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公開番号2024120335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027065
出願日2023-02-24
発明の名称防眩性フィルム、光学部材、画像表示装置、防眩性フィルムの設計方法、防眩性フィルムの製造方法、光学部材の製造方法、及び画像表示装置の製造方法
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 5/02 20060101AFI20240829BHJP(光学)
要約【課題】内部ヘイズと外部ヘイズとのバランスを適切に調節可能な防眩性フィルムを提供する。
【解決手段】防眩性フィルム10は防眩層12を含む防眩性フィルムであって、防眩層12は、防眩層形成樹脂12a中に第1の粒子12b及び第2の粒子12cを含み、防眩層形成樹脂12a、第1の粒子12b及び第2の粒子12cの、波長550nmで測定した屈折率が、下記数式(1)~(3)を満たすことを特徴とする。
n1<n2(1)
(N-n1)≧0.04(2)
|N-n2|≦0.03(3)
前記数式(1)~(3)において、Nは、防眩層形成樹脂12aの屈折率であり、n1は、第1の粒子12bの屈折率であり、n2は、第2の粒子12cの屈折率である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
防眩層を含む防眩性フィルムであって、
前記防眩層は、防眩層形成樹脂中に第1の粒子及び第2の粒子を含み、
前記防眩層形成樹脂、前記第1の粒子及び前記第2の粒子の、波長550nmで測定した屈折率が、下記数式(1)~(3)を満たすことを特徴とする防眩性フィルム。
n1<n2 (1)
(N-n1)≧0.04 (2)
|N-n2|≦0.03 (3)
前記数式(1)~(3)において、
Nは、前記防眩層形成樹脂の屈折率であり、
n1は、前記第1の粒子の屈折率であり、
n2は、前記第2の粒子の屈折率である。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第2の粒子の質量が、前記第1の粒子の質量に対し1~80倍である請求項1記載の防眩性フィルム。
【請求項3】
前記第2の粒子の重量平均粒子径が、前記第1の粒子の重量平均粒子径に対し0.2~5倍である請求項1記載の防眩性フィルム。
【請求項4】
前記第1の粒子が無機粒子であり、前記第2の粒子が有機粒子である請求項1記載の防眩性フィルム。
【請求項5】
前記防眩性フィルムの内部ヘイズと外部ヘイズとの関係が、下記数式(4)を満たす請求項1記載の防眩性フィルム。
0.1≦(Ha/Hb)≦20 (4)
前記数式4において、Haは、前記防眩性フィルム全体の内部ヘイズであり、Hbは、前記防眩性フィルム全体の外部ヘイズである。
【請求項6】
請求項1記載の防眩性フィルムを含む光学部材。
【請求項7】
偏光板である請求項6記載の光学部材。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか一項に記載の防眩性フィルム、又は請求項6若しくは7記載の光学部材を含む画像表示装置。
【請求項9】
防眩層を含む防眩性フィルムの設計方法であって、
前記防眩性フィルムが、請求項1から5のいずれか一項に記載の防眩性フィルムであり、
前記数式(1)~(3)を満たす範囲内で、前記防眩層形成樹脂、前記第1の粒子及び前記第2の粒子の、波長550nmで測定した屈折率を設計することにより、前記防眩層の内部ヘイズ及び外部ヘイズを設計することを特徴とする防眩性フィルムの設計方法。
【請求項10】
請求項9記載の防眩性フィルムの設計方法により前記防眩層の内部ヘイズ及び外部ヘイズを設計するヘイズ設計工程を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の防眩性フィルムの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防眩性フィルム、光学部材、画像表示装置、防眩性フィルムの設計方法、防眩性フィルムの製造方法、光学部材の製造方法、及び画像表示装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
防眩性フィルムは、フィルム表面に防眩層を設けて防眩性を付与したフィルムであり、画像表示装置に広く用いられている(特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-109683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、防眩性フィルムにおいて、内部ヘイズと外部ヘイズとのバランスを適切に調節することは困難である。内部ヘイズと外部ヘイズとのバランスを適切に調節できないと、防眩性フィルムの光学特性に問題が生じるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、内部ヘイズと外部ヘイズとのバランスを適切に調節可能な防眩性フィルム、光学部材、画像表示装置、防眩性フィルムの設計方法、防眩性フィルムの製造方法、光学部材の製造方法、及び画像表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の防眩性フィルムは、
防眩層を含む防眩性フィルムであって、
前記防眩層は、防眩層形成樹脂中に第1の粒子及び第2の粒子を含み、
前記防眩層形成樹脂、前記第1の粒子及び前記第2の粒子の、波長550nmで測定した屈折率が、下記数式(1)~(3)を満たすことを特徴とする。
n1<n2 (1)
(N-n1)≧0.04 (2)
|N-n2|≦0.03 (3)
前記数式(1)~(3)において、
Nは、前記防眩層形成樹脂の屈折率であり、
n1は、前記第1の粒子の屈折率であり、
n2は、前記第2の粒子の屈折率である。
【0007】
本発明の光学部材は、本発明の防眩性フィルムを含む光学部材である。
【0008】
本発明の画像表示装置は、本発明の防眩性フィルム、又は本発明の光学部材を含む画像表示装置である。
【0009】
本発明の防眩性フィルムの設計方法は、
防眩層を含む防眩性フィルムの設計方法であって、
前記防眩性フィルムが、前記本発明の防眩性フィルムであり、
前記数式(1)~(3)を満たす範囲内で、前記防眩層形成樹脂、前記第1の粒子及び前記第2の粒子の、波長550nmで測定した屈折率を設計することにより、前記防眩層の内部ヘイズ及び外部ヘイズを設計することを特徴とする。
【0010】
本発明の防眩性フィルムの製造方法は、前記本発明の防眩性フィルムの設計方法により前記防眩層の内部ヘイズ及び外部ヘイズを設計するヘイズ設計工程を含む、前記本発明の防眩性フィルムの製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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