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公開番号2024079309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192177
出願日2022-11-30
発明の名称コンロバーナ装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人青莪
主分類F23N 1/00 20060101AFI20240604BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】主バーナ部1mと副バーナ部1sとを有するコンロバーナ1と、コンロバーナ用の共通ガス供給路6から分岐された主副の各バーナ部用ガス供給路6m,6sと、共通ガス供給路に介設された第1開閉弁61及びガス量調節弁62と、主バーナ部用ガス供給路に介設された第2開閉弁63と、副バーナ部に点火する点火手段7と、副バーナ部の火炎を検知する火炎検知手段8とを備えるコンロバーナ装置において、ガス供給路が空気で置換されている状態でも、副バーナ部に速やかに点火できると共に、点火時における主バーナ部からの生ガスの放出を抑制できるようにする。
【解決手段】点火操作が行われたときに、先ず、第1開閉弁61を開弁させると共に第2開閉弁63を閉弁させた状態で点火手段7を作動させる。その後、副バーナ部1sに点火されて副バーナ部1sの火炎が火炎検知手段8で検知されたときに、第2開閉弁63を開弁させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主バーナ部と、主バーナ部に隣接し、最大火力が主バーナ部より小さい副バーナ部とを有するコンロバーナと、コンロバーナ用の共通ガス供給路から分岐された、主副の各バーナ部に燃料ガスを供給する主副の各バーナ部用ガス供給路と、共通ガス供給路に介設された第1開閉弁及びガス量調節弁と、主バーナ部用ガス供給路に介設された第2開閉弁と、副バーナ部に点火する点火手段と、副バーナ部の火炎を検知する火炎検知手段と、点火操作部材と、制御手段とを備えるコンロバーナ装置において、
制御手段は、点火操作部材による点火操作が行われたときに、第1開閉弁を開弁させると共に第2開閉弁を閉弁させた状態で点火手段を作動させ、副バーナ部に点火されて副バーナ部の火炎が火炎検知手段で検知されたときに、第2開閉弁を開弁させる時間差点火制御を行うように構成されることを特徴とするコンロバーナ装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記時間差点火制御に際し、前記副バーナ部の火炎が前記火炎検知素子で検知されなくても、前記第1開閉弁を開弁させてから所定時間が経過したときは、前記第2開閉弁を開弁させる制御を行うように構成されることを特徴とする請求項1記載のコンロバーナ装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記時間差点火制御に際し、前記ガス量調節弁を前記副バーナ部への供給ガス量が最大になる第1の点火位置にした状態で前記点火手段を作動させ、その後前記第2開閉弁を開弁させる際は、ガス量調節弁を前記主バーナ部への供給ガス量が第1の点火位置に存するときよりも減少する第2の点火位置に切換える制御を行うように構成されることを特徴とする請求項1又は2記載のコンロバーナ装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記主副の各バーナ部用ガス供給路が空気で置換されていないと判断できる条件下では、前記時間差点火制御を行わずに、前記点火操作部材による点火操作が行われたときに、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開弁させると共に点火手段を作動させる同時点火制御を行うように構成されることを特徴とする請求項1記載のコンロバーナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主バーナ部と、主バーナ部に隣接し、最大火力が主バーナ部より小さい副バーナ部とを有するコンロバーナを備えるコンロバーナ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のコンロバーナ装置として、コンロバーナ用の共通ガス供給路から分岐された、主副の各バーナ部に燃料ガスを供給する主副の各バーナ部用ガス供給路と、共通ガス供給路に介設された第1開閉弁及びガス量調節弁と、主バーナ部用ガス供給路に介設された第2開閉弁と、副バーナ部に点火する点火手段と、副バーナ部の火炎を検知する火炎検知手段と、点火操作部材と、制御手段とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このものでは、点火操作部材による点火操作が行われたときに、第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させると共に点火手段を作動させ、副バーナ部に点火手段の作動で点火して、副バーナ部から主バーナ部に火移り点火させるようにしている。尚、副バーナ部のみに点火したのでは、副バーナ部の火炎が小さいため、使用者が点火に気づきづらい。そこで、主バーナ部にも点火させて大きな火炎を生じさせ、使用者が点火に気づきやすくしている。
【0004】
ところで、最大火力が主バーナ部よりも小さい副バーナ部用のガス供給路は、管路抵抗が主バーナ部用ガス供給路よりも大きい。そのため、点火操作部材による点火操作で第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させると、管路抵抗が小さな主バーナ部用ガス供給路に多くのガスが流れ、管路抵抗の大きな副バーナ部用ガス供給路にはガスが流れ難くなる。ここで、コンロバーナを消火してからある程度時間が経つと、主副の各バーナ部用ガス供給路が空気で置換される。この状態での点火操作で第1開閉弁及び第2開閉弁を開弁させると、主バーナ部用ガス供給路内の空気は速やかに排出(エアパージ)されるが、副バーナ部用ガス供給路のエアパージが遅れ、副バーナ部に点火されるまでに時間がかかってしまう。そのため、副バーナ部に点火されるまでに主バーナ部から放出される生ガスの量が多くなり、副バーナ部に点火されたときに主バーナ部に大きな音を立てて火移りし、使用者を驚かせてしまうことがある。更に、副バーナ部への点火の遅れにより主バーナ部に火移りして点火が完了するまでに要する時間も長くなってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-281271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、主副の各バーナ部用ガス供給路が空気で置換されている状態でも、点火時における主バーナ部からの生ガスの放出を抑制できると共に、点火完了までに要する時間を短くできるようにしたコンロバーナ装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、主バーナ部と、主バーナ部に隣接し、最大火力が主バーナ部より小さい副バーナ部とを有するコンロバーナと、コンロバーナ用の共通ガス供給路から分岐された、主副の各バーナ部に燃料ガスを供給する主副の各バーナ部用ガス供給路と、共通ガス供給路に介設された第1開閉弁及びガス量調節弁と、主バーナ部用ガス供給路に介設された第2開閉弁と、副バーナ部に点火する点火手段と、副バーナ部の火炎を検知する火炎検知手段と、点火操作部材と、制御手段とを備えるコンロバーナ装置において、制御手段は、点火操作部材による点火操作が行われたときに、第1開閉弁を開弁させると共に第2開閉弁を閉弁させた状態で点火手段を作動させ、副バーナ部に点火されて副バーナ部の火炎が火炎検知手段で検知されたときに、第2開閉弁を開弁させる時間差点火制御を行うように構成されることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、点火操作が行われたときに、先ず、副バーナ部用ガス供給路のみにガスが供給されるため、主副の各バーナ部用ガス供給路が空気で置換されている状態でも、副バーナ部用ガス供給路のエアパージが速やかに行われて、副バーナ部に速やかに点火される。そして、火炎検知素子によって副バーナ部への点火が確認されたときに、第2開閉弁を開弁させて主バーナ部へのガス供給を開始するため、主バーナ部からガスが噴出した時点で主バーナ部に副バーナ部から火移りし、主バーナ部からの生ガスの放出を抑制でき、更に、主バーナ部への火移りで点火が完了するまでに要する時間も短くすることができる。
【0009】
ところで、副バーナ部用ガス供給路の空気置換度合によって、第1開閉弁を開弁させてから副バーナ部用ガス供給路のエアパージが完了して副バーナ部に点火されるまでに要する時間がばらつく。そして、副バーナ部の点火の遅れで主バーナ部の点火も遅れたのでは、使用者に不安感を与えてしまう。
【0010】
そのため、本発明において、制御手段は、時間差点火制御に際し、副バーナ部の火炎が火炎検知素子で検知されなくても、第1開閉弁を開弁させてから所定時間が経過したときは、第2開閉弁を開弁させる制御を行うように構成されることが望ましい。これによれば、主バーナ部の点火が左程遅れることはなく、使用者に不安感を与えずに済む。尚、第1開閉弁の開弁から上記所定時間経過した時点で副バーナ部に点火されていなくても、所定時間経過するまでに副バーナ部用ガス供給路のエアパージがほぼ完了して、所定時間経過してから左程時間を経ずに副バーナ部に点火される。従って、所定時間経過した時点で第2開閉弁を開弁させても、主バーナ部からの生ガス放出の抑制効果を損なうことはない。
(【0011】以降は省略されています)

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