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公開番号2024125277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-18
出願番号2024028009
出願日2024-02-28
発明の名称曲げ制限装置を備えた動的海底電力ケーブルシステム
出願人エヌケーティー エイチブイ ケーブルズ エービー
代理人園田・小林弁理士法人
主分類H02G 9/12 20060101AFI20240910BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】設置深さがより深い場合の設置に使用することができる動的海底電力ケーブルシステムを提供する。
【解決手段】海底電力ケーブルシステムは、接合位置で接合された第1の軸方向部分および第2の軸方向部分を有する要素を備える動的海底電力ケーブル5と、動的海底電力ケーブル5の周りに配置された曲げ制限装置19とを備え、曲げ制限装置19が、接合位置にわたって軸方向に延び、接合位置での動的海底電力ケーブル5の曲がりを制限するように配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
接合位置(35)で接合された第1の軸方向部分および第2の軸方向部分を有する要素(23a~23c、27a~27c)を備える動的海底電力ケーブル(5)と、
前記動的海底電力ケーブル(5)の周りに配置された曲げ制限装置(19、19.1、19.2)と
を備え、
前記曲げ制限装置(19、19.1、19.2)が、前記接合位置(35)にわたって軸方向に延び、前記曲げ制限装置(19、19.1、19.2)が、前記接合位置(35)での前記動的海底電力ケーブル(5)の曲がりを制限するように構成されている、
海底電力ケーブルシステム。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記曲げ制限装置(19、19.1、19.2)が、曲げ補剛材、曲げ制限器、チューブ、またはパイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項3】
前記動的海底電力ケーブル(5)が、前記第1の軸方向部分が延びる上端と、前記第2の軸方向部分が延びる下端とを有する、請求項1または2に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項4】
前記接合位置(35)が、前記上端からおよび前記下端から少なくとも50mの距離に配置される、請求項3に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項5】
前記要素(23a~23c、27a~27c)が、金属製遮水層(27a~27c)である、請求項1から4のいずれか一項に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項6】
前記金属製遮水層(27a~27c)が、前記第1の軸方向部分に沿って波形であり、前記第2の軸方向部分に沿って滑らかである、請求項5に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項7】
前記金属製遮水層(27a~27c)が、銅材料またはステンレス鋼を含む、請求項5または6に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項8】
前記要素(23a~23c、27a~27c)が導体(23a~23c)である、請求項1から4のいずれか一項に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項9】
前記動的海底電力ケーブル(5)が、外側サービングまたは外側シース(33)を有し、前記曲げ制限装置が、前記外側サービングまたは外側シース(33)の周りに配置される、請求項1から8のいずれか一項に記載の海底電力ケーブルシステム。
【請求項10】
前記接合位置(35)が工場内で形成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の海底電力ケーブルシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、海底電力ケーブルシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
浮体式風力タービンなどの発電用浮体式沖合構造物は、浮体式風力タービンによって生成された電力を送電網に供給するために動的海底電力ケーブルに接続される。浮体式石油プラットフォームなどの他の種類の浮体式沖合構造物は、電力消費目的で動的海底電力ケーブルに接続される場合がある。
【0003】
浮体式沖合構造物は波の動きを受ける。したがって、動的海底電力ケーブルは、例えば波形金属製遮水材を設けることによって、疲労特性が改善されるように特別に設計される。
【発明の概要】
【0004】
現在使用されている動的海底電力ケーブルは、数百メートルまでの比較的浅い水域に展開されている。したがって、そのようなケーブルは、単一の長さで、すなわちケーブル構成要素を接合することなく作製することができる。
【0005】
動的海底電力ケーブルがより深い深さに展開される場合、海底に近い深さの波形金属製遮水材の波形は、高い静水圧に起因して崩壊する可能性がある。ここで、より深い深さの設備の場合、金属製遮水材の波形部分と滑らかな部分とを接合することによって、より深い水位で金属製遮水材を波形から滑らかに移行させることが有益である場合がある。追加的に、または代替的に、動的海底電力ケーブルの長さに応じて、ケーブルは、いくつかの他の構成要素の接合部、例えば導体の接合部を備えてもよい。
【0006】
動的海底電力ケーブルに作用する最も高い曲げ力は、典型的には、浮体式構造物の近くで、そこから海底に吊り下げられる箇所である。ここで、典型的には、動的海底電力ケーブルは、浮体式構造物に近い動的電力ケーブルの曲がりを制限するために、曲げ補剛材、ベルマウス、または同様の装置を備えることができる。プラットフォーム領域ほど顕著ではないが、ケーブルの移動は、浮体式構造物と海底との間に延びる動的海底電力ケーブルの本質的に全体部分に沿って生じる。動的海底電力ケーブルは水中での曲がりから保護されていないため、任意の種類の構成要素接合部を有する長尺の動的海底電力ケーブルをより深い水中に展開することは危険である。
【0007】
上記に鑑みて、本開示の一般的な目的は、先行技術の問題を解決または少なくとも緩和する海底電力ケーブルシステムを提供することである。
【0008】
したがって、本発明の第1の態様によれば、接合位置で接合された第1の軸方向部分および第2の軸方向部分を有する要素を備える動的海底電力ケーブルと、動的海底電力ケーブルの周りに配置された曲げ制限装置とを備え、曲げ制限装置が、接合位置にわたって軸方向に延び、曲げ制限装置が、接合位置での動的海底電力ケーブルの曲がりを制限するように配置される、海底電力ケーブルシステムが提供される。
【0009】
したがって、曲げ制限装置は、接合位置を含む動的海底電力ケーブルの軸方向部分に沿った動的海底電力ケーブルの曲がりを限定する。したがって、要素は、接合位置における疲労損傷からより良好に保護されることができる。これにより、設置深さがより深い場合の設置に使用することができる動的海底電力ケーブルを提供することができる。
【0010】
一実施形態によれば、曲げ制限装置は、曲げ補剛材、曲げ制限器、チューブ、またはパイプのうちの少なくとも1つを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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