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公開番号2024124910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032889
出願日2023-03-03
発明の名称車両のソフトウェア管理システム、車両のソフトウェア管理方法、及び車両のソフトウェア管理プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 8/65 20180101AFI20240906BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの利便性を向上する。
【解決手段】OTAマスタ11は、無線LANを経由したソフトウェアの更新データの受信中に無線LANとの接続が切断されるか否かを判定する。そして、OTAマスタ11は、無線LANとの接続が切断されると判定される場合、セルラ回線を経由した更新データの受信の可否を車両のユーザに問い合せる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
無線ＬＡＮを経由してソフトウェアの更新データを受信する第１の通信機とセルラ回線を経由して前記更新データを受信する第２の通信機とを備える車両のソフトウェア管理システムであって、
前記無線ＬＡＮを経由した前記更新データの受信中に、当該無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定する判定部と、
前記判定部にて前記無線ＬＡＮとの接続が切断されると判定される場合、前記セルラ回線を経由した前記更新データの受信の可否を前記車両のユーザに問い合せる問い合わせ部と、を備える
車両のソフトウェア管理システム。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記判定部は、車速に基づいて前記無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定する請求項１に記載の車両のソフトウェア管理システム。
【請求項３】
前記判定部は、前記車両が走行している走行エリアに基づいて前記無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定する請求項１に記載の車両のソフトウェア管理システム。
【請求項４】
前記判定部は、前記無線ＬＡＮのアクセスポイントの地図情報及び前記車両の位置情報に基づいて前記無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定する請求項１に記載の車両のソフトウェア管理システム。
【請求項５】
前記無線ＬＡＮとの接続が携帯情報端末のテザリングによって実施されている場合には、
前記判定部は、前記携帯情報端末の充電量に基づいて前記無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定する請求項１に記載の車両のソフトウェア管理システム。
【請求項６】
前記問い合わせ部は、前記ユーザへの問い合わせを、前記車両の停車中に実施する請求項１に記載の車両のソフトウェア管理システム。
【請求項７】
前記車両のステアリングホイールは、前記受信の可否を選択することができる操作部を有しており、
前記問い合わせ部は、前記ユーザへの問い合わせを、前記車両の走行中も実施する請求項６に記載の車両のソフトウェア管理システム。
【請求項８】
無線ＬＡＮを経由してソフトウェアの更新データを受信する第１の通信機とセルラ回線を経由して前記更新データを受信する第２の通信機とを備える車両のソフトウェア管理方法であって、
前記無線ＬＡＮを経由した前記更新データの受信中に、当該無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定することと、
前記無線ＬＡＮとの接続が切断されると判定される場合、前記セルラ回線を経由した前記更新データの受信の可否を前記車両のユーザに問い合せることと、
を行う車両のソフトウェア管理方法。
【請求項９】
無線ＬＡＮを経由してソフトウェアの更新データを受信する第１の通信機とセルラ回線を経由して前記更新データを受信する第２の通信機とを備える車両のソフトウェアを管理するプログラムであって、
前記無線ＬＡＮを経由した前記更新データの受信中に、当該無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定することと、
前記無線ＬＡＮとの接続が切断されると判定される場合、前記セルラ回線を経由した前記更新データの受信の可否を前記車両のユーザに問い合せることと、
を実施するように構成された車両のソフトウェア管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両のソフトウェア管理システム、車両のソフトウェア管理方法、及び車両のソフトウェア管理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に記載されているソフトウェア管理システムは、無線アクセスポイントからのウェイクアップ要求を受信すると、通信ユニットがスリープ状態からウェイクアップ状態に遷移して外部装置との無線通信を開始する。そして、電子機器のソフトウェアは、外部装置からダウンロードした更新データに更新される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６８８８８４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
セルラ回線を通じた更新データのダウンロードを行うと料金が発生する場合において、車両のユーザが許可していないにもかかわらず、セルラ回線を通じたダウンロードが行われてしまうとユーザが不利益を被る。その結果、ユーザの利便性が低下する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決する車両のソフトウェア管理システムは、無線ＬＡＮを経由してソフトウェアの更新データを受信する第１の通信機とセルラ回線を経由して前記更新データを受信する第２の通信機とを備える車両のソフトウェア管理システムである。このソフトウェア管理システムは、前記無線ＬＡＮを経由した前記更新データの受信中に、当該無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定する判定部と、前記判定部にて前記無線ＬＡＮとの接続が切断されると判定される場合、前記セルラ回線を経由した前記更新データの受信の可否を前記車両のユーザに問い合せる問い合わせ部と、を備えている。
【０００６】
上記課題を解決する車両のソフトウェア管理方法は、無線ＬＡＮを経由してソフトウェアの更新データを受信する第１の通信機とセルラ回線を経由して前記更新データを受信する第２の通信機とを備える車両のソフトウェア管理方法である。このソフトウェア管理方法は、前記無線ＬＡＮを経由した前記更新データの受信中に、当該無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定することと、前記無線ＬＡＮとの接続が切断されると判定される場合、前記セルラ回線を経由した前記更新データの受信の可否を前記車両のユーザに問い合せることと、を行う。
【０００７】
上記課題を解決する車両のソフトウェア管理プログラムは、無線ＬＡＮを経由してソフトウェアの更新データを受信する第１の通信機とセルラ回線を経由して前記更新データを受信する第２の通信機とを備える車両のソフトウェアを管理するプログラムである。このソフトウェア管理プログラムは、前記無線ＬＡＮを経由した前記更新データの受信中に、当該無線ＬＡＮとの接続が切断されるか否かを判定することと、前記無線ＬＡＮとの接続が切断されると判定される場合、前記セルラ回線を経由した前記更新データの受信の可否を前記車両のユーザに問い合せることと、を実施するように構成されている。
【発明の効果】
【０００８】
無線ＬＡＮの接続が切断されると判定される場合には、セルラ回線を経由した更新データの受信の可否の問い合せが車両のユーザに対して行われる。そのため、ユーザの利便性が向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
一実施形態のソフトウェア管理システムの構成を模式的に示す図である。
上記ソフトウェア管理システムが実行する問い合わせルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、車両のソフトウェア管理システム、車両のソフトウェア管理方法、及び車両のソフトウェア管理プログラムの一実施形態を、図１及び図２を参照して説明する。
＜ソフトウェア管理システムの構成＞
まず、図１を参照して、本実施形態における車両のソフトウェア管理システムの構成を説明する。本実施形態のソフトウェア管理システムは、車両１０のソフトウェアを管理するシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

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