TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024094080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210823
出願日2022-12-27
発明の名称精製ガス製造方法及びガス分離装置
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 53/22 20060101AFI20240702BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】CO2の透過性・分離選択性、回収効率に優れた精製ガス製造方法及びガス分離装置を提供する。
【解決手段】CO2と水を含む混合ガスから、CO2を分離する精製ガス製造方法であって、ゼオライトAで水分を除去した後、ゼオライトBでCO2を分離する工程を含み、前記ゼオライトAのSiO2/Al2O3モル比(SAR)が、前記ゼオライトBのSiO2/Al2O3モル比(SAR)より小さく、前記ゼオライトAと前記ゼオライトBのSiO2/Al2O3モル比(SAR)の差が5以上である、精製ガス製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
CO

と水を含む混合ガスから、CO

を分離する精製ガス製造方法であって、
ゼオライトAで水分を除去した後、ゼオライトBでCO

を分離する工程を含み、
前記ゼオライトAのSiO

/Al



モル比(SAR)が、前記ゼオライトBのSiO

/Al



のモル比(SAR)より小さく、
前記ゼオライトAと前記ゼオライトBのSiO

/Al



モル比(SAR)の差が5以上である、精製ガス製造方法。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記ゼオライトBのSARが20以上である、請求項1記載の精製ガス製造方法。
【請求項3】
前記ゼオライトAのSARが20以下で、前記ゼオライトBのSARが40以上である、請求項1記載の精製ガス製造方法。
【請求項4】
前記ゼオライトAと前記ゼオライトBの員環数が同じである、請求項1に記載の精製ガス製造方法。
【請求項5】
前記員環数が8である、請求項4に記載の精製ガス製造方法。
【請求項6】
前記ゼオライトAおよび前記ゼオライトBの孔径が4.0Å以下である、請求項1に記載の精製ガス製造方法。
【請求項7】
前記前記ゼオライトAおよび前記ゼオライトBの骨格が同一である、請求項1に記載の精製ガス製造方法。
【請求項8】
前記前記ゼオライトAおよび前記ゼオライトBの骨格が、CHA型、DDR型、MWF型、RHO型のいずれかである、請求項7に記載の精製ガス製造方法。
【請求項9】
CO

と水を含む混合ガスから、水分を除去するための装置Dと、前記装置Dで水分を除去した混合ガスからCO

を分離するための装置Eを含むガス分離装置であって、
前記装置DがゼオライトAを含む分離膜を備え、前記装置EがゼオライトBを含む分離膜を備え、
ゼオライトAのSiO

/Al



モル比(SAR)がゼオライトBのSiO

/Al



モル比(SAR)より小さく、
ゼオライトAとゼオライトBのSARの差が5以上である、
ガス分離装置。
【請求項10】
前記ゼオライトBのSARが20以上である、請求項9記載のガス分離装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、混合ガスからCO

を分離する精製ガス製造方法及びガス分離装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
排ガス等のCO

を含む混合ガスから、CO

を分離し回収する方法として、ゼオライト膜を使用する方法が検討されている。例えば特許文献1には、排ガス中の水分をゼオライト膜により低減した後に、ゼオライト膜でCO

を分離する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-236123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の方法では、水分を分離するゼオライト膜とCO

を分離するゼオライト膜の組み合わせが最適化されていないため、分離選択性、回収効率等が十分ではなかった。
本発明はこれらの問題点を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行い、以下の本発明の完成に至った。
[1]CO

と水を含む混合ガスから、CO

を分離する精製ガス製造方法であって、
ゼオライトAで水分を除去した後、ゼオライトBでCO

を分離する工程を含み、
前記ゼオライトAのSiO

/Al



モル比(SAR)が、前記ゼオライトBのSiO

/Al



のモル比(SAR)より小さく、
前記ゼオライトAと前記ゼオライトBのSiO

/Al



モル比(SAR)の差が5以上である、精製ガス製造方法。
【0006】
[2]前記ゼオライトBのSARが20以上である、[1]記載の精製ガス製造方法。
[3]前記ゼオライトAのSARが20以下で、前記ゼオライトBのSARが40以上である、[1]または[2]に記載の精製ガス製造方法。
【0007】
[4]前記ゼオライトAと前記ゼオライトBの員環数が同じである、[1]~[3]のいずれかに記載の精製ガス製造方法。
[5]前記員環数が8である、[4]に記載の精製ガス製造方法。
【0008】
[6]前記ゼオライトAおよび前記ゼオライトBの孔径が4.0Å以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の精製ガス製造方法。
[7]前記前記ゼオライトAおよび前記ゼオライトBの骨格が同一である、[1]~[6]のいずれかに記載の精製ガス製造方法。
[8]前記前記ゼオライトAおよび前記ゼオライトBの骨格が、CHA型、DDR型、MWF型、RHO型のいずれかである、[7]に記載の精製ガス製造方法。
【0009】
[9]CO

と水を含む混合ガスから、水分を除去するための装置Dと、前記装置Dで水分を除去した混合ガスからCO

を分離するための装置Eを含むガス分離装置であって、
前記装置DがゼオライトAを含む分離膜を備え、前記装置EがゼオライトBを含む分離膜を備え、
ゼオライトAのSiO

/Al



モル比(SAR)がゼオライトBのSiO

/Al



モル比(SAR)より小さく、
ゼオライトAとゼオライトBのSARの差が5以上である、
ガス分離装置。
【0010】
[10]前記ゼオライトBのSARが20以上である、[9]に記載のガス分離装置。
[11]前記ゼオライトAのSARが20以下で、前記ゼオライトBのSARが40以上である、[9]または[10]に記載のガス分離装置。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日星電気株式会社
微多孔質膜
17日前
プライミクス株式会社
攪拌装置
7日前
株式会社タクマ
触媒反応装置
今日
株式会社日本製鋼所
反応装置
14日前
株式会社西部技研
分割型吸着ロータ
14日前
日東電工株式会社
分離膜
11日前
株式会社ビジサー
タンクシステム
今日
東レエンジニアリング株式会社
合成装置
9日前
株式会社横田製作所
減泡装置
11日前
ユニチカ株式会社
吸油材の製造方法
2日前
トヨタ紡織株式会社
フィルタ
15日前
株式会社Eプラス
二酸化炭素処理方法
7日前
東レエンジニアリング株式会社
薬液合成装置
7日前
東レエンジニアリング株式会社
バッファタンク
8日前
ダイハツ工業株式会社
圧縮空気の供給装置
8日前
穂栄株式会社
気液溶解ノズル
8日前
旭化成株式会社
紫外線照射モジュール
8日前
学校法人甲南学園
物質抽出装置
14日前
大阪油化工業株式会社
蒸留装置
14日前
トリニティ工業株式会社
塗料ミスト除去装置
今日
株式会社栗本鐵工所
撹拌軸の製造方法
3日前
トリニティ工業株式会社
塗料ミスト除去装置
今日
住友精化株式会社
ガス精製方法およびガス精製装置
15日前
東レ株式会社
抗ウイルスエアフィルター用積層濾材
7日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
18日前
株式会社神戸製鋼所
混練装置
7日前
株式会社ケー・エフ・シー
定着材料供給装置
14日前
株式会社電業社機械製作所
エネルギー回収装置
7日前
日東電工株式会社
複合半透膜の製造方法
11日前
東芝ライテック株式会社
紫外線処理装置
18日前
株式会社前川製作所
油分離器
18日前
ダイキン工業株式会社
ガス分離方法
3日前
ダイキン工業株式会社
ガス分離方法
3日前
ダイキン工業株式会社
ガス分離方法
3日前
株式会社前川製作所
油分離器
9日前
株式会社前川製作所
油分離器
今日
続きを見る