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公開番号
2024118940
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023025558
出願日
2023-02-21
発明の名称
樹脂組成物
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
C08L
23/20 20060101AFI20240826BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】4-メチル-1-ペンテン系重合体および4-メチル-1-ペンテン共重合体を含む樹脂組成物であって、成形性に優れ、透明性が高く、かつ、該樹脂組成物から得られる成形体をウェアラブル用途に用いたときに肌へのフィット性が良好になる程度の柔軟性と応力緩和性とを示す樹脂組成物、ならびに、該樹脂組成物を含む成形体を提供する。
【解決手段】要件(A-a)および(A-b)を満たす4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)1~50質量部と、要件(B-a)および(B-b)を満たす4-メチル-1-ペンテン共重合体(B)50~99質量部とを含む、JIS K7361に準拠する方法にて測定した全光線透過率(3mm厚シート)が50%以上の樹脂組成物(X);
要件(A-a)4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(i)90~100モル%と、炭素原子数5~20のα-オレフィン(4-メチル-1-ペンテンを除く)から導かれる構成単位(ii)0~10モル%からなる;
要件(A-b)DSCで測定した融点が、200~250℃の範囲にある;
要件(B-a)4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(iii)55~97モル%と、炭素原子数2~4のα-オレフィンから導かれる構成単位(iv)3~45モル%からなる;
要件(B-b)DSCで測定した融点が160℃以下であるか、または観測されない。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記要件(A-a)および(A-b)を満たす4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)1~50質量部と、
下記要件(B-a)および(B-b)を満たす4-メチル-1-ペンテン共重合体(B)50~99質量部とを含む(ただし、4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)と4-メチル-1-ペンテン共重合体(B)の合計を100質量部とする。)、JIS K7361に準拠する方法にて測定した全光線透過率(3mm厚シート)が50%以上の樹脂組成物(X);
要件(A-a)4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(i)90~100モル%と、炭素原子数5~20のα-オレフィン(4-メチル-1-ペンテンを除く)から導かれる構成単位(ii)0~10モル%からなる(ただし、構成単位(i)と構成単位(ii)の合計を100モル%とする。);
要件(A-b)示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が、200~250℃の範囲にある;
要件(B-a)4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(iii)55~97モル%と、炭素原子数2~4のα-オレフィンから導かれる構成単位(iv)3~45モル%からなる(ただし、構成単位(iii)と構成単位(iv)の合計を100モル%とする);
要件(B-b)示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が160℃以下であるか、または観測されない。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
樹脂組成物(X)が要件(X-a)および(X-b)を満たす請求項1に記載の樹脂組成物(X)。
要件(X-a);-40~150℃の温度範囲で、10rad/sの周波数で動的粘弾性測定を行って得られるtanδがピーク値となる温度が、0℃以上60℃以下である。
要件(X-b);-40~150℃の温度範囲で、10rad/sの周波数で動的粘弾性測定を行って得られるtanδのピーク値が、0.5以上5.0以下である。
【請求項3】
下式で定義されるショアD硬度(JIS K6253に準拠、厚さ6mmの射出試験片の状態で測定)の値の変化ΔHSが、20~50である請求項1に記載の樹脂組成物(X)。
ΔHS=(押針接触開始直後のショアD硬度値-押針接触開始から15秒後のショアD硬度値)。
【請求項4】
4-メチル-1-ペンテン共重合体(B)は、示差走査熱量計(DSC)によって測定される融点(Tm)が110℃以下であるか、または観測されない、請求項1に記載の樹脂組成物(X)。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物(X)を含む成形体。
【請求項6】
請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物(X)を含む射出成形体。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物(X)を含むフィルムまたはシート。
【請求項8】
請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物(X)を含むウェアラブル部材。
【請求項9】
請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物(X)を含むボトルキャップ。
【請求項10】
請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂組成物(X)を含むグリップ材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、4-メチル-1-ペンテン系重合体、および4-メチル-1-ペンテン共重合体を含む樹脂組成物、該樹脂組成物を含んでなる成形体およびそれらの用途に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
4-メチル-1-ペンテン系重合体はポリエチレンやポリプロピレンに比べて、耐熱性、透明性、軽量性、耐スチーム性、離型性、ガス透過性、電気特性など優れた特徴を有する樹脂として、食品容器、電子・情報部材用副資材、実験器具、文房具、架橋用工程部材、離型フィルム、電子・情報部材用フィルム、食品包材、合成紙など様々な分野で利用されている。
【0003】
しかし、4-メチル-1-ペンテン系重合体は一般的に、伸び、靭性、延伸性、柔軟性に乏しいため、同じポリオレフィンであるポリエチレンやポリプロピレン、ポリオレフィンエラストマーと比較して適用可能な用途に制約があるのが実状である。例えば、4-メチル-1-ペンテン系重合体は、ポリエチレンやポリプロピレンと比較して延伸性に乏しいため、延伸フィルムを製造したりブロー成形や真空成形を行なったりすることが、ポリエチレンやポリプロピレンと比較して困難であり、その結果、ブロー成形や真空成形には多用されていない。また、4-メチル-1-ペンテン系重合体は、ポリオレフィンエラストマーと比較して柔軟性が低いため、ウェアラブル用途のような人肌に触れる用途では、肌へのフィット性(肌の形状に沿って容易に変形し、より弱い外力で変形後の形状を保持できること)に課題があるのが実状である。
【0004】
そこで、4-メチル-1-ペンテン系重合体の靭性や伸びを改良する目的で検討が試みられている。
例えば、特許文献1では、4-メチル-1-ペンテン系重合体を含む熱可塑性エラストマーからなり、機械的特性に優れるホースが開示されている。また、特許文献2に開示された4-メチル-1-ペンテン・α-オレフィン共重合体とフィラーとのコンパウンドでは、伸びなどの機械特性が良好であり、成形性も良好であることが報告されている。さらに、特許文献3では、透明性、耐熱性、靭性、成形性に優れる組成物として、4-メチル-1-ペンテン(共)重合体、および4-メチル-1-ペンテン・α-オレフィン共重合体を特定の割合で配合した組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2002/081958号公報
WO2021/095683号公報
WO2013/099876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された熱可塑性エラストマーには架橋ゴムが含まれるため、用途によっては、透明性が不十分である場合があった。特許文献2に開示されたコンパウンドでも、フィラーの添加により透明性が損なわれるため、用途によっては、透明性が不十分となる場合があった。
特許文献3では、透明性、耐熱性、靭性、成形性に優れる組成物が開示されてはいるが、ウェアラブル用途に用いたときに肌へのフィット性が良好となる程度に柔軟性と応力緩和性とが高いかは不明である上、ウェアラブル用途への適用の可否については記載されていない。
【0007】
本発明は、4-メチル-1-ペンテン系重合体および4-メチル-1-ペンテン共重合体を含む樹脂組成物であって、成形性に優れ、透明性が高く、かつ、該樹脂組成物から得られる成形体をウェアラブル用途に用いたときに肌へのフィット性が良好になる程度の柔軟性と応力緩和性とを示す樹脂組成物、ならびに、該樹脂組成物を含む成形体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが検討を進めた結果、4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)と、4-メチル-1-ペンテン共重合体(B)を含む組成物によれば、前記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、例えば以下[1]~[10]の事項を有する。
【0010】
[1] 下記要件(A-a)および(A-b)を満たす4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)1~50質量部と、
下記要件(B-a)および(B-b)を満たす4-メチル-1-ペンテン共重合体(B)50~99質量部とを含む(ただし、4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)と4-メチル-1-ペンテン共重合体(B)の合計を100質量部とする。)、JIS K7361に準拠する方法にて測定した全光線透過率(3mm厚シート)が50%以上の樹脂組成物(X);
要件(A-a)4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(i)90~100モル%と、炭素原子数5~20のα-オレフィン(4-メチル-1-ペンテンを除く)から導かれる構成単位(ii)0~10モル%からなる(ただし、構成単位(i)と構成単位(ii)の合計を100モル%とする。);
要件(A-b)示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が、200~250℃の範囲にある;
要件(B-a)4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(iii)55~97モル%と、炭素原子数2~4のα-オレフィンから導かれる構成単位(iv)3~45モル%からなる(ただし、構成単位(iii)と構成単位(iv)の合計を100モル%とする);
要件(B-b)示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が160℃以下であるか、または観測されない。
(【0011】以降は省略されています)
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