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公開番号2024101932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023006164
出願日2023-01-18
発明の名称レンズ駆動装置及びカメラモジュール
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240723BHJP(光学)
要約【課題】形状記憶合金ワイヤをより安定的に保持できるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置101は、支持部材18と、レンズ保持部材2と、レンズ保持部材2を支持部材18に対して光軸方向へ移動させる駆動部DMと、レンズ保持部材2と支持部材18とを繋ぐように設けられた板ばね6と、を有する。駆動部DMは、一端が支持部材18に固定され、他端がレンズ保持部材2に固定された形状記憶合金ワイヤSAを有する。形状記憶合金ワイヤSAは、一端と他端とが上下方向において異なる位置となるように配置され、且つ、通電状態において一端と他端との間が直線状となる。また、レンズ駆動装置101は、レンズ保持部材2の光軸方向における移動を案内する案内機構GMを有する。案内機構GMは、開口2Kを挟んで対向するように設けられる第1案内機構GM1及び第2案内機構GM2を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ベース部を含む支持部材と、
レンズ体を保持可能な上下方向に貫通する開口を有するレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材を前記支持部材に対して光軸方向へ移動させる駆動部と、
前記レンズ保持部材が前記支持部材に対して移動可能な状態で、前記レンズ保持部材と前記支持部材とを繋ぐように設けられた連結部材と、を有するレンズ駆動装置において、
前記駆動部は、一端が前記支持部材に固定され、他端が前記レンズ保持部材を含む可動側部材に固定された形状記憶合金ワイヤを有し、
前記形状記憶合金ワイヤは、前記一端と前記他端とが上下方向において異なる位置となるように配置され、且つ、通電状態において前記一端と前記他端との間が直線状となり、
前記レンズ保持部材の光軸方向における移動を案内する案内機構を有し、
前記案内機構は、前記開口を挟んで対向するように設けられる第1案内機構及び第2案内機構を有して構成されている、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記駆動部は、複数の前記形状記憶合金ワイヤを有し、
複数の前記形状記憶合金ワイヤは、前記支持部材に固定される前記一端が前記可動側部材に固定される前記他端よりも上下方向において下側に位置する第1ワイヤと、前記支持部材に固定される前記一端が前記可動側部材に固定される前記他端よりも上下方向において上側に位置する第2ワイヤとを含み、
上下方向に垂直な方向から見たとき、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとは交差してワイヤ対を構成している、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項3】
前記ワイヤ対は、前記開口を挟んで対向する位置にそれぞれ設けられている、
請求項2に記載のレンズ駆動装置。
【請求項4】
前記第1案内機構及び前記第2案内機構のそれぞれは、前記支持部材に設けられた上下方向に延在する案内部と、前記レンズ保持部材に設けられ前記案内部に対向する摺動部材の被案内部とを含んで構成されている、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項5】
前記形状記憶合金ワイヤは、前記開口を挟んで対向する位置にそれぞれ設けられ、
それぞれの前記形状記憶合金ワイヤの前記一端は、前記支持部材に設けられた対応する第1金属部材に固定されるとともに、それぞれの前記形状記憶合金ワイヤの前記他端は、前記レンズ保持部材に設けられた対応する第2金属部材に固定されており、
前記摺動部材のそれぞれは、対応する前記第2金属部材によって構成されている、
請求項4に記載のレンズ駆動装置。
【請求項6】
前記第2金属部材のそれぞれは、前記被案内部と、前記レンズ保持部材に固定される固定部と、前記固定部と前記被案内部とを連結する連結部と、を有し、
前記被案内部は、前記案内部よりも前記第1金属部材から離れた位置にあり、前記形状記憶合金ワイヤが通電された際に、前記案内部側に引き寄せられるように構成されている、
請求項5に記載のレンズ駆動装置。
【請求項7】
前記第1案内機構及び前記第2案内機構のそれぞれは、前記案内部と前記被案内部との間に配置され、上下方向に並んだ複数の球体を更に有し、
前記被案内部は、複数の前記球体を介して前記案内部によって上下方向における移動が案内される、
請求項4に記載のレンズ駆動装置。
【請求項8】
前記第1案内機構及び前記第2案内機構のそれぞれにおける前記摺動部材は、金属板によって形成され、
それぞれの前記被案内部は、前記球体の一部を収容可能であって上下方向に延びる凹状の可動側収容部を有し、
前記開口を挟んで対向する位置に設けられる前記第1案内機構及び前記第2案内機構のそれぞれの前記可動側収容部は、光軸方向に沿って見たときに、周方向において同じ向きが開放されている、
請求項7に記載のレンズ駆動装置。
【請求項9】
前記案内部から離れる方向への前記被案内部の移動量を制限するストッパ機構を有する、
請求項8に記載のレンズ駆動装置。
【請求項10】
前記第1案内機構及び前記第2案内機構のそれぞれにおける前記摺動部材は、前記レンズ保持部材に固定される固定部と、前記固定部と前記被案内部との間に位置する弾性変形可能な弾性連結部と、を有する、
請求項8又は請求項9に記載のレンズ駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レンズ駆動装置及びカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、形状記憶合金ワイヤを用いたレンズ駆動装置が知られている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-286820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このレンズ駆動装置では、形状記憶合金ワイヤの中間部がレンズホルダによって掛かり止めされている。そのため、落下等による衝撃によって形状記憶合金ワイヤの中間部がレンズホルダから外れてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、形状記憶合金ワイヤをより安定的に保持できるレンズ駆動装置を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係るレンズ駆動装置は、ベース部を含む支持部材と、レンズ体を保持可能な上下方向に貫通する開口を有するレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を前記支持部材に対して光軸方向へ移動させる駆動部と、前記レンズ保持部材が前記支持部材に対して移動可能な状態で、前記レンズ保持部材と前記支持部材とを繋ぐように設けられた連結部材と、を有するレンズ駆動装置において、前記駆動部は、一端が前記支持部材に固定され、他端が前記レンズ保持部材を含む可動側部材に固定された形状記憶合金ワイヤを有し、前記形状記憶合金ワイヤは、前記一端と前記他端とが上下方向において異なる位置となるように配置され、且つ、通電状態において前記一端と前記他端との間が直線状となり、前記レンズ保持部材の光軸方向における移動を案内する案内機構を有し、前記案内機構は、前記開口を挟んで対向するように設けられる第1案内機構及び第2案内機構を有して構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上述のレンズ駆動装置は、形状記憶合金ワイヤをより安定的に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
カメラモジュールの斜視図である。
レンズ駆動装置の分解斜視図である。
レンズ保持部材及びベース部材のそれぞれに接続される金属部材及び板ばねの斜視図である。
形状記憶合金ワイヤが取り付けられた金属部材の正面図である。
支持部材及び導電部材の斜視図である。
板ばね、形状記憶合金ワイヤ、金属部材、及び導電部材の斜視図である。
形状記憶合金ワイヤを流れる電流の経路の一例を示す図である。
レンズ駆動装置の上面図である。
レンズ保持部材、固定側金属部材、可動側金属部材、支持部材、及びワイヤ対の上面図である。
レンズ保持部材、固定側金属部材、可動側金属部材、球体、支持部材、及びワイヤ対の正面図である。
上側カバー部材が取り外された状態のレンズ駆動装置の右前角部の斜視図である。
レンズ駆動装置の右前角部の断面図である。
可動側金属部材及び球体の斜視図である。
レンズ保持部材、可動側金属部材、球体、及び支持部材の上面図である。
支持部材の右前角部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置101について図面を参照して説明する。図1は、カメラモジュールCMの斜視図である。図2は、レンズ駆動装置101の分解斜視図である。
【0010】
図1及び図2において、X1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。また、Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。同様に、Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図1及び図2では、レンズ駆動装置101のX1側はレンズ駆動装置101の前側(正面側)に相当し、レンズ駆動装置101のX2側はレンズ駆動装置101の後側(背面側)に相当する。また、レンズ駆動装置101のY1側はレンズ駆動装置101の左側に相当し、レンズ駆動装置101のY2側はレンズ駆動装置101の右側に相当する。また、レンズ駆動装置101のZ1側はレンズ駆動装置101の上側(被写体側)に相当し、レンズ駆動装置101のZ2側はレンズ駆動装置101の下側(撮像素子側)に相当する。他の図においても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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