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公開番号2024127750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024006120
出願日2024-01-18
発明の名称電力マネジメントシステム、電力マネジメント方法、及び電力マネジメントプログラム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人サトー
主分類B60L 3/00 20190101AFI20240912BHJP(車両一般)
要約【課題】目的地に到達するまでの電力消費量について適切にマネジメントできるようにする電力マネジメントシステム、電力マネジメント方法、及び電力マネジメントプログラムを提供する。
【解決手段】作成部は、走行用電力量及び消費関連電力量に基づいて目的地まで走行するための電力使用計画を作成する(S15)。判断部は、電力消費パラメータに基づいて現在の電力使用計画の使用が適切か否かを判断する(S17)。作成部は、判断部により適切でないと判断された場合に現在の電力使用計画とは異なる更新用電力使用計画を作成する(S19)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
目的地に到達するまでに車両の走行中に消費する走行用電力量と共に前記目的地に到達するまでに使用される車載機器(14~19)の機能を実行するために必要となる消費関連電力量について、前記車両内で電力を消費する電力消費パラメータに基づいて算出する算出部(12a)と、
前記走行用電力量及び前記消費関連電力量に基づいて前記目的地まで走行するための電力使用計画を作成する作成部(12b)と、
前記電力消費パラメータに基づいて現在の前記電力使用計画の使用が適切か否かを判断する判断部(12c)と、を備え、
前記作成部は、前記判断部により適切でないと判断された場合には前記現在の電力使用計画とは異なる更新用電力使用計画を作成する電力マネジメントシステム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記電力消費パラメータは、運転手による車両の運転操作情報、車両乗員による前記車載機器の操作情報、車両乗員の状態、車両乗員の嗜好のうち少なくとも一つ以上の乗員情報に基づき電力を消費する要素を含む請求項1記載の電力マネジメントシステム。
【請求項3】
電力使用計画を車両乗員に報知制御する報知制御部(12d)、を備え、
前記報知制御部は、前記現在の電力使用計画を前記車両乗員に報知すると共に、前記現在の電力使用計画の履行を促すように報知制御する請求項1又は2に記載の電力マネジメントシステム。
【請求項4】
電力使用計画を車両乗員に報知制御する報知制御部(12d)、を備え、
前記現在の電力使用計画を前記目的地に到達するまで履行したと仮定したときの合計の消費電力量を前記算出部により算出した結果マージン電力量を見込んだ所定の残量以上に余裕があると判断したときには、
前記作成部は、前記車両乗員の好む嗜好に基づいて前記消費電力量を増量するように前記更新用電力使用計画を作成し、
前記報知制御部は、前記車両乗員の嗜好に関わる前記更新用電力使用計画を提案するように報知制御する請求項1又は2に記載の電力マネジメントシステム。
【請求項5】
電力使用計画を車両乗員に報知制御する報知制御部(12d)、を備え、
前記報知制御部は、手動運転から自動運転に切替えられたことを条件として、前記現在の電力使用計画と現在の電力使用状況を報知制御し、車両乗員に前記現在の電力使用計画の変更有無を問いかけるように報知制御する請求項1又は2に記載の電力マネジメントシステム。
【請求項6】
前記報知制御部によりコンテンツを表示制御するための表示装置(17)を接続して構成され、
前記判断部により前記現在の電力使用計画が継続不可能であり適切でないと判断された場合、
前記報知制御部は、前記表示装置に前記コンテンツが表示されていないならば、前記表示装置に前記現在の電力使用計画が継続不可能である継続不能情報と、前記継続不可能である理由を示す理由情報とを表示し、
前記表示装置に既に前記コンテンツが表示されているならば、既に表示されている既表示情報に重ねて、前記継続不能情報及び前記理由情報を前記表示装置に表示する請求項3に記載の電力マネジメントシステム。
【請求項7】
前記報知制御部によりコンテンツを表示制御するための表示装置(17)を接続して構成され、
前記判断部により前記現在の電力使用計画が継続不可能であり適切でないと判断された場合、
前記報知制御部は、前記表示装置に既に表示されている既表示情報の表示配置を変更し、前記表示装置に既に表示されていた前記既表示情報と、前記現在の電力使用計画が継続不可能である継続不能情報と、継続不可能である理由を示す理由情報と、を前記表示装置に表示する請求項3に記載の電力マネジメントシステム。
【請求項8】
前記判断部により前記現在の電力使用計画が適切でないと判断された場合、
前記作成部が車両内の環境を調節する機能の使用を抑制するように前記更新用電力使用計画を作成する請求項1又は2に記載の電力マネジメントシステム。
【請求項9】
車両乗員が何れの座席に存在するか検知する乗員検知部(14)を接続して構成され、
前記判断部により前記現在の電力使用計画が適切でないと判断された場合、
前記作成部は、前記車両の内部の環境を調節し前記車両乗員がいない座席に対する空調の出力を調整するように前記更新用電力使用計画を作成する請求項8に記載の電力マネジメントシステム。
【請求項10】
車両乗員の身体の位置を検知する乗員検知部(14)を接続して構成され、
前記判断部により前記現在の電力使用計画が適切でないと判断された場合、
前記作成部は、空調の出力を調節し前記車両乗員の身体の一部に対し限定的に風を当てて電力の使用を調整するように前記更新用電力使用計画を作成する請求項8に記載の電力マネジメントシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力マネジメントシステム、電力マネジメント方法、及び電力マネジメントプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、HV、PHV、EVなどの車両が普及しているが、駆動用バッテリの蓄電量には限界がある。このため、車両が現在地から目的地に到達するまでの電力を確保できない虞がある。この種の課題を解決するため、特許文献1記載の技術が提案されている。特許文献1記載の技術によれば、電動車両が目的地に到達した際のバッテリのエネルギ残量の予測値を演算し、エネルギ残量の予測値に基づく報知を報知装置により行っている。
【0003】
近年、車両の運転支援技術や自動運転技術の発達に伴い、目的地が入力されれば運転者が車両を運転することなく現在地から目的地まで自動的に移動可能になりつつある。この場合、車両乗員は、車室内での滞在時間を持て余し、エンターテインメント性を有する娯楽を楽しむ機会、時間も多くなる。
【0004】
車両乗員が、車室内で娯楽を楽しむときには、車両に予め装備された表示装置に映し出される映画を鑑賞することが考えられる。また車両乗員がスマートフォン、タブレット端末、或いはノートパソコンなどの携帯端末を車室内に持ち込み、車室内で充電しながら娯楽を楽しむことが考えられる。この際、目的地に到達するまでに必要な電力消費量は、車両乗員のニーズにより変化する。このため、このニーズに応えられるよう車両内で使用する消費電力をマネジメントすることが望ましい。
【0005】
特許文献1記載の技術では、あくまでも受動的な報知に留まっており、使用量の上限に漸近したタイミングから報知制御を開始している。したがって、システムから使用料の上限に漸近したことが報知されるまで、車両乗員は電力を気にすることなく使用できる。
【0006】
この場合、仮に電力量の利用上限に近くなった時に大電力を消費しなければならない何らかの事象を生じても、利用制限されてしまい電力消費できなくなってしまう虞がある。また逆に、車両乗員は、このような電力消費に過剰な注意を払ってしまい、目的地に到達するまでの間に電力消費の余裕があるにもかかわらず、電力消費を躊躇してしまう虞もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-178566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示の目的は、目的地に到達するまでの電力消費量について適切にマネジメントできるようにする電力マネジメントシステム、電力マネジメント方法、及び電力マネジメントプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、算出部は、目的地に到達するまでに車両10の走行中に消費する走行用電力量と共に目的地に到達するまでに使用される車両用機器の機能を実行するために必要となる消費関連電力量について、車両内で電力を消費する電力消費パラメータに基づいて算出する。作成部は、走行用電力量及び消費関連電力量に基づいて前記目的地まで走行するための電力使用計画を作成する。判断部は、電力消費パラメータに基づいて現在の電力使用計画の使用が適切か否か、例えば継続不可能であるか否か、を判断する。
【0010】
例えば、車両乗員の乗車人数や乗車状態の変化、車両乗員の操作入力部への操作入力情報(例えば個人の設定情報、エアコンディショナの設定状態、個人の嗜好情報(映画などエンターテインメント視聴予定情報))など、車両内で電力を消費する電力消費パラメータが更新されると、判断部は電力消費パラメータに基づいて現在の電力使用計画の使用が適切か否かを判断する。
(【0011】以降は省略されています)

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