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公開番号2024079880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192543
出願日2022-12-01
発明の名称有機物灰化処理装置
出願人有限会社ハレルヤ・イズム
代理人個人
主分類F23C 99/00 20060101AFI20240606BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】簡単な構造且つ耐熱性を有する磁力源にて磁化酸素の生成が可能であると共に、処理槽内における酸素濃度を低濃度に保つことが可能であって、より短時間で効率よく有機物処理を可能とする有機物灰化処理装置を提供する。
【解決手段】筐体と、該筐体と所定間隔を開けて内蔵される処理槽と、該筐体上部に備えられ該処理槽と連通される投入口と、該筐体下部に備えられ該処理槽と連通される排出口と、該筐体と該処理槽の間隙に配設される磁化ユニットと、から成る有機物灰化処理装置であって、処理槽の加熱手段として電気トーチが備えられ、磁化ユニットにおける磁力源として電磁石が配設され、筐体内と処理槽の間隙に存する空気を磁化ユニットを介して磁化して酸素及び窒素に分離した後、処理槽内へ流入させる手段を採用する。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、該筐体と所定間隔を開けて内蔵される処理槽と、該筐体上部に備えられ該処理槽と連通される投入口と、該筐体下部に備えられ該処理槽と連通される排出口と、該筐体と該処理槽の間隙に配設される磁化ユニットと、から成り、
処理槽の加熱手段として電気トーチが備えられ、磁化ユニットにおける磁力源として電磁石が配設され、筐体内と処理槽の間隙に存する空気を磁化ユニットを介して磁化して酸素及び窒素に分離した後、処理槽内へ流入させることを特徴とする有機物灰化処理装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記投入口が、二重扉構造を有することを特徴とする請求項1に記載の有機物灰化処理装置。
【請求項3】
前記排出口の上部に、炭化物のみを分離して排出させる炭化物分離ユニットが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の有機物灰化処理装置。
【請求項4】
前記排出口が、スクリューフィーダ構造であることを特徴とする請求項1に記載の有機物灰化処理装置。
【請求項5】
前記処理槽に、処理槽上部近傍のガスを吸引後、有害物質を加熱により無害化し該処理槽下部近傍へ送気する有害ガス処理装置が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の有機物灰化処理装置。
【請求項6】
前記処理槽に、電磁波発生装置が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の有機物灰化処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機物灰化処理装置に関し、詳しくは、磁化空気を活用して有機物を灰化処理する装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、サスティナブルな社会の実現に向け脱炭素(カーボンニュートラル)や循環型社会の構築に向けた社会的意識も高まっており、日常的に行われている廃棄物処理についても、環境に配慮した処理方法が考えられている。その中でも、磁気熱分解を活用した有機物(産業廃棄物や一般ごみ等)の炭化装置は、燃料を必要とせず、かつ、燃焼による灰化減容ではないことから、燃焼に伴う二酸化炭素を排出せず、また、ダイオキシン等の有害ガスの発生も極めて抑制され、且つ、処理後に排出される廃棄残渣物の減容に資する処理方法として注目されている。
【0003】
従来磁化装置は、炭化に使用する磁化酸素をネオジム磁石を用いた磁化装置において生成し、高温となる炭化処理層に接続された金属製送気管にて供給される構造となっている。しかしながら、処理が進むにつれ処理層内の温度も上昇して高温となるため、処理槽の熱が金属製送気管を伝わってネオジム磁石を加熱することとなり、ネオジム磁石がもつ磁力も低下する。これはネオジム磁石が持つ特性であって、ネオジム磁石は熱によって磁力が弱まるという特性を有していることによるものであり、一般的に80℃以下でなければネオジム磁石の磁力は100%を維持し得ないとされていることから、熱に影響を受けやすい永久磁石を継続使用することが難しい、といった問題があった。さらに、炭化処理槽への有機物投入時などに、外部から炭化処理槽内へ空気が流入する場合があり、限界酸素濃度が上昇し、発火するという懸念があった。
そこで、炭化装置にて使用される酸素をより簡単に窒素と分離させるための磁化装置について、簡単な構造であって処理層内の処理熱による影響を受けず、処理槽内の酸素濃度を常時安定させることが可能な炭化装置が求められていた。
【0004】
上記問題を解決すべく、特許第6811345号公報(特許文献1)に記載の技術提案がなされている。すなわち、特許文献1では、流体発磁機により磁化された流体を利用して、有機物の低温熱分解処理を行う技術提案である。
しかしながら、流体発磁機内の磁石部として異なる磁極を、中間部を挟んで対向させるといった複雑な構造が必要であると共に、有機物の投入や灰化物の回収時に、外気が開口部より処理槽内部へ流入し、酸素濃度が上昇し発火してしまう危険性があり、上記問題の解決には至っていない。また、同技術によれば、廃棄物の投入から炭化までに要する時間として、対象物に含まれる水分量にもよって変わるところではあるが、概ね12~24時間を要しており、更に炭化から酸化反応による灰化までは48時間~72時間を要しており、最終処理までに要する時間の効率化に対する新たな問題も生じていた。
【0005】
本出願人は、熱に対する永久磁石の脆弱性や、従来炭化装置における酸素濃度の調整及び制御が困難であるといった問題点に着目し、磁力の耐熱性及び制御・調整容易性を向上させ、且つ、処理槽内の酸素濃度を低濃度に保ちつつ有機物に対する最終的な灰化までの処理が効率よく行えないものかとの着想の下、電磁石を用いて空気中の酸素と窒素の分離をより効率よく明確に行い、処理に必要な分離・磁化した酸素を送り込みつつ処理槽内の酸素濃度を低濃度に保つことが可能な有機物の処理装置を開発し、本発明にかかる「有機物灰化処理装置」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4486671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構造且つ耐熱性を有する磁力源にて磁化酸素の生成が可能であると共に、処理槽内における酸素濃度を低濃度に保つことが可能であって、より短時間で効率よく有機物処理を可能とする有機物灰化処理装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明にかかる炭化装置は、筐体と、該筐体と所定間隔を開けて内蔵される処理槽と、該筐体上部に備えられ該処理槽と連通される投入口と、該筐体下部に備えられ該処理槽と連通される排出口と、該筐体と該処理槽の間隙に配設される磁化ユニットと、から成り、処理槽の加熱手段として電気トーチが備えられ、磁化ユニットにおける磁力源として電磁石が配設され、筐体内と処理槽の間隙に存する空気を磁化ユニットを介して磁化して酸素及び窒素に分離した後、処理槽内へ流入させる手段を採る。
【0009】
また、本発明は、前記投入口が二重扉構造を有する手段を採る。
【0010】
さらに、本発明は、前記排出口の上部に炭化物のみを分離して排出させる炭化物分離ユニットが備えられている手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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