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公開番号2023178672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-18
出願番号2022091482
出願日2022-06-06
発明の名称燃焼機
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F23N 5/14 20060101AFI20231211BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】持ち運び容易な蓄電式の電源装置を使用できる燃焼機を提供する。
【解決手段】運転スイッチ16により燃焼の開始指令があった時、気化ヒータ8により気化器9の加熱を開始すると共にタイマー手段25の計時を開始し、気化器9の加熱を開始してから気化器9の温度が予め定めた判定温度になった時のタイマー手段25の計時時間が、予め定めた上限時間と下限時間との範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うので、電源が適正かを判断する特別の構成を必要とせずに電源が適正かを判定でき、又、電源が適正と判断した時に着火動作を行うので、燃油供給手段である電磁ポンプ11や、燃焼ファン13、放電電極22を不適正な電源により動作して破損や誤動作が発生するのを防止できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前記気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器に燃焼用空気を供給する燃焼用送風機と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始すると共に前記計時手段の計時を開始し、前記気化器の加熱を開始してから前記気化器の温度が予め定めた判定温度になった時の前記計時手段の計時時間が、予め定めた上限時間と下限時間との範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うことを特徴とする燃焼機。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前記気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器に燃焼用空気を供給する燃焼用送風機と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始すると共に前記計時手段の計時を開始し、前記計時手段の計時時間が予め定めた判定時間になった時の前記気化器の温度が、予め定めた上限温度と下限温度の範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うことを特徴とする燃焼機。
【請求項3】
前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始し、前記気化器の温度が計時開始温度で前記計時手段の計時を開始し、前記気化器の温度が計時終了温度で前記計時手段の計時を終了し、前記計時手段の計時時間が予め定めた前記上限時間と前記下限時間との範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うことを特徴とする請求項1記載の燃焼機。
【請求項4】
前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始し、前記気化器の温度が計時開始温度で前記計時手段の計時を開始し、前記計時手段の計時時間が予め定めた前記判定時間になった時の前記気化器の温度が、予め定めた前記上限温度と前記下限温度の範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うことを特徴とする請求項2記載の燃焼機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は燃油を燃焼する燃焼機に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものでは、室内で商用電源に接続され、運転スイッチの運転開始指令により、気化温度センサの検知温度を監視して気化器を燃油が気化可能な温度まで気化ヒータに通電することで加熱し、気化器の温度を燃焼に適する温度まで上昇させると、電磁ポンプ及び燃焼ファンを駆動開始し、点火装置により混合ガスに点火して燃焼を開始させ、フレームロッドによる燃焼センサにより炎を検知し、気化ヒータへの通電を停止すると共に、器具本体背面の対流ファンの近傍に設けられた室温センサの検知室温と室温設定手段で設定された設定室温との偏差に応じて、電磁ポンプ及び燃焼ファンを制御して燃焼火力を可変して室温設定手段で設定された室温になるように制御を行うものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-469664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この従来のものでは、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を電源として運転しようとすると、出力電圧が100Vから120Vのものや、220Vから240Vのものと様々であり、国内の商用電圧の100Vを使用することを前提とした燃焼機に誤って出力電圧が220Vから240Vの持ち運び容易な蓄電式の電源装置を電源として運転しようとすると、電圧が高いために燃焼機内の交流モータや電磁ポンプ、イグナイタ等の電装品が故障してしまう課題があった。
【0005】
又、長期間の使用で経年劣化したり、性能が不安定な持ち運び容易な蓄電式の電源装置では、定格出力電圧が100Vから120Vのものが実際には80Vから90Vの出力電圧しかない場合があり、電圧が低いために燃焼機内の交流モータや電磁ポンプ、イグナイタ等の電装品が正常に動作しない課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前記気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器に燃焼用空気を供給する燃焼用送風機と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始すると共に前記計時手段の計時を開始し、前記気化器の加熱を開始してから前記気化器の温度が予め定めた判定温度になった時の前記計時手段の計時時間が、予め定めた上限時間と下限時間との範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うものである。
【0007】
又、請求項2では、燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前記気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器に燃焼用空気を供給する燃焼用送風機と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始すると共に前記計時手段の計時を開始し、前記計時手段の計時時間が予め定めた判定時間になった時の前記気化器の温度が、予め定めた上限温度と下限温度の範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うものである。
【0008】
又、請求項3では、請求項1に於いて、前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始し、前記気化器の温度が計時開始温度で前記計時手段の計時を開始し、前記気化器の温度が計時終了温度で前記計時手段の計時を終了し、前記計時手段の計時時間が予め定めた前記上限時間と前記下限時間との範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うものである。
【0009】
又、請求項4では、請求項2に於いて、前記制御部は、前記運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、前記気化器加熱手段により前記気化器の加熱を開始し、前記気化器の温度が計時開始温度で前記計時手段の計時を開始し、前記計時手段の計時時間が予め定めた前記判定時間になった時の前記気化器の温度が、予め定めた前記上限温度と前記下限温度の範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うものである。
【発明の効果】
【0010】
この発明の請求項1によれば、運転スイッチにより燃焼の開始指令があった時、気化器加熱手段により気化器の加熱を開始すると共に計時手段の計時を開始し、気化器の加熱を開始してから気化器の温度が予め定めた判定温度になった時の計時手段の計時時間が、予め定めた上限時間と下限時間との範囲内のとき、電源が適正と判断して着火動作を行うので、電源が適正かを判断する特別の構成を必要とせずに電源が適正かを判定でき、又、電源が適正と判断した時に着火動作を行うので、燃油供給手段である電磁ポンプや、燃焼用送風機、着火手段を不適正な電源により動作して破損や誤動作が発生するのを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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