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公開番号2024113522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018574
出願日2023-02-09
発明の名称インテークマニホールド
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 35/10 20060101AFI20240815BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】複数の分岐管によって分配供給される混合ガスのEGRガス濃度のばらつきを抑えることのできるインテークマニホールドを提供する。
【解決手段】インテークマニホールドは、サージタンクと、空気導入部と、複数の分岐管とを備える。空気導入部は、筒状をなすとともに一端がサージタンクに接続されて同サージタンクの内部に空気を導入する。ガス導入部25は、一端が空気導入部の周壁に接続されて同空気導入部の内部にEGRガスを導入する。複数の分岐管は、サージタンクに各別に接続されて同サージタンクの内部の空気を分配する。ガス導入部25は、空気導入部の内面において開口する開口部44を有する。開口部44の開口形状は、空気導入部の延設方向において長い長孔である。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
サージタンクと、
筒状をなすとともに一端が前記サージタンクに接続されて同サージタンクの内部に空気を導入する空気導入部と、
一端が前記空気導入部の周壁に接続されて同空気導入部の内部に空気以外の導入ガスを導入するガス導入部と、
前記サージタンクに各別に接続されて同サージタンクの内部の空気を分配する複数の分岐管と、
を備えるインテークマニホールドにおいて、
前記ガス導入部は、前記空気導入部の内面において開口する開口部を有しており、
前記開口部の開口形状は、前記空気導入部の延設方向において長い長孔である、
インテークマニホールド。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記空気導入部は、前記延設方向において湾曲して延びる湾曲部を有しており、
前記開口部の少なくとも一部は、前記湾曲部の湾曲方向における外側に位置する態様で、前記湾曲部の内面において開口している
請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項3】
前記開口部の開口形状は、前記延設方向における前記サージタンクから離間する側の部分よりも前記サージタンクに近い側の部分のほうが先細の形状をなしている
請求項1または2に記載のインテークマニホールド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のインテークマニホールドに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関には、吸気系の一部をなすインテークマニホールドが設けられている(特許文献1参照)。このインテークマニホールドは、サージタンクと、同サージタンクの内外を連通する空気導入部と、一端がサージタンクに接続された複数の分岐管とを有している。空気導入部には、内燃機関の吸気通路における吸気流れ方向上流側の部分が接続される。また複数の分岐管は、内燃機関の各吸気ポートに接続される。こうしたインテークマニホールドによって、吸気通路に吸入される空気が内燃機関の各気筒に分配される。
【0003】
特許文献1には、インテークマニホールドに、内燃機関の排気の一部(いわゆるEGRガス)を導入するためのEGR部を一体に設けることが提案されている。EGR部は、内燃機関の排気通路内の排気の一部を吸気通路に再循環させるためのEGR通路の一部を構成するものである。EGR部には、上記EGR通路におけるEGRガス流れ方向上流側の部分が接続される。
【0004】
従来、EGR部の一端が空気導入部に接続および連通される態様で同EGR部が空気導入部に一体に設けられた構造のインテークマニホールドが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-96176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
EGR部を有するインテークマニホールドでは、空気とEGRガスとの混合ガスが内燃機関の各吸気ポートに分配供給されるようになる。内燃機関の運転状態の安定化を図るうえでは、各吸気ポートに分配供給される混合ガスのEGRガス濃度のばらつきが小さいことが好ましい。上記EGRガス濃度のばらつきを抑えるために、インテークマニホールド内における空気とEGRガスとの混合を良好なものにすることが望まれている。
【0007】
なお上記問題は、EGR部が一体のインテークマニホールドに限らず、内燃機関の燃焼室からクランクケースに漏れた燃焼ガス(いわゆるブローバイガス)を導入するためのブローバイガス部が一体に設けられたインテークマニホールドにおいても同様に生じる。また上記問題は、内燃機関の燃料タンク内の蒸発燃料(いわゆるパージガス)を導入するパージガス部が一体に設けられるインテークマニホールドにおいても同様に生じる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのインテークマニホールドは、サージタンクと、筒状をなすとともに一端が前記サージタンクに接続されて同サージタンクの内部に空気を導入する空気導入部と、一端が前記空気導入部の周壁に接続されて同空気導入部の内部に空気以外の導入ガスを導入するガス導入部と、前記サージタンクに各別に接続されて同サージタンクの内部の空気を分配する複数の分岐管と、を備えるインテークマニホールドにおいて、前記ガス導入部は、前記空気導入部の内面において開口する開口部を有しており、前記開口部の開口形状は、前記空気導入部の延設方向において長い長孔である。
【0009】
上記構成では、開口部において空気導入部を流れる空気とガス導入部から導入される導入ガスとが合流するようになる。上記構成によれば、この開口部を空気導入部の延設方向に沿って延びる形状、すなわち空気の流れに沿って延びる形状にすることができる。そのため、断面積が同一の条件のもとで開口部が断面円形状をなす場合や同開口部が空気の流れと直交する方向において長い長孔をなす場合と比較して、上記合流部分において生じる圧力損失を小さくすることができる。これにより、空気導入部における空気および導入ガスの一時的な逆流や減速を抑えながら、空気および導入ガスをスムーズに流してサージタンクに導入することができる。上記構成によれば、このようにして空気および導入ガスをスムーズにサージタンクに導入することができるため、同サージタンクから複数の分岐管によって分配供給される混合ガスの導入ガス濃度のばらつきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態のインテークマニホールドの正面図である。
同インテークマニホールドの背面図である。
同インテークマニホールドの側面図である。
同インテークマニホールドの分解側面図である。
同インテークマニホールドの側断面図である。
同インテークマニホールドの第二部材および第三部材の正面図である。
同インテークマニホールドの第一部材の背面図である。
ガス導入部およびその周辺の図2における8-8線に沿った断面図である。
ガス導入部およびその周辺の図8における9-9線に沿った断面図である。
空気導入部の図9における10-10線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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