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公開番号
2024125005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023033048
出願日
2023-03-03
発明の名称
ガス脱吸着方法、吸着分離剤および複合材料
出願人
ダイキン工業株式会社
,
国立大学法人大阪大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20240906BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】本開示は、フルオロカーボンの新たな脱吸着方法を提供することを目的とする。
【解決手段】多孔質有機塩と、フルオロカーボンとを接触させることを含み、前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
多孔質有機塩と、フルオロカーボンとを接触させることを含み、
前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含む、フルオロカーボンの脱吸着方法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
多孔質有機塩を含み、
前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含み、
前記芳香族アミンは、ハロゲン原子を含む、フルオロカーボンの吸着分離剤。
【請求項3】
前記芳香族アミンは、1分子中にハロゲン原子を3個以上含む、請求項2に記載のフルオロカーボンの吸着分離剤。
【請求項4】
前記ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子および臭素原子から選ばれる1種または2種以上である、請求項2または3に記載のフルオロカーボンの吸着分離剤。
【請求項5】
前記多孔質有機塩の空隙率は、10%以上65%以下である、請求項2または3に記載の吸着分離剤。
【請求項6】
前記多孔質有機塩の最小空孔径は、1Å以上20Å以下である、請求項2または3に記載の吸着分離剤。
【請求項7】
フルオロカーボンの最大吸着量が、5mL/g以上100mL/g以下である、請求項2または3に記載の吸着分離剤。
【請求項8】
クロロジフルオロメタン及びジフルオロメタンから選ばれる1種または2種以上を選択的に吸着する、請求項2または3に記載の吸着分離剤。
【請求項9】
多孔質有機塩と、フルオロカーボンとを含み、
前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含む、複合材料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガス脱吸着方法、吸着分離剤および複合材料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、芳香族スルホン酸および芳香族アミンを含み、ホストとして機能する有機塩を用意する工程(a)と、かかる有機塩を、ゲストとして機能する揮発性化合物の蒸気に曝露させる工程(b)とを包含する包接結晶の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-193563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、フルオロカーボンの新たな脱吸着方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下を提供する。
[1]
多孔質有機塩と、フルオロカーボンとを接触させることを含み、
前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含む、フルオロカーボンの脱吸着方法。
[2]
多孔質有機塩を含み、
前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含み、
前記芳香族アミンは、ハロゲン原子を含む、フルオロカーボンの吸着分離剤。
[3]
前記芳香族アミンは、1分子中にハロゲン原子を3個以上含む、[2]に記載のフルオロカーボンの吸着分離剤。
[4]
前記ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子および臭素原子から選ばれる1種または2種以上である、[2]または[4]に記載のフルオロカーボンの吸着分離剤。
[5]
前記多孔質有機塩の空隙率は、10%以上65%以下である、[2]~[4]のいずれか1つに記載の吸着分離剤。
[6]
前記多孔質有機塩の最小空孔径は、1Å以上20Å以下である、[2]~[5]のいずれか1つに記載の吸着分離剤。
[7]
フルオロカーボンの最大吸着量が、5mL/g以上100mL/g以下である、[2]~[6]のいずれか1つに記載の吸着分離剤。
[8]
クロロジフルオロメタン及びジフルオロメタンから選ばれる1種または2種以上を選択的に吸着する、[2]~[7]のいずれか1つに記載の吸着分離剤。
[9]
多孔質有機塩と、フルオロカーボンとを含み、
前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含む、複合材料。
【発明の効果】
【0006】
本開示は、フルオロカーボンの新たな脱吸着方法を提供し得る。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第一実施形態:フルオロカーボンの脱吸着方法)
本開示のフルオロカーボンの脱吸着方法は、
多孔質有機塩と、フルオロカーボンとを接触させることを含み、
前記多孔質有機塩は、芳香族アミンと芳香族スルホン酸との塩を含む。
【0008】
本開示によれば、フルオロカーボンの新たな脱吸着方法を提供し得る。
【0009】
(フルオロカーボン)
上記フルオロカーボンは、炭素原子と該炭素原子に結合するフッ素原子とを含む化合物であり、代表的には、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロフルオロカーボンが挙げられる。
【0010】
上記ハイドロクロロフルオロカーボンとしては、クロロジフルオロメタン、クロロトリフルオロエタン等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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