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公開番号2024012941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-31
出願番号2022114787
出願日2022-07-19
発明の名称燃焼装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人青莪
主分類F23D 14/14 20060101AFI20240124BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】枠フランジ部に従来取付けていた断熱材用の固定板を省略した燃焼装置でも、燃焼筐に対し燃焼板を位置決めできるようにする。
【解決手段】バーナ1と燃焼筐2とを備える燃焼装置であって、バーナボディ11の開放面111を覆う燃焼板の構成要素である額縁状のバーナ枠121が、開口周縁部1211からバーナボディ11側に屈曲する側板部1212と、側板部から外方に張出して、バーナボディのフランジ部112とこれに締結される燃焼筐2のフランジ部22との間に挟まれる枠フランジ部1213とを有するものにおいて、バーナ枠121の側板部1212に、燃焼筐2の内面に当接又は近接対向して、燃焼筐2に対しバーナ枠121を位置決めする突出部1214を設ける。突出部1214は、好ましくは、側板部1212の開口周縁部1211側の端から枠フランジ部1213側に離れた部分に設けられる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
内部に混合気が供給されるバーナボディと、バーナボディの開放面を覆う燃焼板とから成るバーナと、バーナボディの開放面を囲うボディフランジ部に締結される一端の筐フランジ部を有する燃焼筐とを備える燃焼装置であって、
燃焼板は、額縁状のバーナ枠と、バーナ枠で囲われる開口部をバーナボディ側から覆う、混合気が透過する混合気透過体とを有し、バーナ枠は、開口部の周囲の開口周縁部と、開口周縁部からバーナボディ側に屈曲する側板部と、側板部のバーナボディ側の端から外方に張出して、ボディフランジ部と筐フランジ部との間に挟まれる枠フランジ部とを有するものにおいて、
バーナ枠の側板部に、燃焼筐の内面に当接又は近接対向して、燃焼筐に対しバーナ枠を位置決めする突出部が設けられることを特徴とする燃焼装置。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記突出部は、前記側板部の前記開口周縁部側の端から枠フランジ部側に離れた部分に設けられることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項3】
前記突出部は、前記側板部の周方向に離隔した複数部分にのみ設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に混合気が供給されるバーナボディと、バーナボディの開放面を覆う燃焼板とから成るバーナと、バーナボディの開放面を囲うボディフランジ部に締結される一端の筐フランジ部を有する燃焼筐とを備える燃焼装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の燃焼装置において、燃焼板として、額縁状のバーナ枠と、バーナ枠で囲われる開口部をバーナボディ側から覆う、混合気が透過する混合気透過体とを有するものを用い、混合気透過体を透過して開口部から噴出する混合気が燃焼筐内で燃焼するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このもので、バーナ枠は、開口部の周囲の開口周縁部と、開口周縁部からバーナボディ側に屈曲する側板部と、側板部のバーナボディ側の端から外方に張出して、ボディフランジ部と筐フランジ部との間に挟まれる枠フランジ部とを有している。
【0003】
ここで、従来例のものでは、バーナ枠の側板部が燃焼筐の内面からかなり離れている。そのため、バーナ枠の枠フランジ部の燃焼筐内に面する部分の幅が広くなる。そこで、枠フランジ部の燃焼筐内に面する部分を覆う断熱材を設けて、この部分への火炎からの輻射熱の入熱によるバーナ枠の過熱を抑制できるようにしている。断熱材は、枠フランジ部に取付けた固定板により保持されている。また、固定板に、燃焼筐の内面に当接又は近接対向する位置決め用の突起を設けて、燃焼筐に対し燃焼板を位置決めしている。尚、燃焼筐に対し燃焼板を位置決めするのは、火炎が燃焼筐の内面に近付き過ぎないようにして、燃焼筐の過熱を防止するためである。
【0004】
ところで、最近は、バーナ枠の側板部と燃焼筐の内面との間の距離が比較的短くなるようにした燃焼板も開発されている。このような燃焼板を用いる燃焼装置では、バーナ枠の枠フランジ部の燃焼筐内に面する部分の幅が狭くなり、この部分を断熱材で覆わなくても、バーナ枠の過熱を抑制できる。この場合には、枠フランジ部に断熱材用の固定板を取付ける必要がない。然し、固定板を省略すると、従来例の如く固定板に設けた位置決め用の突起で燃焼板を燃焼筐に対し位置決めすることができなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-116160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、枠フランジ部に取付けていた断熱材用の固定板を省略した燃焼装置でも、燃焼筐に対し燃焼板を位置決めできるようにすることをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、内部に混合気が供給されるバーナボディと、バーナボディの開放面を覆う燃焼板とから成るバーナと、バーナボディの開放面を囲うボディフランジ部に締結される一端の筐フランジ部を有する燃焼筐とを備える燃焼装置であって、燃焼板は、額縁状のバーナ枠と、バーナ枠で囲われる開口部をバーナボディ側から覆う、混合気が透過する混合気透過体とを有し、バーナ枠は、開口部の周囲の開口周縁部と、開口周縁部からバーナボディ側に屈曲する側板部と、側板部のバーナボディ側の端から外方に張出して、ボディフランジ部と筐フランジ部との間に挟まれる枠フランジ部とを有するものにおいて、バーナ枠の側板部に、燃焼筐の内面に当接又は近接対向して、燃焼筐に対しバーナ枠を位置決めする突出部が設けられることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、バーナ枠の側板部に設けられる突出部により燃焼筐に対しバーナ枠、即ち、燃焼板を位置決めできる。従って、枠フランジ部に取付けていた断熱材用の固定板を省略した燃焼装置においても、燃焼筐に対し燃焼板を位置決めして、燃焼筐の過熱を防止することができる。
【0009】
また、本発明において、突出部は、側板部の開口周縁部側の端から枠フランジ部側に離れた部分に設けられることが望ましい。これによれば、混合気透過体を透過して開口部から噴出する混合気の燃焼で形成される火炎から突出部がバーナボディ側に離れ、突出部への火炎からの輻射熱の入熱が抑制される。そのため、突出部を介しての燃焼筐への伝熱による燃焼筐の温度上昇を抑制できる。
【0010】
また、本発明において、突出部は、側板部の周方向に離隔した複数部分にのみ設けられることが望ましい。これによれば、突出部を側板部の全周に亘って設けるものと異なり、突出部から燃焼筐への伝熱面積を減少させて、突出部を介しての燃焼筐への伝熱による燃焼筐の温度上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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