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公開番号2024129079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-26
出願番号2024103656,2023030679
出願日2024-06-27,2018-06-12
発明の名称リニューアル設備の配線評価システム
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G01R 31/55 20200101AFI20240918BHJP(測定;試験)
要約【課題】リニューアルした制御盤と操作箱とを結線する複数の既設配線の信頼性を評価して伝送に適した既設信号線を選択する方法を提供する。
【解決手段】既設の基幹装置と端末機器との間を結線している既設電線管64に通した複数の既設配線L1~L6の中から少なくとも2本を選択して、新設した基幹装置と端末機器との間の伝送に使用する。試験送信装置200は、切替スイッチ回路部224,226により既設配線の中から評価対象配線を順次選択し、絶縁抵抗に問題がない場合にシリアル送受信部204から試験電文を送信する。試験評価装置300は、切替スイッチ回路部324,326により複数の既設配線の中から試験送信装置で選択したと同じ評価対象配線を順次選択して、試験送信装置200から送信された試験電文をシリアル送受信部304で受信し、受信制御部302で信頼性を評価して表示する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
既設の基幹装置と端末機器との間を結線している既設電線管に通した複数の既設配線の中から少なくとも2本を選択して、新設した基幹装置と端末機器との間の伝送に使用するリニューアル設備の配線評価システムであって、
前記基幹装置側又は前記端末機器側に配置され、前記複数の既設配線の中から評価対象配線を選択するための切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して所定の試験電文を送信する試験送信装置と、
前記試験送信装置の配置側とは反対側となる前記基幹装置側又は前記端末機器側に配置され、前記複数の既設配線の中から前記試験送信装置で選択されたのと同じ評価対象配線を選択するために前記切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して、前記試験送信装置から送信された前記試験電文を受信して信頼性を評価する試験評価装置と、
を備え、
前記試験送信装置及び前記試験評価装置は、前記選択された評価対象配線の絶縁抵抗に問題がない場合に、前記試験電文の送受信を行い、
前記既設電線管は、前記複数の既設配線以外の所定の信号配線を通しており、
前記信号配線に、前記複数の既設配線が通常使用時に伝送する信号に影響を及ぼす適宜の信号が供給されている状態で、前記試験送信装置と前記試験評価装置を動作させて前記評価対象配線の評価試験を行うことを特徴とするリニューアル設備の配線評価システム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
既設の基幹装置と端末機器との間を結線している既設電線管に通した複数の既設配線の中から少なくとも2本を選択して、新設した基幹装置と端末機器との間の伝送に使用するリニューアル設備の配線評価システムであって、
前記基幹装置側と前記端末機器側の間に設けられた試験用配線と、
前記基幹装置側又は前記端末機器側に設置され、前記複数の既設配線の中から評価対象配線を選択するための切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して所定の試験電文を送信すると共に、前記試験用配線から前記試験電文を受信して信頼性を評価する試験評価装置と、
前記試験評価装置の配置側とは反対側となる前記基幹装置側又は前記端末機器側に配置され、前記複数の既設配線の中から前記試験評価装置で選択されたのと同じ評価対象配線を選択するために前記切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して前記試験用配線に折り返し接続する端末折返し装置と、
を備え、
前記試験評価装置は、前記選択された評価対象配線の絶縁抵抗に問題がない場合に、前記試験電文の送受信を行い、
前記既設電線管は、前記複数の既設配線以外の所定の信号配線を通しており、
前記信号配線に、前記複数の既設配線が通常使用時に伝送する信号に影響を及ぼす適宜の信号が供給されている状態で、前記試験評価装置と前記端末折返し装置を動作させて前記評価対象配線の評価試験を行うことを特徴とするリニューアル設備の配線評価システム。
【請求項3】
既設の基幹装置と端末機器との間を結線している既設電線管に通した複数の既設配線の中から少なくとも2本を選択して、新設した基幹装置と端末機器との間の伝送に使用するリニューアル設備の配線評価システムであって、
前記基幹装置側と前記端末機器側の間に設けられた試験用配線と、
前記基幹装置側又は前記端末機器側に設置され、前記複数の既設配線の中から評価対象配線を選択するための切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して所定の試験電文を送信すると共に、前記試験用配線から前記試験電文を受信して信頼性を評価する試験評価装置と、
前記試験評価装置の配置側とは反対側となる前記基幹装置側又は前記端末機器側に配置され、前記複数の既設配線の中から前記試験評価装置で選択されたのと同じ評価対象配線を選択するために前記切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して前記試験用配線に折り返し接続する端末折返し装置と、
を備え、
前記試験評価装置は、前記選択された評価対象配線の絶縁抵抗に問題がない場合に、前記試験電文の送受信を行い、
前記試験用配線は、前記端末折返し装置から前記試験評価装置に向けて接続した2本の試験用上り配線であり、
前記試験評価装置は、複数の既設配線の中から2本単位に評価対象配線を順次選択して前記試験電文を送信すると共に、前記2本の試験用上り配線から前記端末折返し装置で折り返した前記試験電文を受信して信頼性を評価し、
前記端末折返し装置は、前記複数の既設配線の中から2本単位に前記試験評価装置で選択されたのと同じ評価対象配線を順次選択して前記2本の試験用上り配線に接続することを特徴とするリニューアル設備の配線評価システム。
【請求項4】
既設の基幹装置と端末機器との間を結線している既設電線管に通した複数の既設配線の中から少なくとも2本を選択して、新設した基幹装置と端末機器との間の伝送に使用するリニューアル設備の配線評価システムであって、
前記基幹装置側と前記端末機器側の間に設けられた試験用配線と、
前記基幹装置側又は前記端末機器側に設置され、前記複数の既設配線の中から評価対象配線を選択するための切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して所定の試験電文を送信すると共に、前記試験用配線から前記試験電文を受信して信頼性を評価する試験評価装置と、
前記試験評価装置の配置側とは反対側となる前記基幹装置側又は前記端末機器側に配置され、前記複数の既設配線の中から前記試験評価装置で選択されたのと同じ評価対象配線を選択するために前記切替え順が予め記憶されており、当該切替え順で前記評価対象配線を順次選択して前記試験用配線に折り返し接続する端末折返し装置と、
を備え、
前記試験評価装置は、前記選択された評価対象配線の絶縁抵抗に問題がない場合に、前記試験電文の送受信を行い、
前記試験用配線は、
前記試験評価装置から前記端末折返し装置に向けて接続した1本の試験用下り配線と、
前記端末折返し装置から前記試験評価装置に向けて接続した2本の試験用上り配線と、
を備え、
前記試験評価装置は、複数の既設配線の中から1本単位に評価対象配線を順次選択し、選択した評価対象配線と前記試験用下り配線の2本に対し前記試験電文を送信すると共に、前記2本の試験用上り配線から前記端末折返し装置で折り返した前記試験電文を受信して信頼性を評価し、
前記端末折返し装置は、前記複数の既設配線を回り込み防止用のダイオードを介して共通接続すると共に、前記共通接続された終端側を前記試験用上り配線の一方に折返し接続し、前記試験用下り配線を前記試験用上り配線の他方に折返し接続したことを特徴とするリニューアル設備の配線評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リニューアルする制御盤等の基幹装置と端末機器の接続に使用する既設配線の信頼性を評価するリニューアル設備の配線評価システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火災発生時に二酸化炭素やハロンガス等の消火ガスを放出して火災を消火するガス系消火設備は、水損や汚損を嫌う機器を設置している室内において、消火による機器損失を最小限に抑えつつ迅速な消火を行うことを可能とする。
【0003】
このようなガス系消火設備は、制御盤に自動モードを設定していた場合には、防護区画に設置した2回線に接続された各火災感知器からの火災発報(2回線のAND発報)があった場合に、所定時間のカウントダウンを開始し、カウントダウンが終了すると、ガス放出条件が成立したと判断して、制御盤から起動装置に起動信号を出力して動作し、起動装置から二酸化炭素等の開放ガスを防護区画に対応したガス供給配管に設けた選択弁に供給して開くと共に消火ガス貯蔵容器の栓を開け、噴射ヘッドから消火ガスを放出する。
【0004】
また、制御盤に手動モードを設定していた場合には、監視員が目視又は火災感知器の発報によって火災を発見し、操作箱の扉を開いて起動スイッチを押すことで制御盤がカウントダウンを開始し、カウントダウンが終了すると同様にして消火ガスを放出する。
【0005】
図19は、30年ほど前に設置された古いガス系消火設備に設けた制御盤と操作箱の間の結線図である。図19において、制御盤100には操作箱102からの起動信号と非常停止信号を受信する起動用受信部104、操作箱102に電源を供給する電源部106及び操作箱102側との通話連絡に使用する電話器をプラグで接続する電話ジャック110を備えた通話回路部108を設けている。
【0006】
また、操作箱102には、起動操作によりオンして起動信号を送信する起動スイッチ112、カウントダウン中の非常停止操作によりオンして非常停止信号を送信する非常停止スイッチ114、電源供給状態で点灯する電源灯116及び非常電話機のプラグを接続する電話ジャック118を設けている。
【0007】
制御盤100と操作箱102の間は、起動信号線S1、非常停止信号線S2、グランド線G、電源線KD、電源コモン線KDC、電話線T及び電話コモン線TCからなる6本の配線でパラレル結線しており、グランド線Gを除く6本の配線は例えば6芯ケーブル等を使用することで、制御盤100と操作箱102との間に埋設設置した電線管を通して結線している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平6-062432号公報
特開平11-245809号公報
特開2015-139658号公報
特開2003-75495号公報
特開2005-62050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで図19に示したような設置から30年近くが経過したガス系消火設備にあっては、設備を構成する機器が老朽化していることから、設備機能を維持する共に現在設置しているガス系消火設備と同等な機能を持たせるように設備のリニューアルを必要とする時期に達している。
【0010】
この設備リニューアルにあっては、機能の拡張が図られた制御盤及び操作箱に置き換える工事を行い、また、制御盤と操作箱との間は、伝送線が少なくて済むシリアル伝送により各種信号を伝送するようにしている。
(【0011】以降は省略されています)

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