TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024131888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042410
出願日2023-03-16
発明の名称締結構造体の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B21J 15/00 20060101AFI20240920BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】セルフピアスリベットの打ち込みに起因した下側板状部材の割れを抑えることが可能な締結構造体の製造方法を得る。
【解決手段】第一部材12には、厚肉部12Bが形成されている。厚肉部12Bは、第一部材12の板厚方向一方側に凸とされた凸部12Cを有することによって、他の部分としての一般部12Aよりも板厚が厚く設定されている。第一部材12の厚肉部12Bを含む部分に対して第一部材12の板厚方向他方側から第二部材14の少なくとも一部を重ね合わせ、厚肉部12Bと第二部材14とが重なる部分である締結用重なり部30に対して第二部材14側からセルフピアスリベット16を打ち込んで第一部材12と第二部材14とを締結させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
板状の第一部材と板状の第二部材とをセルフピアスリベットで締結する締結構造体の製造方法であって、
前記第一部材には板厚方向一方側に凸とされた凸部を有することによって他の部分よりも板厚が厚く設定された厚肉部が形成されており、
前記第一部材の前記厚肉部を含む部分に対して前記第一部材の板厚方向他方側から前記第二部材の少なくとも一部を重ね合わせ、前記厚肉部と前記第二部材とが重なる部分である締結用重なり部に対して前記第二部材側から前記セルフピアスリベットを打ち込んで前記第一部材と前記第二部材とを締結させる、締結構造体の製造方法。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記セルフピアスリベットを前記締結用重なり部に打ち込む工程の前に前記厚肉部を前記凸部の頂面側から加熱する、請求項1に記載の締結構造体の製造方法。
【請求項3】
前記セルフピアスリベットを前記締結用重なり部に打ち込む際に、前記第一部材を前記セルフピアスリベットの打ち込み側とは反対側から支持する支持部材から、前記第一部材において前記第二部材と重なる部分を加熱する、請求項1又は請求項2に記載の締結構造体の製造方法。
【請求項4】
前記支持部材には、前記厚肉部が前記セルフピアスリベットの打ち込みによって変形した際に当該変形した部分と接触する厚肉対応凹部が形成されており、
前記セルフピアスリベットを前記締結用重なり部に打ち込む際に前記厚肉対応凹部から前記第一部材を加熱する、請求項3に記載の締結構造体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、締結構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、互いに重ね合わせられた一対の被接合板材をセルフピアスリベットで接合(締結)する技術が開示されている。この先行技術について簡単に説明すると、セルフピアスリベットは、中空状の脚部で一対の被接合板材に穴をあけて一対の被接合板材を接合するものとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-188383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような技術では、セルフピアスリベットの打ち込みに起因した下側板状部材の割れを抑えることが求められる。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、セルフピアスリベットの打ち込みに起因した下側板状部材の割れを抑えることが可能な締結構造体の製造方法を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載する本発明の締結構造体の製造方法は、板状の第一部材と板状の第二部材とをセルフピアスリベットで締結する締結構造体の製造方法であって、前記第一部材には板厚方向一方側に凸とされた凸部を有することによって他の部分よりも板厚が厚く設定された厚肉部が形成されており、前記第一部材の前記厚肉部を含む部分に対して前記第一部材の板厚方向他方側から前記第二部材の少なくとも一部を重ね合わせ、前記厚肉部と前記第二部材とが重なる部分である締結用重なり部に対して前記第二部材側から前記セルフピアスリベットを打ち込んで前記第一部材と前記第二部材とを締結させる。
【0007】
上記構成によれば、第一部材には板厚方向一方側に凸とされた凸部を有することによって他の部分よりも板厚が厚く設定された厚肉部が形成されており、第一部材の厚肉部を含む部分に対して第一部材の板厚方向他方側から第二部材の少なくとも一部を重ね合わせる。次に、厚肉部と第二部材とが重なる部分である締結用重なり部に対して第二部材側からセルフピアスリベットを打ち込んで第一部材と第二部材とを締結させる。このため、セルフピアスリベットが第一部材及び第二部材に打ち込まれた状態では、厚肉部が存在していなかった対比例と比べ、第一部材においてセルフピアスリベットの先端側を覆う部分の厚みを厚くすることができるので、セルフピアスリベットの打ち込みに起因した第一部材側の割れを抑えることが可能になる。
【0008】
請求項2に記載する本発明の締結構造体の製造方法は、請求項1に記載の構成において、前記セルフピアスリベットを前記締結用重なり部に打ち込む工程の前に前記厚肉部を前記凸部の頂面側から加熱する。
【0009】
上記構成によれば、セルフピアスリベットを締結用重なり部に打ち込む工程の前に、厚肉部が凸部の頂面側から加熱される。このため、厚肉部、特に凸部は、常温時と比べて延性が高い状態でセルフピアスリベットが打ち込まれるので、第一部材の割れが抑制される。
【0010】
請求項3に記載する本発明の締結構造体の製造方法は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記セルフピアスリベットを前記締結用重なり部に打ち込む際に、前記第一部材を前記セルフピアスリベットの打ち込み側とは反対側から支持する支持部材から、前記第一部材において前記第二部材と重なる部分を加熱する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
治具
今日
トヨタ自動車株式会社
車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
6日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
11日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
11日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
10日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
13日前
トヨタ自動車株式会社
タンク
18日前
トヨタ自動車株式会社
組立体
3日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ
6日前
トヨタ自動車株式会社
電極体
今日
トヨタ自動車株式会社
電動車
13日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
今日
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
今日
トヨタ自動車株式会社
燃料電池
10日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
10日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
10日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
燃料電池
今日
トヨタ自動車株式会社
積層電池
10日前
トヨタ自動車株式会社
保温容器
今日
トヨタ自動車株式会社
連結車両
6日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
燃料電池
6日前
トヨタ自動車株式会社
燃料電池
6日前
トヨタ自動車株式会社
伸縮装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
17日前
トヨタ自動車株式会社
配信サーバ
今日
トヨタ自動車株式会社
サーバ装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
10日前
トヨタ自動車株式会社
充放電設備
10日前
続きを見る