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公開番号2024102600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006602
出願日2023-01-19
発明の名称エンジンシステム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20240724BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】コストの増大を抑制しつつ排気浄化装置の異常診断を実行できるエンジンシステムを提供する。
【解決手段】エンジンと、エンジンへの吸気を過給する過給機と、エンジンに接続され前記過給機のタービンが配置された排気通路と、タービンをバイパスして排気通路に接続されたバイパス通路と、バイパス通路を開閉すると共に、過給圧が目標過給圧となるように開度が制御されるウェストゲート弁と、タービン及びバイパス通路よりも排気通路の下流側に配置された排気浄化装置と、排気浄化装置の異常を診断する異常診断装置と、を備え、異常診断装置は、目標過給圧での相関値と正常値との差分の大きさが閾値よりも大きく且つ相関値が正常値よりもウェストゲート弁の開度が大きいことを示す場合に、排気浄化装置が異常であると判定する判定部と、を含む、エンジンシステム。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンへの吸気を過給する過給機と、
前記エンジンに接続され前記過給機のタービンが配置された排気通路と、
前記タービンをバイパスして前記排気通路に接続されたバイパス通路と、
前記バイパス通路を開閉すると共に、前記エンジンの過給圧が目標過給圧となるように開度が制御されるウェストゲート弁と、
前記タービン及びバイパス通路よりも前記排気通路の下流側に配置された排気浄化装置と、
前記排気浄化装置の異常を診断する異常診断装置と、を備え、
前記異常診断装置は、
前記ウェストゲート弁の開度の相関値と前記目標過給圧とを取得する取得部と、
前記目標過給圧に対応した前記相関値の正常値を記憶した記憶部と、
前記目標過給圧での前記相関値と前記正常値との差分の大きさが閾値よりも大きく且つ前記相関値が前記正常値よりも前記ウェストゲート弁の開度が大きいことを示す場合に、前記排気浄化装置が異常であると判定する判定部と、を含む、エンジンシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はエンジンシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンの排気通路には、排気微粒子を捕集するフィルタが設けられる場合がある。このようなフィルタの前後の差圧を検出する差圧センサの検出値に基づいて、フィルタの異常を判定できる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-176608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の判定方法では差圧センサを設ける必要があり、コストが増大するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、コストの増大を抑制しつつ排気浄化装置の異常診断を実行できるエンジンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、エンジンと、前記エンジンへの吸気を過給する過給機と、前記エンジンに接続され前記過給機のタービンが配置された排気通路と、前記タービンをバイパスして前記排気通路に接続されたバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉すると共に、前記エンジンの過給圧が目標過給圧となるように開度が制御されるウェストゲート弁と、前記タービン及びバイパス通路よりも前記排気通路の下流側に配置された排気浄化装置と、前記排気浄化装置の異常を診断する異常診断装置と、を備え、前記異常診断装置は、前記ウェストゲート弁の開度の相関値と前記目標過給圧とを取得する取得部と、前記目標過給圧に対応した前記相関値の正常値を記憶した記憶部と、前記目標過給圧での前記相関値と前記正常値との差分の大きさが閾値よりも大きく且つ前記相関値が前記正常値よりも前記ウェストゲート弁の開度が大きいことを示す場合に、前記排気浄化装置が異常であると判定する判定部と、を含む、エンジンシステムによって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コストの増大を抑制しつつ排気浄化装置の異常診断を実行できるエンジンシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、エンジンシステムの概略構成図である。
図2Aは、排気浄化装置の異常診断制御を例示したフローチャートであり、図2Bは、目標過給圧に対応したウェストゲート弁の開度の正常値を例示したマップである。
図3Aは、排気浄化装置の異常診断制御の変形例のフローチャートであり、図3Bは、目標過給圧に対応した指令負圧値の正常値を例示したマップである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[エンジンシステムの概略構成]
図1は、エンジンシステム100の概略構成図である。本実施例では、車両に搭載されたエンジンシステム100を一例として説明する。エンジンシステム100は、エンジン1、吸気通路3、排気通路4、過給機5、インタークーラ6、触媒7a、フィルタ7b、バイパス通路8、ウェストゲート弁9、変速機21、ディファレンシャル23、車輪25、及びECU(Electronic Control Unit)30を含む。エンジン1はガソリンエンジンであってもよいし、ディーゼルエンジンであってもよい。エンジン1の駆動力は、変速機21、及びディファレンシャル23を介して車輪25に伝達される。
【0010】
エンジン1には、吸気通路3と排気通路4とが接続されている。吸気通路3の途中には、過給機5のコンプレッサ5bが配置されている。排気通路4の途中には、過給機5のタービン5aが配置されている。タービン5a及びコンプレッサ5bはシャフトにより同軸に連結されている。過給機5は、エンジン1への吸気を過給する。
(【0011】以降は省略されています)

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