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公開番号2024109027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023187534
出願日2023-11-01
発明の名称有機発光素子
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H10K 50/19 20230101AFI20240805BHJP()
要約【課題】耐久性に優れた有機発光素子を提供する。
【解決手段】第1の電極と、第1の発光ユニットと、電荷発生部と、第2の発光ユニットと、第2の電極とをこの順に備え、電荷発生部は、少なくとも1つのn型電荷発生層を含み、n型電荷発生層は、少なくとも第1の有機化合物と第2の有機化合物とを含み、第2の有機化合物は、下記一般式[1-1]、乃至特定の一般式[1-2]~[1-10]のいずれかで表されることを特徴とする有機発光素子。
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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の電極と、第1の発光ユニットと、電荷発生部と、第2の発光ユニットと、第2の電極とをこの順に備え、
前記電荷発生部は、少なくとも1つのn型電荷発生層を含み、
前記n型電荷発生層は、少なくとも第1の有機化合物と第2の有機化合物とを含み、
前記第2の有機化合物が、一般式[1-1]乃至[1-10]のいずれかで表されることを特徴とする有機発光素子。
TIFF
2024109027000046.tif
210
169
一般式[1-1]乃至[1-10]において、R

乃至R
909
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基からなる群からそれぞれ独立して選択される。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-1]乃至[1-5]のいずれかで表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項3】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-1]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項4】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-2]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項5】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-3]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項6】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-4]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項7】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-5]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項8】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-6]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項9】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-7]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項10】
前記第2の有機化合物が、一般式[1-8]で表されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機発光素子に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」または「有機発光素子」とも称する)は、陽極と陰極と、これらの電極間に配置されている発光層とを含む有機化合物層に通電することにより発光する素子である。
【0003】
近年、1つの発光層の中に赤色、緑色、青色に発光する発光材料を有して白色発光する単色有機発光素子に加えて、赤色、緑色、青色それぞれに発光する発光層を積層した積層有機発光素子が開発されている。積層有機発光素子は、単層有機発光素子と比べて、駆動電圧が高くなる傾向があるため、電荷発生部もしくは中間電極と呼ばれる中間層を設ける構造が知られている。中間層は他の有機層に比べて劣化しやすい場合がある。中間層の劣化は、高電圧化や低効率化、耐久性の低下に繋がるため、安定な電荷発生層の開発が求められている。
【0004】
特許文献1には、n型電荷発生層にピレン骨格を有する有機化合物を用いた構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2016/0104844号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載された積層有機発光素子は、n型電荷発生層にピレン骨格に複素環を置換基として有する。複素環基を有する化合物は正孔に対する安定性が低い場合がある。そのため、特許文献1に開示された積層有機発光素子は、n型電荷発生層の耐久性に改善の余地がある。
【0007】
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性に優れた有機発光素子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの側面は、第1の電極と、第1の発光ユニットと、電荷発生部と、第2の発光ユニットと、第2の電極とをこの順に備え、前記電荷発生部は、少なくとも1つのn型電荷発生層を含み、前記n型電荷発生層は、少なくとも第1の有機化合物と第2の有機化合物とを含み、前記第2の有機化合物は、一般式[1-1]乃至[1-10]で表されることを特徴とする有機発光素子である。
【0009】
TIFF
2024109027000002.tif
210
168
【0010】
一般式[1-1]乃至[1-10]において、R

乃至R
909
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のシリル基、置換または無置換のアミノ基からなる群からそれぞれ独立して選択される。
(【0011】以降は省略されています)

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