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公開番号2024132764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023069963
出願日2023-04-21
発明の名称ファンブレード逆吹き型送風機用モータ
出願人深せん市若騰科技有限公司,SHENZHEN RUOTENG TECHNOLOGY CO., LTD
代理人個人,個人
主分類H02K 7/14 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】騒音を低減させたファンブレード逆吹き型送風機用モータを提供する。
【解決手段】送風機用モータは、外側ケースと、前記外側ケース内に設けられてキャビティを有する内側ケースと、径方向に沿って前記外側ケースと前記内側ケースとの間に設けられる複数のエアダクトプレートと、を含み、隣接する2つの前記エアダクトプレートの間に空気が流れるエアダクトが形成されており、前記エアダクトの一端部に吸い込み口、他端部に吹き出し口が形成されているケース1と、前記内側ケースにより画定されたキャビティに設けられるステータユニット2と、前記ステータユニット2の中心に部分的に設けられ、回転軸が前記ステータユニットから張り出すロータユニット3と、前記ロータユニット3の前記回転軸に接続され、前記吹き出し口に近い側に位置するファンブレード4と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外側ケース(11)と、前記外側ケース(11)内に設けられてキャビティを有する内側ケース(12)と、径方向に沿って前記外側ケース(11)と前記内側ケース(12)との間に設けられる複数のエアダクトプレート(13)と、を含み、隣接する2つの前記エアダクトプレート(13)の間に空気が流れるエアダクトが形成されており、前記エアダクトの一端部に吸い込み口(a)、他端部に吹き出し口(b)が形成されているケース(1)と、
前記内側ケース(12)により画定されたキャビティに設けられるステータユニット(2)と、
前記ステータユニット(2)の中心に部分的に設けられ、回転軸(31)が前記ステータユニット(2)から張り出すロータユニット(3)と、
前記ロータユニット(3)の前記回転軸(31)に接続され、前記吹き出し口(b)に近い側に位置するファンブレード(4)と、を含み、
気体が前記吸い込み口(a)から前記エアダクトに入り、前記エアダクトを経て前記ファンブレード(4)と前記外側ケース(11)との間の隙間から送り出されることを特徴とするファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ファンブレード(4)は、
円柱形状を呈しているハブ(41)と、
前記ハブ(41)の周壁に間隔を空けて傾斜して設けられ、前記ハブ(41)の径方向外方に延びており、前記吹き出し口(b)に面する面が凹面(421)、前記吹き込み口に面する面が凸面(422)であるブレード(42)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項3】
前記凹面(421)は、中間部が両側へ反った第1円弧状凹面(4211)と、それぞれ前記第1円弧状凹面(4211)の両側に位置し、前記凸面(422)に向かって折り曲げられた2つの円弧状エッジ(4212)と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項4】
前記ブレード(42)の枚数は奇数個であることを特徴とする請求項2に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項5】
前記ブレード(42)は13枚であることを特徴とする請求項4に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項6】
前記エアダクトプレート(13)は直板で、前記吸い込み口(a)及び前記吹き出し口(b)に垂直であることを特徴とする請求項1に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項7】
前記エアダクトプレート(13)は5枚であり、前記外側ケース(11)と前記内側ケース(12)との間において周方向に均等に分布していることを特徴とする請求項6に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項8】
前記ステータユニット(2)は、プラスチック被覆鉄心(21)と、前記プラスチック被覆鉄心(21)の端部にキャッピングされるPCBユニット(22)と、を含み、
前記プラスチック被覆鉄心(21)は、プラスチックハウジングと、その内部にある鉄心及びコイルユニットと、を含み、前記PCBユニット(22)は電源に接続され、前記プラスチック被覆鉄心(21)に通電することを特徴とする請求項1に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項9】
前記ロータユニット(3)は、前記回転軸(31)と、前記回転軸(31)に固定嵌合する磁気リング(32)と、第1軸受け(33)と、第2軸受け(34)と、弾性部材と、を含み、前記弾性部材は前記第1軸受け(33)と前記第2軸受けとの間に位置することを特徴とする請求項1に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。
【請求項10】
前記弾性部材は、一端が前記第1軸受け(33)に当接し、他端が前記第2軸受け(34)に当接する圧縮ばねであることを特徴とする請求項9に記載のファンブレード逆吹き型送風機用モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は高速モータの技術分野に関し、具体的には、ファンブレード逆吹き型送風機用モータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
中国のモータ業界の急速な発展に伴い、モータ機器の使用者は、安定したモータ機器だけではなく、モータの騒音をより重視化しており、人々に更に快適な生活環境をつくることができるため、モータの騒音もモータの性能指標を評価する重要な要素の1つになっている。モータのロータはファンを備えており、回転するとモータの内部に空気の乱流が形成され、その一部だけが吹出口から吹き出され、吹き出される空気も乱流状態となるため、モータ効率が低く、モータの内部の乱流空気がシュラウドと送風共鳴を形成するため、騒音が極めて大きく、また、換気騒音もモータ回転速度の上昇に伴って増加する。
【0003】
公開番号CN111456956Aの中国発明特許出願に開示されている送風装置は、騒音が比較的小さいが、そのファンブレードが吸い込み口の一端に設置されており、空気は吸い込み口を経てエアダクトを通って吹き出し口から送り出されており、このため、そのファンブレードはやはりモータのエアダクトシステム全体に干渉をもたらしており、なお更なる改良が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、従来技術の欠点及び欠陥に対して、ファンブレードの作動がモータエアダクトシステム全体に与える干渉を回避し、エアダクト利用システム全体のインピーダンスを低下させ、モータの高周波ハウリングを改善し、騒音を低減させ、人間の聴覚の快適性を向上させ、製品のユーザーエクスペリエンスを向上させるという利点があるファンブレード逆吹き型送風機用モータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成させるために、本発明が採用する技術的解決手段は以下のとおりである。ファンブレード逆吹き型送風機用モータであって、
外側ケースと、前記外側ケース内に設けられてキャビティを有する内側ケースと、径方向に沿って前記外側ケースと前記内側ケースとの間に設けられる複数のエアダクトプレートと、を含み、隣接する2つの前記エアダクトプレートの間に空気が流れるエアダクトが形成されており、前記エアダクトの一端部に吸い込み口、他端部に吹き出し口が形成されているケースと、
前記内側ケースにより画定されたキャビティに設けられるステータユニットと、
前記ステータユニットの中心に部分的に設けられ、回転軸が前記ステータユニットから張り出すロータユニットと、
前記ロータユニットの前記回転軸に接続され、前記吹き出し口に近い側に位置するファンブレードと、を含み、
気体が前記吸い込み口から前記エアダクトに入り、前記エアダクトを経て前記ファンブレードと前記外側ケースとの間の隙間から送り出される。
【0006】
本発明の更なる形態として、前記ファンブレードは、
円柱形状を呈しているハブと、
前記ハブの周壁に間隔を空けて傾斜して設けられ、前記ハブの径方向外方に延びており、前記吹き出し口に面する面が凹面、前記吹き込み口に面する面が凸面であるブレードと、を含む。
【0007】
本発明の更なる形態として、前記凹面は、中間部が両側へ反った第1円弧状凹面と、それぞれ前記第1円弧状凹面の両側に位置し、前記凸面に向かって折り曲げられた2つの円弧状エッジと、を含む。
【0008】
本発明の更なる形態として、前記ブレードの枚数は奇数個である。
【0009】
本発明の更なる形態として、前記ブレードは13枚である。
【0010】
本発明の更なる形態として、前記エアダクトプレートは直板で、前記吸い込み口及び前記吹き出し口に垂直である。
(【0011】以降は省略されています)

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