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公開番号
2024127827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2024033139
出願日
2024-03-05
発明の名称
組成物、積層体及び表示装置
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20240912BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】波長変換層のための保護層であって、現像時の膜減りを低減し、残膜率に優れた保護層を形成可能な組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、半導体粒子(A)及び着色剤(I)のいずれも含まない組成物であって、前記組成物は、樹脂(C)を含むとともに、光安定剤(F)を含み、前記樹脂(C)は、重量平均分子量Mwが10000以下である樹脂(C-1)を含む組成物である。前記樹脂(C-1)の酸価は110mgKOH/g以下であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体粒子(A)及び着色剤(I)のいずれも含まない組成物であって、
前記組成物は、樹脂(C)を含むとともに、光安定剤(F)を含み、
前記樹脂(C)は、重量平均分子量Mwが10000以下である樹脂(C-1)を含む組成物。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記樹脂(C-1)の酸価が110mgKOH/g以下である請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記組成物が、更に重合性化合物(D)を含み、
前記樹脂(C-1)と前記重合性化合物(D)の質量比(樹脂(C-1)/重合性化合物(D))が1.8以下である請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
半導体粒子(A)を含有する波長変換層上に配置される保護層を形成するために用いられる請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
半導体粒子(A)を有する波長変換層と、
請求項1に記載の組成物から形成され、前記波長変換層上に配置される保護層とを含む積層体。
【請求項6】
半導体粒子(A)を有する波長変換層と、保護層と、光吸収層を含む積層体であって、
前記保護層は、半導体粒子(A)及び着色剤(I)のいずれも含まない組成物であって、樹脂(C)を含むとともに、更に光安定剤(F)を含み、樹脂(C)は、重量平均分子量Mwが10000以下である樹脂(C-1)を含む組成物から形成される層である積層体。
【請求項7】
請求項5または6に記載の積層体を含む表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、積層体及び該積層体を含む表示装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、量子ドットを含む硬化性樹脂組成物、及び該硬化性樹脂組成物を用いて形成される波長変換膜が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-065178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
量子ドット等の発光性無機半導体粒子を含有する波長変換層上に保護層をパターン状に形成する場合があるが、現像工程における保護層の残膜率が十分でない場合があった。
【0005】
本発明の1つの目的は、波長変換層のための保護層であって、現像時の膜減りを低減し、残膜率に優れた保護層を形成可能な組成物を提供することにある。本発明の他の目的は、波長変換層と、該波長変換層のための残膜率に優れた保護層と、更に光吸収層を含む積層体、及び、該積層体を含む表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成した本発明は以下の通りである。
[1]半導体粒子(A)及び着色剤(I)のいずれも含まない組成物であって、
前記組成物は、樹脂(C)を含むとともに、光安定剤(F)を含み、
前記樹脂(C)は、重量平均分子量Mwが10000以下である樹脂(C-1)を含む組成物。
[2]前記樹脂(C-1)の酸価が110mgKOH/g以下である[1]に記載の組成物。
[3]前記組成物が、更に重合性化合物(D)を含み、
前記樹脂(C-1)と前記重合性化合物(D)の質量比(樹脂(C-1)/重合性化合物(D))が1.8以下である[1]または[2]に記載の組成物。
[4]半導体粒子(A)を含有する波長変換層上に配置される保護層を形成するために用いられる[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]半導体粒子(A)を有する波長変換層と、
[1]~[4]のいずれかに記載の組成物から形成され、前記波長変換層上に配置される保護層とを含む積層体。
[6]半導体粒子(A)を有する波長変換層と、保護層と、光吸収層を含む積層体であって、
前記保護層は、半導体粒子(A)及び着色剤(I)のいずれも含まない組成物であって、樹脂(C)を含むとともに、更に光安定剤(F)を含み、樹脂(C)は、重量平均分子量Mwが10000以下である樹脂(C-1)を含む組成物から形成される層である積層体。
[7][5]または[6]に記載の積層体を含む表示装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明の組成物は、重量平均分子量Mwが10000以下である樹脂(C-1)を含むため現像時の残膜率に優れる保護層を形成できる。また、本発明の積層体においても、現像時の残膜率に優れるという保護層の上記効果を享受できる。また、本発明の組成物及び積層体は、該組成物が光安定剤を含むため、波長変換層の熱による発光強度の低下を抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る積層体の一例を示す概略断面図である。
本発明に係る積層体の他の一例を示す概略断面図である。
本発明に係る積層体のさらに他の一例を示す概略断面図である。
本発明に係る積層体のさらに他の一例を示す概略断面図である。
本発明に係る表示装置の一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
表示装置における波長変換層は、一次光源からの一次光を吸収して波長変換(色変換)された光を放出する層である。本発明の組成物は、波長変換層上に配置する保護層を形成するために用いることができ、現像時の残膜率に優れている。また、本発明の組成物は、波長変換層の熱による劣化を抑制し得る。波長変換層を含む表示装置において、波長変換層に照射される一次光の一部の光が波長変換層を透過して視認側に漏れ、表示装置の広色域化を妨げることを解決するため、波長変換層を透過した一次光を吸収する光吸収層を波長変換層上に配置することが好ましい。
【0010】
本書では、波長変換層を形成するために用いられる組成物を「組成物I」、波長変換層上に配置する保護層を形成するために好適に用いられる本発明の組成物を「組成物II」、光吸収層を形成可能な組成物を「組成物III」と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)
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