TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024092080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207756
出願日2022-12-26
発明の名称車両の診断方法及び車両の診断装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240701BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】2つの相異なるシステムの異常診断の診断精度の悪化を抑制する。
【解決手段】ブローバイガス還流システムの異常診断及び蒸発燃料処理システムの異常診断は、エアフローメータの検出信号を利用したものであり、一方の異常診断中に他方の異常診断を実施すると、診断中のエアフローメータの検出信号が安定しなく虞がある。そこで、ECMは、ブローバイガス還流システムの異常診断と蒸発燃料処理システムの異常診断とを重複しないように実施する。つまり、ブローバイガス還流システムの異常診断中に、蒸発燃料処理システムの異常診断の開始条件が成立した場合は、ブローバイガス還流システムの異常診断の終了を待って蒸発燃料処理システムの異常診断を開始する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
過給機を有する内燃機関と、
上記内燃機関の吸気通路に接続されたブローバイガス処理用のブローバイガス還流システムと、
上記吸気通路に接続された蒸発燃料処理用の蒸発燃料処理システムと、を有する車両の診断方法において、
上記ブローバイガス還流システムの異常の有無を判定するブローバイガス還流システムの異常診断と、上記蒸発燃料処理システムの異常の有無を判定する蒸発燃料処理システムの異常診断と、を実施可能であり、
上記ブローバイガス還流システムの異常診断と上記蒸発燃料処理システムの異常診断とを重複しないように実施することを特徴とする車両の診断方法。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
上記ブローバイガス還流システムの異常診断及び上記蒸発燃料処理システムの異常診断は、上記吸気通路に設けられた吸入空気量検出センサの検出値を用いて実施されることを特徴とする請求項1に記載の車両の診断方法。
【請求項3】
上記吸気通路には、上記過給機の下流側に位置して上記内燃機関の吸入空気量を制御する第1吸気絞り弁と、上記過給機の上流側に位置するとともに、吸入空気量検出センサの下流側に位置する第2吸気絞り弁と、が設けられ、
上記ブローバイガス還流システムは、上記吸入空気量検出センサの下流側となる位置で上記吸気通路に接続され、
上記蒸発燃料処理システムは、第2吸気絞り弁の上流側で、上記吸入空気量検出センサの下流側となる位置で上記吸気通路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の診断方法。
【請求項4】
過給機を有する内燃機関と、
上記内燃機関の吸気通路に接続されたブローバイガス処理用のブローバイガス還流システムと、
上記吸気通路に接続された蒸発燃料処理用の蒸発燃料処理システムと、
上記ブローバイガス還流システムの異常の有無を判定する第1診断部と、
上記蒸発燃料処理システムの異常の有無を判定する第2診断部と、
上記ブローバイガス還流システムの異常診断と上記蒸発燃料処理システムの異常診断とを重複しないように実施する異常診断制御部と、
を有することを特徴とする車両の診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の診断方法及び車両の診断装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、内燃機関のブローバイガスを吸気通路に戻すブローバイガス還流システムの異常の有無を診断する技術が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、燃料タンク内の蒸発燃料を含むパージガスを内燃機関の吸気経路に供給する蒸発燃料処理システムの異常の有無を診断する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/176500号
特開2018-141438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1は、ブローバイガス還流システムを診断することを念頭においたものであり、ブローバイガス還流システムの診断とブローバイガス還流システム以外の他のシステムの診断との両立に関して何ら考慮がなされていない。
【0006】
また、特許文献2は、蒸発燃料処理装置を診断することを念頭においたものであり、蒸発燃料処理装置の診断と蒸発燃料処理装置以外の他の装置の診断との両立に関して何ら考慮がなされていない。
【0007】
従って、特許文献1、2においては、念頭においているシステムの診断と念頭においていないシステムの診断とを併存させた場合に、2つの相異なるシステムの診断が重複して実施された場合に互いの診断が干渉しあって、2つの相異なるシステムの診断精度が悪化してしまう虞がある。
【0008】
すなわち、ブローバイガス還流システムの異常診断と蒸発燃料処理システムの異常診断とが実施される可能性がある車両にあっては、これら2つの異常診断を実施するにあたって、更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の車両は、過給機を有する内燃機関と、上記内燃機関の吸気通路に接続されたブローバイガス処理用のブローバイガス還流システムと、上記吸気通路に接続された蒸発燃料処理用の蒸発燃料処理システムと、を有し、上記ブローバイガス還流システムの異常の有無を判定するブローバイガス還流システムの異常診断と、上記蒸発燃料処理システムの異常の有無を判定する蒸発燃料処理システムの異常診断と、を重複しないように実施する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ブローバイガス還流システムの異常診断と蒸発燃料処理システムの異常診断とが重複して実施されないことで、互いの診断が干渉しあうことを回避することができ、それぞれ異常診断の診断精度が悪化してしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
過給機
6日前
帝国繊維株式会社
防災用車両
10日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
17日前
個人
光触媒付き自動車用アンモニアエンジン
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
16日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
1か月前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステム
16日前
株式会社クボタ
エンジン用配管支持構造
1か月前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステム
11日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の始動装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の加熱装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
燃料供給装置
11日前
内山工業株式会社
スペーサ
5日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
水素エンジンシステム
11日前
トヨタ自動車株式会社
気体燃料供給装置
11日前
フタバ産業株式会社
排気装置
6日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
6日前
本田技研工業株式会社
内燃機関の吸気装置
4日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関の制御装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
筒内噴射弁の噴射構造
11日前
トヨタ自動車株式会社
クランキング装置の制御装置
10日前
愛三工業株式会社
車両
19日前
個人
回転式エンジン
16日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃料供給装置
19日前
株式会社IHI
可変容量型過給機
3日前
株式会社デンソー
エンジン制御装置
12日前
フタバ産業株式会社
蒸発燃料処理装置
17日前
フタバ産業株式会社
蒸発燃料処理装置
17日前
フタバ産業株式会社
蒸発燃料処理装置
17日前
株式会社デンソー
燃料噴射弁
18日前
日立Astemo株式会社
空燃比制御装置
16日前
ダイハツ工業株式会社
エンジンの加熱式吸気装置
2日前
株式会社クボタ
ガスエンジン
1か月前
本田技研工業株式会社
燃料供給装置
11日前
続きを見る