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公開番号2024122110
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029470
出願日2023-02-28
発明の名称電源回路装置およびそれを有する加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240902BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】リンギングを抑制する配線の設置自由度を向上させた電源回路装置およびそれを有する加熱調理器を得る。
【解決手段】高周波動作する負荷に電力を供給する電源回路装置であって、直流の電流を生成する電力変換回路と、電力変換回路から直流の電流が出力される母線と、一方の端部が母線に接続され、他方の端部が負荷に接続された導線と、導線を被覆する絶縁体とを有する配線と、を有し、配線は、少なくとも1点で折り返された並列配線部を有する構成である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
高周波動作する負荷に電力を供給する電源回路装置であって、
直流の電流を生成する電力変換回路と、
前記電力変換回路から直流の電流が出力される母線と、
一方の端部が前記母線に接続され、他方の端部が前記負荷に接続された導線と、前記導線を被覆する絶縁体とを有する配線と、
を有し、
前記配線は、少なくとも1点で折り返された並列配線部を有する構成である、
電源回路装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記配線は、前記並列配線部の長手方向において、折り返された点である先端側の反対側である根元で屈曲され、前記並列配線部が前記配線の他の部分と並列する構成を有する、
請求項1に記載の電源回路装置。
【請求項3】
前記並列配線部において、前記配線の一部が束ねられた状態を保つ1つ以上の固着部材が設けられている、
請求項1に記載の電源回路装置。
【請求項4】
前記電力変換回路を搭載する基板を有し、
前記並列配線部は、前記基板に搭載された複数の電気部品のうち、少なくとも2つの電気部品の間に挟まれることによって形成される、
請求項1に記載の電源回路装置。
【請求項5】
前記負荷がインバータ回路であり、
前記配線は、前記母線と前記インバータ回路の入力端子とを接続する構成である、
請求項1~4のいずれか1項に記載の電源回路装置。
【請求項6】
前記負荷は、前記電力変換回路に対して並列に接続される複数のインバータ回路であり、
前記母線が前記複数のインバータ回路のうち、1つのインバータ回路の入力端子と接続され、
前記配線は、前記複数のインバータ回路のうち、前記1つのインバータ回路を除く他のインバータ回路の入力端子と前記母線とを接続する構成である、
請求項1~4のいずれか1項に記載の電源回路装置。
【請求項7】
前記複数のインバータ回路のそれぞれが異なる基板に搭載されている、
請求項6に記載の電源回路装置。
【請求項8】
前記並列配線部は、前記負荷よりも前記母線に近い位置に設けられている、
請求項6に記載の電源回路装置。
【請求項9】
前記並列配線部は、前記母線よりも前記負荷に近い位置に設けられている、
請求項6に記載の電源回路装置。
【請求項10】
調理鍋が載置される天板と、
前記天板の下方に設けられ、前記調理鍋を加熱する加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、
前記インバータ回路に直流の電流を供給する、請求項1~4のいずれか1項に記載の電源回路装置と、
を有する加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、負荷に電力を供給する電源回路装置およびそれを有する加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の電極が配置されたパネルと、パネルに駆動電流を供給する配線が形成された回路基板とを有し、駆動電流および回路基板の寄生インダクタンスに起因するリンギングを抑制するプラズマディスプレイ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたプラズマディスプレイ装置は、駆動電流を供給する配線とは別に配線用導体を有する。配線用導体は、互いに平行に延在する2つの導体を有し、2つの導体に流れる電流の方向が互いに逆方向になる構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-256398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されたプラズマディスプレイ装置の製造過程において、配線用導体が回路基板に設けられる位置が決められているため、配線用導体の位置および形状を自在に変えることができない。そのため、寄生インダクタンスが小さくなるように配線用導体が形成されていないと、回路動作へのリンギングの影響が大きくなってしまうおそれがある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、リンギングを抑制する配線の設置自由度を向上させた電源回路装置およびそれを有する加熱調理器を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る電源回路装置は、高周波動作する負荷に電力を供給する電源回路装置であって、直流の電流を生成する電力変換回路と、前記電力変換回路から直流の電流が出力される母線と、一方の端部が前記母線に接続され、他方の端部が前記負荷に接続された導線と、前記導線を被覆する絶縁体とを有する配線と、を有し、前記配線は、少なくとも1点で折り返された並列配線部を有する構成である。
【0007】
本開示の加熱調理器は、調理鍋が載置される天板と、前記天板の下方に設けられ、前記調理鍋を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路に直流の電流を供給する、上記の電源回路装置と、を有するものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、母線の端子と負荷側の端子とを配線で接続する際、端子同士を最短距離で結ぶ長さよりも配線長を長めにとっても、余った配線部分に並列配線部が形成されるため、配線によるループ面積が小さくなる。そのため、接続する端子間の距離に合わせて自在に配線を設置することができるだけでなく、配線に起因する配線インダクタンスを抑制することができる。その結果、高周波動作する負荷にリンギングが発生することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る電源回路装置を有する加熱調理器の一構成例を示す斜視図である。
実施の形態1に係る誘導加熱調理器の電気回路の一構成例を示す図である。
図2における第1の端子P1と第2の端子P2とを接続する配線の構造の一例を示す図である。
比較例の加熱調理器の電気回路の構成を示す図である。
図4に示した比較例の電源回路装置において、第1の端子および第2の端子間の配線部分を拡大した図である。
図4に示した比較例の電源回路装置において、別の配線の形状を示す図である。
実施の形態1に係る電源回路装置において、第1の端子および第2の端子間の配線部分を拡大した図である。
実施の形態1に係る電源回路装置および比較例の電源回路装置について、インバータ回路の動作波形を比較した図である。
実施の形態2に係る電源回路装置において、電力変換回路側の母線の第1の端子と負荷側の電源線の第2の端子とを接続する配線の一構成例を示す図である。
実施の形態3において、比較例の加熱調理器の電気回路の構成を示す図である。
実施の形態3に係る加熱調理器の電気回路の一構成例を示す図である。
実施の形態3に係る加熱調理器の電気回路の別の構成例を示す図である。
実施の形態4に係る電源回路装置において、電力変換回路側の母線の第1の端子と負荷側の電源線の第2の端子とを接続する配線の一構成例を示す図である。
実施の形態4に係る電源回路装置において、電力変換回路側の母線の第1の端子と負荷側の電源線の第2の端子とを接続する配線の別の構成例を示す図である。
実施の形態5に係る電源回路装置において、電力変換回路側の母線の第1の端子と負荷側の電源線の第2の端子とを接続する配線の一構成例を示す図である。
実施の形態5に係る電源回路装置において、電力変換回路側の母線の第1の端子と負荷側の電源線の第2の端子とを接続する配線の形状を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
本実施の形態1の電源回路装置を有する加熱調理器の構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る電源回路装置を有する加熱調理器の一構成例を示す斜視図である。加熱調理器100は、調理鍋が載置される天板60と、天板60の下に設けられた筐体50と、操作入力部51と、表示部56とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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