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公開番号2024101944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023006190
出願日2023-01-18
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20240723BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ワイヤの断線などが生じにくいコイル装置を提供すること。
【解決手段】ワイヤ60と、ワイヤ60が巻回されるコア20と、ワイヤ60のリード部61が接続する端子部81と、を有する装置本体2と、装置本体2の一部を収容する収容凹部101を有する外装ケース100と、を有するコイル装置1である。コア20は、ワイヤ60のコイル部60aが配置される巻芯部30と、巻芯部30の端部に形成され、端子部81が取り付けられている鍔部40と、を有する。外装ケース100は、収容凹部101の底面106を構成する底壁110と、収容凹部101の内面102を構成する側壁120と、を有する。端子部81の少なくとも一部は、収容凹部101から露出している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤと、前記ワイヤが巻回されるコアと、前記ワイヤのリード部が接続する端子部と、を有する装置本体と、前記装置本体の一部を収容する収容凹部を有する外装ケースと、を有し、
前記コアは、前記ワイヤのコイル部が配置される巻芯部と、前記巻芯部の端部に形成され、前記端子部が取り付けられている鍔部と、を有し、
前記外装ケースは、前記収容凹部の底面を構成する底壁と、前記収容凹部の内面を構成する側壁と、を有し、
前記端子部の少なくとも一部は、前記収容凹部から露出しているコイル装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記端子部は、前記リード部が接続する接続部と、前記鍔部の下面に配置される実装部と、前記実装部と前記接続部とを繋ぐ端子本体部と、を有し、
前記底面は、前記コイル部の巻回軸に平行な第1軸に略平行配置してあり、
前記接続部は、前記収容凹部の前記底面に対向する前記鍔部の頂面側に配置してあり、少なくとも前記接続部が前記収容凹部に収容されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記端子部が露出する高さは、前記端子本体部の高さの20%以上である請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記端子部が露出する高さは、前記装置本体の高さの50%以上である請求項2に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記ワイヤを保護する保護樹脂が、前記収容凹部に充填されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記保護樹脂は、前記収容凹部に収容されている前記リード部の表面を覆っている請求項5に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記保護樹脂は、-50℃~260℃の範囲でのヤング率の最大値が最小値の300倍以下である請求項5に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記外装ケースは、磁性体を含んでいる請求項1に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記鍔部は、前記巻芯部の両端部に形成された一対の鍔部であり、
前記一対の鍔部を繋ぐ板状コアをさらに有し、
前記板状コアは、前記装置本体と前記底壁との間に配置されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項10】
前記端子部は、金属材料で形成されている請求項1に記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のようなコイル装置を基板などに実装する場合に、実装基板へコイル装置をハンダ付けした後に、実装基板を防湿コート樹脂で被覆して基板およびコイル装置を含む他の電子部品の信頼性をより高めている。コイル装置がこのように実装基板に実装される場合、防湿コート樹脂がワイヤに付着することがある。
【0003】
しかしながら、従来のコイル装置では、リードをコアに近づけたとしても、リードに防湿コート樹脂が付着することを有効に防止することはできず、防湿コート樹脂がワイヤに付着することなどが原因でワイヤが断線する恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-159610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の実情を鑑みてなされ、その目的は、ワイヤの断線などが生じにくいコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
ワイヤと、前記ワイヤが巻回されるコアと、前記ワイヤのリード部が接続する端子部と、を有する装置本体と、
前記装置本体の一部を収容する収容凹部を有する外装ケースと、を有し、
前記コアは、前記ワイヤのコイル部が配置される巻芯部と、前記巻芯部の端部に形成され、前記端子部が取り付けられている鍔部と、を有し、
前記外装ケースは、前記収容凹部の底面を構成する底壁と、前記収容凹部の内面を構成する側壁と、を有し、
前記端子部の少なくとも一部は、前記収容凹部から露出している。
【0007】
外装ケースが装置本体の一部を収容し、外装ケースが装置本体を覆うことで、コイル装置を基板などに実装する際に、基板に防湿材を塗布しても、防湿材が、ワイヤの断線し易い部分に付着しにくく、ワイヤの断線などが生じにくくなる。また、外装ケースによって、装置本体に対する外部から物理的な接触を抑止でき、コアの割れ欠けを防止することができる。
【0008】
さらに、端子部の一部が収容凹部から露出しているため、外装ケースが装置本体を覆っていても、コイル装置を基板などに実装する際に、形成されるハンダフィレットを視認し易くなり、実装不良を容易に検知できる。
【0009】
好ましくは、前記端子部は、前記リード部が接続する接続部と、前記鍔部の下面に配置される実装部と、前記実装部と前記接続部とを繋ぐ端子本体部と、を有する。前記底面は、前記コイル部の巻回軸に平行な第1軸に略平行配置してあり、前記接続部は、前記収容凹部の前記底面に対向する前記鍔部の頂面側に配置してあり、少なくとも前記接続部が前記収容凹部に収容されていることが好ましい。
【0010】
このように構成することで、ワイヤの断線し易い部分を外装ケースに収容することができると共に、実装部を基板に設置して実装する際に、外装ケースから露出している端子本体部にハンダフィレットを十分に形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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