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公開番号2024102633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006650
出願日2023-01-19
発明の名称発電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 7/18 20060101AFI20240724BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】差動歯車機構を備えた発電装置を提供する。
【解決手段】発電装置は、ブレードと、第1回転軸と、差動歯車機構と、第1モータジェネレータと、を備える。差動歯車機構は、一対の第1サイドギヤ及び第2サイドギヤと、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤを第1モータジェネレータへ接続する第1リングギヤと、を有している。第1回転軸の一端には第1サイドギヤが固定されている。第1回転軸の他端にはブレードが接続されている。差動歯車機構では、第1サイドギヤと第2サイドギヤと第1リングギヤのうちの少なくとも二つが、相対回転不能に互いに固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ブレードと、第1回転軸と、差動歯車機構と、第1モータジェネレータと、を備える発電装置であって、
前記差動歯車機構は、一対の第1サイドギヤ及び第2サイドギヤと、前記第1サイドギヤ及び前記第2サイドギヤを前記第1モータジェネレータへ接続する第1リングギヤと、を有しており、
前記第1回転軸の一端には前記第1サイドギヤが固定されており、前記第1回転軸の他端には前記ブレードが接続されており、
前記差動歯車機構では、前記第1サイドギヤと前記第2サイドギヤと前記第1リングギヤのうちの少なくとも二つが、相対回転不能に互いに固定されている、
発電装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記差動歯車機構は、
前記第1サイドギヤ及び前記第2サイドギヤを互い連結する複数のピニオンギヤと、
前記第1サイドギヤ、前記第2サイドギヤ及び前記複数のピニオンギヤを収容するとともに、前記第1リングギヤと一体に形成されたケースと、
をさらに有し、
前記第1回転軸または前記第1サイドギヤが前記ケースに固定されている、請求項1に記載の発電装置。
【請求項3】
前記ケースは、前記第1回転軸と同軸の円筒形状を有し、前記第1回転軸の周囲を覆っているガイド部を備えており、
前記ガイド部の前記第1回転軸と対向している内壁面が、前記第1回転軸に固定されている、請求項2に記載の発電装置。
【請求項4】
前記差動歯車機構は、
前記第1サイドギヤ及び前記第2サイドギヤを互い連結する複数のピニオンギヤと、
前記第1サイドギヤ、前記第2サイドギヤ及び前記複数のピニオンギヤを収容するとともに、前記第1リングギヤと一体に形成されたケースと、
をさらに有し、
前記第2サイドギヤが前記ケースに固定されている、請求項1に記載の発電装置。
【請求項5】
遊星歯車機構と、第2モータジェネレータと、をさらに備え、
前記遊星歯車機構は、サンギヤ、第2リングギヤ及びプラネタリキャリアを備えており、
前記サンギヤには前記第1モータジェネレータが連結されており、
前記第2リングギヤには前記ブレードおよび前記第2モータジェネレータが連結されている、請求項1-4の何れか1項に記載の発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、発電装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、増速機としてのギヤを備える発電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-190844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用トランスアクスルには、モータジェネレータ、および、一対の車軸の回転数差を吸収する差動歯車機構が備えられている。ここで、車両用トランスアクスルの一対の車軸の一方にブレードを配置することで、モータジェネレータで発電する場合を考える。この場合、一方の車軸からのみ駆動力が入力されるため、他方の車軸が空転してしまい、モータジェネレータまで駆動力が伝達されない。その結果、発電することができない問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、発電装置に具現化される。この発電装置は、ブレードと、第1回転軸と、差動歯車機構と、第1モータジェネレータと、を備える。差動歯車機構は、一対の第1サイドギヤ及び第2サイドギヤと、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤを第1モータジェネレータへ接続する第1リングギヤと、を有している。第1回転軸の一端には第1サイドギヤが固定されている。第1回転軸の他端にはブレードが接続されている。差動歯車機構では、第1サイドギヤと第2サイドギヤと第1リングギヤのうちの少なくとも二つが、相対回転不能に互いに固定されている。
【0006】
本明細書の発電装置は、ブレードを回転させることで発電する装置であれば、その態様は特に限定されない。本明細書の発電装置は、風力発電装置に限られず、例えば、水力発電装置であってもよい。また水平軸型の発電装置に限られず、例えば、垂直軸型の発電装置でもよい。上記した発電装置によると、リングギヤと第1回転軸とを一体に回転させることができる。ブレードによって第1回転軸に入力された駆動力を、第1モータジェネレータに適切に伝達することが可能となる。動力伝達経路上に差動歯車機構を備えた発電装置において、発電することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
風力発電装置1の構成を模式的に示す図。
実施例1における差動歯車機構60の断面概略図。
実施例1の変形例における差動歯車機構60の断面概略図。
実施例2における差動歯車機構60の断面概略図。
実施例3における差動歯車機構60の断面概略図。
実施例4における差動歯車機構60の断面概略図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本技術の一実施形態において、差動歯車機構は、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤを互い連結する複数のピニオンギヤを有してもよい。第1サイドギヤ、第2サイドギヤ及び複数のピニオンギヤを収容するとともに、第1リングギヤと一体に形成されたケースを有してもよい。第1回転軸または第1サイドギヤがケースに固定されていてもよい。このような構成によると、第1回転軸をケースに固定することができる。第1回転軸に入力された駆動力を、第1モータジェネレータに伝達することが可能となる。
【0009】
本技術の一実施形態において、ケースは、第1回転軸と同軸の円筒形状を有し、第1回転軸の周囲を覆っているガイド部を備えていてもよい。ガイド部の第1回転軸と対向している内壁面が、第1回転軸に固定されていてもよい。このような構成によると、第1サイドギヤに駆動力が入力される場合に、第2サイドギヤが空転することを抑制できる。その結果、第1回転軸とケースとを一体に回転させることが可能となる。
【0010】
本技術の一実施形態において、差動歯車機構は、第1サイドギヤ及び第2サイドギヤを互い連結する複数のピニオンギヤを有してもよい。第1サイドギヤ、第2サイドギヤ及び複数のピニオンギヤを収容するとともに、第1リングギヤと一体に形成されたケースを有してもよい。第2サイドギヤがケースに固定されていてもよい。このような構成によると第1回転軸とケースとを一体に回転させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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