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公開番号2024114726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2024095890,2020180661
出願日2024-06-13,2020-10-28
発明の名称グロメット
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20240816BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】止水性の向上を可能としたグロメットを提供する。
【解決手段】グロメットは、車体パネル11における組付孔12の周囲の部分に対向する対向部32と、対向部32から延出して車体パネル11に接する第2止水部34と、を備える。第2止水部34は、組付孔12の周囲を囲む環状をなす。また、第2止水部34は、対向部32から車体パネル11側に延びる基部40と、基部40の先端から延びて車体パネル11に接する第1リップ部41と、基部40の先端から延びて車体パネル11に接する第2リップ部42と、を有している。そして、第1リップ部41は、車体パネル11側に向かって外周側に傾斜しつつ延び、第2リップ部42は、車体パネル11側に向かって内周側に傾斜しつつ延びている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤハーネスが通される車体パネルの組付孔に組み付けられるグロメットであって、
前記車体パネルにおける前記組付孔の周囲の部分に対向する対向部と、
前記対向部から延出して前記車体パネルに接する止水部と、
を備え、
前記止水部は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、
前記止水部は、前記対向部から前記車体パネル側に延びる基部と、前記基部の先端から延びて前記車体パネルに接する第1リップ部と、前記基部の先端から延びて前記車体パネルに接する第2リップ部と、を有し、
前記第1リップ部は、前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延び、
前記第2リップ部は、前記車体パネル側に向かって内周側に傾斜しつつ延びている、
グロメット。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記基部は、前記車体パネル側に向かって外周側または内周側に傾斜しつつ延びている、
請求項1に記載のグロメット。
【請求項3】
前記基部は、前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延びており、
前記基部の延びる方向と前記第1リップ部の延びる方向とが同一方向である、
請求項2に記載のグロメット。
【請求項4】
前記第2リップ部は、前記基部から延びる第1延出部と、前記第1延出部の先端から延びる第2延出部と、を有し、
前記第2延出部の傾斜は、前記第1延出部の傾斜よりも前記車体パネルに対して垂直に近い傾斜をなしている、
請求項3に記載のグロメット。
【請求項5】
前記第1リップ部の先端位置は、前記第2リップ部の先端位置よりも前記対向部から離れた位置にある、
請求項3または請求項4に記載のグロメット。
【請求項6】
前記車体パネルに対する組付状態において、前記第1リップ部及び前記第2リップ部の各々が、前記対向部に対して離間するように構成されている、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のグロメット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、グロメットに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載されたグロメットは、車体パネルに形成された組付孔に組み付けられ、その組付孔に通されるワイヤハーネスと組付孔との間を止水するように構成されている。詳しくは、グロメットは、車体パネルにおける組付孔の周囲の部分に密着する環状のシール部を有し、そのシール部によって組付孔への水などの浸入を抑えるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-33564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、上記のようなグロメットにおいて、止水性を向上させることを可能とするシール部の構成を検討していた。
そこで、止水性の向上を可能としたグロメットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のグロメットは、ワイヤハーネスが通される車体パネルの組付孔に組み付けられるグロメットであって、前記車体パネルにおける前記組付孔の周囲の部分に対向する対向部と、前記対向部から延出して前記車体パネルに接する止水部と、を備え、前記止水部は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、前記止水部は、前記対向部から前記車体パネル側に延びる基部と、前記基部の先端から延びて前記車体パネルに接する第1リップ部と、前記基部の先端から延びて前記車体パネルに接する第2リップ部と、を有し、前記第1リップ部は、前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延び、前記第2リップ部は、前記車体パネル側に向かって内周側に傾斜しつつ延びている。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、止水性の向上を可能としたグロメットを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態のグロメットの側面図である。
図2は、同形態のグロメットの断面図である。
図3は、同形態のグロメットの要部を拡大して示す断面図である。
図4は、車体パネルへの組付状態におけるグロメットの要部を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のグロメットは、
[1]ワイヤハーネスが通される車体パネルの組付孔に組み付けられるグロメットであって、前記車体パネルにおける前記組付孔の周囲の部分に対向する対向部と、前記対向部から延出して前記車体パネルに接する止水部と、を備え、前記止水部は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、前記止水部は、前記対向部から前記車体パネル側に延びる基部と、前記基部の先端から延びて前記車体パネルに接する第1リップ部と、前記基部の先端から延びて前記車体パネルに接する第2リップ部と、を有し、前記第1リップ部は、前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延び、前記第2リップ部は、前記車体パネル側に向かって内周側に傾斜しつつ延びている。
【0009】
この構成によれば、止水部は、基部の先端のリップ部が二股に分かれた構成をなす。このため、止水部と車体パネルとの接触面積を好適に稼ぐことが可能となる。その結果、止水部の止水性が向上される。また、第1リップ部と第2リップ部を車体パネルに密着させたときに、第1リップ部と第2リップ部と車体パネルとによって囲まれた空間を負圧にして、止水部を車体パネルに吸着させることが可能となる。止水部が車体パネルに吸着すると、車体パネルと止水部との間に隙間が生じにくくなり、その結果、止水部の止水性が向上される。
【0010】
また、上記構成によれば、第1リップ部及び第2リップ部を車体パネルに密着させつつも、基部の変形によってグロメットを組付孔に挿入する際の挿入力を低減させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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