TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024121573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028737
出願日2023-02-27
発明の名称メモリデバイス
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H10B 43/27 20230101AFI20240830BHJP()
要約【課題】メモリデバイスの歩留まりを向上させ且つ動作特性を改善させる。
【解決手段】実施形態のメモリデバイスは、第1及び第2板状部材SLTと複数の柱状部材と複数のワード線とを含む。複数の柱状部材は、第1及び第2板状部材間で第2方向に並んだK行(Kは4以上の整数)の格子状に配置され、1行目及びK行目間の複数行に配置された複数のメモリピラーMPと、1行目とK行目とのそれぞれに配置された複数のダミーピラーDPとを含む。各ダミーピラーDPは、複数のワード線の少なくとも一つと第2方向に対向して設けられた部分を有し、且つ第1及び第2板状部材のいずれかと接して設けられた第1絶縁体層を含む。複数のワード線のうち複数のメモリピラーMPと複数のダミーピラーDPとの両方と第2方向に対向するワード線が含まれる位置で、ダミーピラーDPの径は、メモリピラーMPの径よりも小さい。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
各々が第1方向に延伸して設けられた部分を有し、前記第1方向と交差する第2方向に並んだ第1板状部材及び第2板状部材と、
前記第1板状部材と前記第2板状部材との間で前記第2方向に並んだK行(Kは4以上の整数)の格子状に配置され、前記K行のうち1行目とK行目との間の複数行に配置された複数のメモリピラーと前記K行のうち1行目とK行目とに配置された複数のダミーピラーとを含んで、それぞれが前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延伸する複数の柱状部材と、
前記第1板状部材と前記第2板状部材との間で、前記第3方向に互いに離れて設けられた複数のワード線と、を備え、
前記複数のメモリピラーの各々は、前記複数のワード線のそれぞれと前記第2方向に対向して設けられた部分を有する半導体層を含み、
前記複数のダミーピラーの各々は、前記複数のワード線の少なくとも一つと前記第2方向に対向して設けられた部分を有し、且つ前記第1板状部材及び前記第2板状部材のいずれかと接して設けられた第1絶縁体層を含み、
前記複数のワード線のうち前記複数のメモリピラーと前記複数のダミーピラーとの両方と前記第2方向に対向するワード線が含まれる前記第3方向の位置で、前記複数のダミーピラーのそれぞれの径は、前記複数のメモリピラーのそれぞれの径よりも小さい、
メモリデバイス。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数のダミーピラーの各々は、前記第3方向の前記位置で、前記第1板状部材及び前記第2板状部材のいずれかによって一部が欠けた略円形状の断面を有する、
請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項3】
前記K行のうち1行目に配置されたダミーピラーの中心部分と前記K行のうち2行目に配置されたメモリピラーの中心部分との前記第2方向の間隔と、前記K行のうち1行目とK行目との間で隣り合う2つの行に配置された2つのメモリピラーのそれぞれの中心部分の前記第2方向の間隔と、前記K行のうちK行目に配置されたダミーピラーの中心部分と前記K行のうち(K-1)行目に配置されたメモリピラーの中心部分との前記第2方向の間隔とは、略等しい、
請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項4】
前記複数のワード線から前記第3方向に離れて設けられたソース線をさらに備え、
前記ソース線は、前記複数のメモリピラーのそれぞれの前記半導体層に接続され、前記複数のダミーピラーのそれぞれに対して前記第3方向に離れている、
請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項5】
各々が第1方向に延伸して設けられた部分を有し、前記第1方向と交差する第2方向に並んだ第1板状部材及び第2板状部材と、
前記第1板状部材と前記第2板状部材との間で前記第2方向に並んだK行(Kは4以上の整数)の格子状に配置され、前記K行のうち1行目とK行目との間の複数行に配置された複数のメモリピラーと、前記K行のうち1行目とK行目に配置された複数のダミーピラーとを含んで、それぞれが前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延伸する複数の柱状部材と、
前記第1板状部材と前記第2板状部材との間で、前記第3方向に互いに離れて設けられた複数のワード線と、
前記複数のワード線から前記第3方向に離れて設けられた導電体層とを備え、
前記複数のメモリピラーの各々は、前記複数のワード線のそれぞれと前記第2方向に対向して設けられた部分と、前記導電体層に接続された部分とを有する半導体層を含み、
前記複数のダミーピラーの各々は、前記複数のワード線の少なくとも一つと前記第2方向に対向して設けられた部分を有し、前記第1板状部材及び前記第2板状部材のいずれかと接し、且つ前記導電体層から前記第3方向に離れて設けられた第1絶縁体層を含む、
メモリデバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、メモリデバイスに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2015/0194435号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
メモリデバイスの歩留まりを向上させ且つ動作特性を改善させる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のメモリデバイスは、第1板状部材及び第2板状部材と、複数の柱状部材と、複数のワード線とを含む。第1板状部材及び第2板状部材の各々は、第1方向に延伸して設けられた部分を有する。第1板状部材及び第2板状部材は、第1方向と交差する第2方向に並んでいる。複数の柱状部材は、第1板状部材と第2板状部材との間で第2方向に並んだK行(Kは4以上の整数)の格子状に配置され、K行のうち1行目とK行目との間の複数行に配置された複数のメモリピラーと、K行のうち1行目とK行目とに配置された複数のダミーピラーとを含んで、それぞれが第1方向及び第2方向と交差する第3方向に延伸する。複数のワード線は、第1板状部材と第2板状部材との間で、第3方向に互いに離れて設けられる。複数のメモリピラーの各々は、複数のワード線のそれぞれと第2方向に対向して設けられた部分を有する半導体層を含む。複数のダミーピラーの各々は、複数のワード線の少なくとも一つと第2方向に対向して設けられた部分を有し、且つ第1板状部材及び第2板状部材のいずれかと接して設けられた第1絶縁体層を含む。複数のワード線のうち複数のメモリピラーと複数のダミーピラーとの両方と第2方向に対向するワード線が含まれる第3方向の位置で、複数のダミーピラーのそれぞれの径は、複数のメモリピラーのそれぞれの径よりも小さい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係るメモリデバイスを備えるメモリシステムの全体構成の一例を示すブロック図。
第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図。
第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイのメモリ領域の詳細な平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の一例を示す、図4のV-V線に沿った断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリピラーの断面構造の一例を示す、図5のVI-VI線に沿った断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイに設けられたスリットの近傍の詳細なレイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造方法の一例を示すフローチャート。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第1実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
比較例のメモリホールMHを形成するエッチング処理におけるマスクの形状の変化の一例を示す模式図。
第1実施形態のメモリホールMHを形成するエッチング処理におけるマスクの形状の変化の一例を示す模式図。
第2実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイのメモリ領域の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリピラーが有する第1階層及び第2階層の境界部分の詳細な断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの製造方法の一例を示すフローチャート。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第3実施形態に係るメモリデバイスの製造途中の断面構造の一例を示す断面図。
第1変形例に係るメモリセルアレイの断面構造の一例を示す断面図。
第2変形例に係るメモリセルアレイの断面構造の一例を示す断面図。
第3変形例に係るメモリセルアレイの断面構造の一例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、各実施形態について図面を参照して説明する。各実施形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は、模式的又は概念的なものである。各図面の寸法や比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。構成の図示は、適宜省略されている。平面図に付加されたハッチングは、構成要素の素材や特性とは必ずしも関連していない。本明細書において、略同一の機能及び構成を有する構成要素には、同一の符号が付加されている。参照符号に付加された数字や文字などは、同じ参照符号により参照され、且つ類似した要素同士を区別するために使用される。
【0008】
<1>第1実施形態
第1実施形態に係るメモリデバイス1は、メモリセルが3次元に積層された構造を有する。そして、第1実施形態に係るメモリデバイス1では、メモリセルに対応するパターンを形成する処理において、端部のパターンの未開口を抑制するためのダミーパターンが形成される。以下に、第1実施形態に係るメモリデバイス1の詳細について説明する。
【0009】
<1-1>構成
まず、第1実施形態に係るメモリデバイス1の構成について説明する。
【0010】
<1-1-1>メモリデバイスの全体構成
図1は、第1実施形態に係るメモリデバイス1を備えるメモリシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、メモリデバイス1は、外部のメモリコントローラ2によって制御される。メモリデバイス1は、例えば、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリである。メモリデバイス1は、例えば、メモリセルアレイ10、入出力回路11、ロジックコントローラ12、レジスタ回路13、シーケンサ14、ドライバ回路15、ロウデコーダモジュール16、及びセンスアンプモジュール17を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キオクシア株式会社
記憶装置
5日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
5日前
キオクシア株式会社
メモリデバイス
11日前
キオクシア株式会社
メモリシステム
8日前
キオクシア株式会社
メモリシステム
5日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
14日前
キオクシア株式会社
半導体装置の製造方法
5日前
キオクシア株式会社
半導体装置の製造方法
5日前
キオクシア株式会社
半導体装置及びその製造方法
5日前
キオクシア株式会社
半導体装置およびその製造方法
8日前
キオクシア株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
8日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置およびその製造方法
5日前
キオクシア株式会社
磁気デバイス及び磁気記憶デバイス
5日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置およびその製造方法
12日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置およびその製造方法
8日前
キオクシア株式会社
半導体装置及び半導体装置の製造方法
5日前
キオクシア株式会社
演算回路、メモリシステムおよび制御方法
5日前
キオクシア株式会社
半導体装置の製造方法、および基板の分離方法
5日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法
8日前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法
11日前
キオクシア株式会社
半導体装置の製造方法、膜厚測定方法、及び温度測定方法
8日前
キオクシア株式会社
支持基板、支持基板の製造方法、及び半導体記憶装置の製造方法
8日前
キオクシア株式会社
半導体装置の製造方法、支持基板の製造方法、及び基板の剥離方法
5日前
株式会社カネカ
有機EL装置
11日前
株式会社カネカ
有機EL装置
11日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
21日前
日本電気株式会社
量子デバイス
12日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
1か月前
キヤノン株式会社
有機発光素子
12日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
1か月前
株式会社カネカ
有機EL製造装置
11日前
TDK株式会社
圧電構造体
4日前
株式会社デンソー
表示装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
1か月前
株式会社大阪ソーダ
圧電デバイス用ポリマー材料
15日前
キオクシア株式会社
記憶装置
5日前
続きを見る