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公開番号2024072464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183291
出願日2022-11-16
発明の名称排気口部材
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類F23L 17/14 20060101AFI20240521BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】排気口部材の排気口から外部へのドレンの飛散を抑制する。
【解決手段】屋外に設置される燃焼装置1に設けられる排気口部材7であって、燃焼排ガスが流入する流入口95と、外装ケース10の外方に位置し、燃焼排ガスを外部に排出する排気口90と、流入口95から排気口90に向かって燃焼排ガスが流れる排気通路Pと、排気通路Pの下流端に位置する下流端排気通路Pzを流れる燃焼排ガスが衝突して、燃焼排ガスの流れ方向を偏向する偏向部8とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
屋外に設置される燃焼装置に設けられる排気口部材であって、
前記燃焼装置で生成される燃焼排ガスが流入する流入口と、前記燃焼装置の外装ケースの外方に位置し、前記燃焼排ガスを外部に排出する排気口と、前記流入口から前記排気口に向かって前記燃焼排ガスが流れる排気通路と、前記排気通路の下流端に位置する下流端排気通路を流れる前記燃焼排ガスの流れ方向を偏向する偏向部と、を有し、
前記偏向部は、前記燃焼排ガスが前記偏向部に衝突して、前記排気口の開口周縁に向かって流れるように、前記燃焼排ガスの前記流れ方向を偏向する排気口部材。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気口部材において、
前記排気通路は、前後方向に延び、前端に前記排気口を有しており、
前記偏向部は、前記下流端排気通路を画成する下壁部の前端から前記排気口の開口下縁部まで延びており、
前記偏向部は、前記下流端排気通路を前記下壁部に沿って流れる前記燃焼排ガスが前記偏向部に衝突して、前記排気口の開口上縁部に向かって流れるように、前記燃焼排ガスの前記流れ方向を偏向する排気口部材。
【請求項3】
請求項1に記載の排気口部材において、
前記下流端排気通路は、中央排気通路と、前記中央排気通路を画成する隔壁を介して隣接する隣接排気通路と、を有し、
前記中央排気通路は、前記中央排気通路の下流端開口部が前記排気口と先端隙間を介して対向するように設けられ、
前記偏向部は、前記隣接排気通路を流れる前記燃焼排ガスが前記偏向部に衝突し、前記下流端開口部と前記排気口との間の前記先端隙間を通って、前記排気口の前記開口周縁に向かって流れるように、前記燃焼排ガスの前記流れ方向を偏向する排気口部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外に設置される燃焼装置の外装ケース内から燃焼排ガスを外部に排出する排気口部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ガス燃焼装置では、バーナの燃焼により燃焼排ガスが生成され、この燃焼排ガスによって熱交換器が加熱される。そして、熱交換された後の燃焼排ガスは、外装ケース内から排気口部材を通って外部に排出される。通常、屋外にある排気口部材から外部に排気される燃焼排ガスの温度は排気口部材の温度よりも高い。そのため、排気口部材内を流れる燃焼排ガスが排気口部材の内壁面(排気口部材内の排気通路を形成する面)に接触すると、燃焼排ガスが露点以下に冷却されて酸性のドレンが発生し、排気口部材の先端部である排気口から外部にドレンが飛散する。
【0003】
上記のような排気口部材内でのドレンの発生を防止するため、排気口部材を外筒と内筒とからなる二重構造の排気筒から形成し、外筒と内筒との間に断熱層である空気層を設けることが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかしながら、外気と触れる排気口の開口周縁では、空気層による断熱効果が小さい。そのため、燃焼運転初期において燃焼排ガスが排気口の開口周縁に接触するとドレンが発生し、排気口から外部にドレンが飛散しやすいという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-248012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、燃焼運転初期における排気口からのドレンの飛散を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術の第1の態様によれば、
屋外に設置される燃焼装置に設けられる排気口部材であって、
前記燃焼装置で生成される燃焼排ガスが流入する流入口と、前記燃焼装置の外装ケースの外方に位置し、前記燃焼排ガスを外部に排出する排気口と、前記流入口から前記排気口に向かって前記燃焼排ガスが流れる排気通路と、前記排気通路の下流端に位置する下流端排気通路を流れる前記燃焼排ガスの流れ方向を偏向する偏向部と、を有し、
前記偏向部は、前記燃焼排ガスが前記偏向部に衝突して、前記排気口の開口周縁に向かって流れるように、前記燃焼排ガスの前記流れ方向を偏向する排気口部材が提供される。
【0008】
上記第1の態様によれば、下流端排気通路を流れる燃焼排ガスが偏向部に衝突して流れ方向が偏向され、排気口の開口周縁に向かって流れるから、外気によって最も冷却される排気口の開口周縁を積極的に加熱することができる。このため、排気口の開口周縁が冷却されているときでも、排気口の開口周縁の温度を短時間で上昇させることができる。これにより、燃焼運転初期における排気口の開口周縁でのドレンの発生を低減することができ、排気口からのドレンの飛散を抑制することができる。
【0009】
本技術の第2の態様によれば、上記第1の態様の排気口部材において、
前記排気通路は、前後方向に延び、前端に前記排気口を有しており、
前記偏向部は、前記下流端排気通路を画成する下壁部の前端から前記排気口の開口下縁部まで延びており、
前記偏向部は、前記下流端排気通路を前記下壁部に沿って流れる前記燃焼排ガスが前記偏向部に衝突して、前記排気口の開口上縁部に向かって流れるように、前記燃焼排ガスの前記流れ方向を偏向する。
【0010】
上記第2の態様の排気口部材によれば、下流端排気通路を下壁部に沿って流れる燃焼排ガスが偏向部に衝突して流れ方向が偏向され、排気口の開口上縁部に向かって流れるから、ドレンが成長しやすい排気口の開口上縁部を積極的に加熱することができる。このため、排気口の開口上縁部の温度を短時間で上昇させることができる。これにより、燃焼運転初期における排気口の開口上縁部でのドレンの発生を低減することができ、排気口からのドレンの飛散を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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