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公開番号2024118505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023024818
出願日2023-02-21
発明の名称圧電デバイス用ポリマー材料
出願人株式会社大阪ソーダ
代理人
主分類H10N 30/857 20230101AFI20240826BHJP()
要約【課題】圧電デバイス用途における柔軟でソフトな材料を提供する目的において、高誘電フィラーの添加を必須とすることなく、高分子材料そのものの誘電率を向上させることが課題となっている。
【解決手段】主鎖がポリオキシエチレン骨格からなるポリエーテル系重合体、又はその架橋物が高い誘電性を有していることを見出し、課題を解決できる圧電デバイス用ポリマー材料であることを見出した。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
主鎖がポリオキシエチレン骨格からなるポリエーテル系重合体、又はその架橋物を有する圧電デバイス用ポリマー材料。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
主鎖がポリオキシエチレン骨格からなるポリエーテル系重合体が、エピハロヒドリン類、アルキレンオキサイド類、グリシジル類から選択される化合物に由来する構成単位を少なくとも1つ以上含む請求項1に記載の圧電デバイス用ポリマー材料。
【請求項3】
請求項1、又は2に記載の圧電デバイス用ポリマー材料を用いた圧電デバイス用素子。
【請求項4】
請求項3に記載の圧電デバイス素子を備える圧電デバイス。
【請求項5】
センサ、又はアクチュエータである請求項4に記載の圧電デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエーテル系重合体、又はその架橋物を有する圧電デバイス用ポリマー材料、圧電デバイス素子、センサ、アクチュエータ等の圧電デバイスに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエーテル重合体は、原料となるオキシラン化合物の種類を選択することにより、様々な性質をもつポリマーとなるため、自動車用ゴム部品、電気、電子機器用ゴム部材、土木、建築用ゴム資材、各種工業用ゴム部材、各種プラスチックブレンド用ポリマー、高分子固体電解質等の広範な分野で使用されている。
【0003】
また、一般的にエピクロルヒドリン系ゴムと呼ばれるポリエーテル重合体、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン-エチレンオキシド共重合体、エピクロルヒドリン-エチレンオキシド-アリルグリシジルエーテル三元共重合体は、優れた耐熱性、耐油性、耐燃料油性、耐オゾン性、低温特性、半導電特性などを有していることから、自動車用ゴム部品や電気、電子機器用ゴム部材として広く利用されている。
【0004】
一方で、電気を力に変換する誘電エラストマー材料は、アクチュエータやセンサなどの材料として有用である。中でも、エラストマーが大きな変位や力を得るために重要な特性の一つが誘電率であり、誘電エラストマーを用いたデバイスを高機能化するうえで、エラストマー材料の高誘電率化が求められている。
【0005】
例えば特許文献1において、高誘電フィラーをゴムに混錬することで高誘電率化を達成しているが、ゴム硬度が高く柔らかさが求められる誘電エラストマーとしては好ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-291206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
圧電デバイス用途における柔軟でソフトな材料を提供する目的において、高誘電フィラーの添加を必須とすることなく、高分子材料そのものの誘電率を向上させることが課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題について鋭意研究の結果、主鎖がポリオキシエチレン骨格からなるポリエーテル系重合体、又はその架橋物が高い誘電性を有していることを見出し、上記課題を解決できることを見出した。
【0009】
本発明は、以下のように記載することもできる。
項1 主鎖がポリオキシエチレン骨格からなるポリエーテル系重合体、又はその架橋物を有する圧電デバイス用ポリマー材料。
項2 主鎖がポリオキシエチレン骨格からなるポリエーテル系重合体が、エピハロヒドリン類、アルキレンオキサイド類、グリシジル類から選択される化合物に由来する構成単位を少なくとも1つ以上含む項1に記載の圧電デバイス用ポリマー材料。
項3 項1、又は2に記載の圧電デバイス用ポリマー材料を用いた圧電デバイス用素子。
項4 項3に記載の圧電デバイス素子を備える圧電デバイス。
項5 センサ、又はアクチュエータである項4に記載の圧電デバイス。
【発明の効果】
【0010】
本発明の主鎖がポリオキシエチレン骨格からなるポリエーテル系重合体、又はその架橋物は、高い誘電率を有しており、高誘電フィラーを必須としないため、柔軟であることから、センサ、又はアクチュエータ等の圧電デバイス用ポリマー材料として非常に有用である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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