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公開番号2024099273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003103
出願日2023-01-12
発明の名称蒸発燃料処理装置
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F02M 25/08 20060101AFI20240718BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】本体ケースにおける開口部と蓋部とが固定される蒸発燃料処理装置において、ポートの向きを変更しやすくする。
【解決手段】 本開示の一態様の蒸発燃料処理装置は、本体ケースと、蓋部とを備える。本体ケースは、複数の吸着室と、開口部と、を備える。吸着室は、それぞれ吸着材を収容するように構成される。蓋部は、複数のポートのうちの1つである対象ポートを備える。対象ポートは、対象吸着室におけるガスの流れ方向に交差する方向にガスを誘導するように構成される。蓋部は、本体ケースに装着される前に回転方向に沿って回転されることで、複数の装着角度から1の装着角度が選択されて本体ケースに装着される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のポートを有する蒸発燃料処理装置であって、
本体ケースと、蓋部とを備え、
前記本体ケースは、
それぞれ吸着材を収容するように構成された複数の吸着室と、
前記複数の吸着室のうちの1つである対象吸着室と、当該蒸発燃料処理装置の外部と、を連通するように構成された開口部と、
を備え、
前記蓋部は、
前記複数のポートのうちの1つである対象ポートを備え、
前記開口部の少なくとも一部を閉塞するように、前記本体ケースにおける予め設定された装着面にて装着されるように構成され、
前記対象ポートは、前記対象吸着室におけるガスの流れ方向に交差する方向に当該ガスを誘導するように構成され、
前記蓋部が前記装着面に沿って回転する方向を回転方向として、
前記蓋部は、前記本体ケースに装着される前に前記回転方向に沿って回転されることで、複数の装着角度から1の装着角度が選択されて前記本体ケースに装着される
ように構成された蒸発燃料処理装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
請求項1に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記本体ケースに装着された前記蓋部が前記回転方向に沿って回転することを抑制するように構成された回転抑制部、
をさらに備える蒸発燃料処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記本体ケースに配置された複数の第1係合部と、
前記蓋部に配置され、前記複数の第1係合部とそれぞれ係合可能に構成された複数の第2係合部と、
をさらに備え、
前記複数の第1係合部及び前記複数の第2係合部は、前記回転方向に沿って回転した場合に回転対称となる位置にそれぞれ配置される
ように構成された蒸発燃料処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蒸発燃料処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、蒸発燃料処理装置において、本体ケースにおける開口部と開口部を閉塞する蓋部とが溶着により固定される構成が開示されている。蓋部には、蒸発燃料処理装置の内外を連通するように構成されたポートが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-120492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、蒸発燃料処理装置に配置されるポートの向きは、当該蒸発燃料処理装置が搭載される車両等の仕様に応じて変更できることが好ましい。しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、上記特許文献1の構成では、ポートの向き毎に蓋部等の部品や製造治具を開発する必要があり、容易にはポート向きを変更することができないという課題が見出された。
【0005】
本開示の1つの局面は、本体ケースにおける開口部と蓋部とが固定される蒸発燃料処理装置において、ポートの向きを変更しやすくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、複数のポートを有する蒸発燃料処理装置である。蒸発燃料処理装置は、本体ケースと、蓋部とを備える。本体ケースは、複数の吸着室と、開口部と、を備える。吸着室は、それぞれ吸着材を収容するように構成される。開口部は、複数の吸着室のうちの1つである対象吸着室と大気とを連通するように構成される。
【0007】
蓋部は、複数のポートのうちの1つである対象ポートを備える。蓋部は、開口部の少なくとも一部を閉塞するように、本体ケースにおける予め設定された装着面にて装着されるように構成される。対象ポートは、対象吸着室におけるガスの流れ方向に交差する方向にガスを誘導するように構成される。蓋部は、本体ケースに装着される前に回転方向に沿って回転されることで、複数の装着角度から1の装着角度が選択されて本体ケースに装着される。
【0008】
このような構成によれば、対象ポートがガスを誘導する方向が、蓋部の回転と共に変化するように構成でき、蓋部が複数の装着角度から1の装着角度を選択することができる。よって、対象ポートの向きは、蓋部の装着角度を設定するだけで複数の方向に変更することができる。したがって、本体ケースにおける開口部と蓋部とが固定される蒸発燃料処理装置において、ポートの向きを変更しやすくすることができる。
【0009】
本開示の一態様は、本体ケースに装着された蓋部が回転方向に沿って回転することを抑制するように構成された回転抑制部、をさらに備えてもよい。
このような構成によれば、装着前には蓋部の装着角度を設定可能であり、かつ装着後の蓋部が回転することを抑制するように構成することができる。
【0010】
本開示の一態様は、複数の第1係合部と、複数の第2係合部と、をさらに備えてもよい。第1係合部は、本体ケースに配置される。第2係合部は、蓋部に配置され、複数の第1係合部とそれぞれ係合可能に構成される。複数の第1係合部及び複数の第2係合部は、回転方向に沿って回転した場合に回転対称となる位置にそれぞれ配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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