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公開番号2024113521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018573
出願日2023-02-09
発明の名称インテークマニホールド
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 35/10 20060101AFI20240815BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】吹き返し現象の発生に起因するデポジット発生を抑えることのできるインテークマニホールドを提供する。
【解決手段】インテークマニホールド10は、サージタンク21と、空気導入部22と、ガス導入部25とを有する。空気導入部22は、内部が主通路22Mを構成する筒状をなすとともに同主通路22Mを介してサージタンク21の内部に空気を導入する態様で同サージタンク21に接続される。ガス導入部25は、EGRガスが内部を通過する構造をなして同EGRガスをサージタンク21に導入する。ガス導入部25は、主通路22Mに沿って延びる副通路43Sを有する。副通路43Sは、その延設方向におけるサージタンク21の側の端部である下端431が主通路22Mと合流する態様で延びるとともに、同下端431以外の部分が主通路22Mに対して閉塞されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
サージタンクと、内部が主通路を構成する筒状をなすとともに同主通路を介して前記サージタンクの内部に空気を導入する態様で前記サージタンクに接続された空気導入部と、一端が前記空気導入部の周壁に接続されて前記主通路の内部に空気以外の導入ガスを導入するガス導入部と、を備えるインテークマニホールドにおいて、
前記ガス導入部は、内部において前記主通路に沿って延びる副通路を有し、
前記副通路は、同副通路の延設方向における前記サージタンクの側の端部が前記主通路と合流する態様で延びるとともに、同端部以外の部分が前記主通路に対して閉塞されている、
インテークマニホールド。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ガス導入部は、前記副通路よりも前記導入ガスの流れ方向上流側の部分が、前記副通路の延設方向と交差する方向に前記導入ガスを流出させる態様で、前記副通路に連通されている
請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項3】
前記空気導入部は、同空気導入部の延設方向において湾曲して延びる湾曲部を有し、
前記副通路は、前記湾曲部の湾曲方向における外側部分において同湾曲部の内部の前記主通路に連通されている
請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項4】
前記主通路と前記副通路とが合流する合流部分の開口形状は、前記空気導入部の延設方向において長い長孔である
請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項5】
前記合流部分の開口形状は、前記空気導入部の延設方向における前記サージタンクから離間する側の部分よりも前記サージタンクに近い側の部分のほうが先細の形状をなしている
請求項4に記載のインテークマニホールド。
【請求項6】
前記空気導入部は、前記主通路と前記副通路とが合流する合流部分よりも前記空気導入部の延設方向における前記サージタンクから離間する側の位置に、前記主通路の内部状態を検出するための状態検出部が設けられている
請求項1に記載のインテークマニホールド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のインテークマニホールドに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関には、吸気系の一部をなすインテークマニホールドが設けられている(特許文献1参照)。このインテークマニホールドは、サージタンクと、同サージタンクの内外を連通する空気導入部と、一端がサージタンクに接続された複数の分岐管とを有している。空気導入部には、内燃機関の吸気通路における吸気流れ方向上流側の部分が接続される。また複数の分岐管は、内燃機関の各吸気ポートに接続される。こうしたインテークマニホールドによって、吸気通路に吸入される空気が内燃機関の各気筒に分配される。
【0003】
特許文献1には、インテークマニホールドに、内燃機関の排気の一部(いわゆるEGRガス)を導入するためのEGR部を一体に設けることが提案されている。EGR部は、内燃機関の排気通路内の排気の一部を吸気通路に再循環させるためのEGR通路の一部を構成するものである。EGR部には、上記EGR通路におけるEGRガス流れ方向上流側の部分が接続される。
【0004】
従来、EGR部の一端が空気導入部に接続および連通される態様で同EGR部が空気導入部に一体に設けられた構造のインテークマニホールドが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-96176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
インテークマニホールドでは、内部に一旦導入された空気が吸気流れ方向上流側の吸気通路に逆流する現象、いわゆる吹き返し現象が発生するおそれがある。空気導入部にEGR通路が接続される構造のインテークマニホールドでは、吹き返し現象が発生すると、一時的であるとはいえ、吸入空気ともどもEGRガスが上流側の吸気通路に逆流して侵入するようになる。こうした吹き返し現象の発生は、上流側の吸気通路におけるデポジット発生の原因になってしまう。
【0007】
なお上記問題は、EGR部が一体のインテークマニホールドに限らず、内燃機関の燃焼室からクランクケースに漏れた燃焼ガス(いわゆるブローバイガス)を導入するためのブローバイガス部が一体に設けられたインテークマニホールドにおいても同様に生じる。また上記問題は、内燃機関の燃料タンク内の蒸発燃料(いわゆるパージガス)を導入するパージガス部が一体に設けられるインテークマニホールドにおいても同様に生じる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのインテークマニホールドは、サージタンクと、内部が主通路を構成する筒状をなすとともに同主通路を介して前記サージタンクの内部に空気を導入する態様で前記サージタンクに接続された空気導入部と、一端が前記空気導入部の周壁に接続されて前記主通路の内部に空気以外の導入ガスを導入するガス導入部と、を備えるインテークマニホールドにおいて、前記ガス導入部は、内部において前記主通路に沿って延びる副通路を有し、前記副通路は、同副通路の延設方向における前記サージタンクの側の端部が前記主通路と合流する態様で延びるとともに、同端部以外の部分が前記主通路に対して閉塞されている。
【0009】
上記構成によれば、副通路において導入ガスは、主通路における空気の流れに沿って同主通路との合流部分に向かって、具体的にはサージタンクに向かって流れるようになる。そのため、共にサージタンクに向かう流れである主通路における空気の流れと副通路における導入ガスの流れとを、それら主通路および副通路の連通部分において合流させる態様で、副通路から主通路への導入ガスの導入を行うことができる。これにより、主通路に導入された導入ガスがサージタンク側(空気流れ方向下流側)に流れ易くすることができる。そのため、吹き返し現象の発生に起因するデポジット発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態のインテークマニホールドの正面図である。
同インテークマニホールドの背面図である。
同インテークマニホールドの側面図である。
同インテークマニホールドの分解側面図である。
同インテークマニホールドの側断面図である。
同インテークマニホールドの第二部材および第三部材の正面図である。
同インテークマニホールドの第一部材の背面図である。
ガス導入部およびその周辺の図2における8-8線に沿った断面図である。
ガス導入部およびその周辺の図8における9-9線に沿った断面図である。
空気導入部の図9における10-10線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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