燃焼室へ空気を送る送風機と燃焼室からの排ガスの排出量を制御する排出ダンパとを備えるボイラを制御するためのボイラの制御装置であって、ボイラにおいて燃焼を開始させる際に送風機と排出ダンパとを制御してパージを行った後、送風機により送られる空気の量にかかわらない所定のタイミングにおいて、排出ダンパの開度を燃焼開始時に対応する所定の開度とする制御を開始する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼室へ空気を送る送風機と前記燃焼室からの排ガスの排出量を制御する排出ダンパとを備えるボイラを制御するためのボイラの制御装置であって、
前記ボイラにおいて燃焼を開始させる際に前記送風機と前記排出ダンパとを制御してパージを行った後、前記送風機により送られる空気の量にかかわらない所定のタイミングにおいて、前記排出ダンパの開度を燃焼開始時に対応する所定の開度とする制御を開始する、ボイラの制御装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記ボイラは、燃焼を開始させる際に、着火移行タイミングにおいて前記燃焼室における着火を開始し、
前記所定のタイミングは、前記着火移行タイミングと同じタイミングである、請求項1に記載のボイラの制御装置。
【請求項3】
前記ボイラは、燃焼を開始させる際に、前記送風機により送られる空気の流量が前記燃焼開始時に対応する流量となった後に着火を開始し、
前記所定のタイミングは、前記送風機により送られる空気の流量が前記燃焼開始時に対応する流量となるまでのタイミングに定められている、請求項1に記載のボイラの制御装置。
【請求項4】
前記ボイラの制御装置は、複数のボイラを制御可能であり、
前記排出ダンパは、前記複数のボイラ各々からの排ガスを合流させて導出する集合排気通路に設けられており、
前記燃焼開始時に対応する所定の開度は、当該燃焼開始時における前記複数のボイラ各々の総燃焼量に応じて設定される、請求項1~請求項3のいずれかに記載のボイラの制御装置。
【請求項5】
前記燃焼開始時に対応する所定の開度は、前記パージを行うときの開度よりも小さい、請求項1~請求項3のいずれかに記載のボイラの制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料を燃焼させて蒸気や温水等を生成するボイラを制御するためのボイラの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、複数のボイラ各々からの燃焼排ガスを集合排気筒に合流させて排気する多缶設置ボイラの通風ラインにおいて、合流した燃焼排ガスの流量を調整する流量調整装置を設け、当該流量調整装置を制御することにより集合排気筒内の圧力を一定に保ち燃焼排ガスの逆流を防止するボイラ制御装置があった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2962541号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のボイラ制御装置では、ボイラ着火時においても、流量調整装置が集合排気筒内の圧力に応じて制御される。このため、例えば、ボイラ着火前におけるパージの際には、圧力上昇を受けて流量調整装置が開側に制御され、その後の着火時においては、圧力低下に応じて流量調整装置が閉側に制御されるものの流量調整装置の動作が間に合わず過度な負圧の状態で着火移行してしまい着火できない虞がある。一方、負圧の状態が解消されるまで着火移行させないようにした場合には、無駄な時間を要することとなり効率を低下させてしまう虞がある。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、パージ後において安定的かつ効率的に着火できるボイラの制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うボイラの制御装置は、燃焼室へ空気を送る送風機と前記燃焼室からの排ガスの排出量を制御する排出ダンパとを備えるボイラを制御するためのボイラの制御装置であって、前記ボイラにおいて燃焼を開始させる際に前記送風機と前記排出ダンパとを制御してパージを行った後、前記送風機により送られる空気の量にかかわらない所定のタイミングにおいて、前記排出ダンパの開度を燃焼開始時に対応する所定の開度とする制御を開始する。
【0007】
上記の構成によれば、所定のタイミングで排出ダンパの開度を燃焼開始時に対応する所定の開度とする制御が開始されるため、パージ後に安定的かつ効率的に着火を行うことができる。
【0008】
好ましくは、前記ボイラは、燃焼を開始させる際に、着火移行タイミングにおいて前記燃焼室における着火を開始し、前記所定のタイミングは、前記着火移行タイミングと同じタイミングである。
【0009】
上記の構成によれば、着火移行のタイミングで排出ダンパの開度を燃焼開始時に対応する所定の開度とする制御が開始されるため、パージ後に安定的かつ効率的に着火を行うことができる。
【0010】
好ましくは、前記ボイラは、燃焼を開始させる際に、前記送風機により送られる空気の流量が前記燃焼開始時に対応する流量となった後に着火を開始し、前記所定のタイミングは、前記送風機により送られる空気の流量が前記燃焼開始時に対応する流量となるまでのタイミングに定められている。
(【0011】以降は省略されています)

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