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公開番号2024105739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2021059900
出願日2021-03-31
発明の名称内燃機関の吸気装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F02B 31/00 20060101AFI20240731BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】吸気通路内の流動の低下を防止してタンブル流の流動を強化し、燃焼効率を向上させる内燃機関の吸気装置を提供する。
【解決手段】吸気通路80、吸気通路管6、スロットルボディ7、スロットル弁75およびレゾネータ100とを有し、吸気通路管6をスロットルボディ7の下流側に配置し、吸気通路80をタンブル流路80Aと主流路80Bとに分割する隔壁81を備え、吸気通路管6は、スロットル弁75の下流側に位置して、レゾネータ100と吸気通路80とを繋ぐ連通管101に開口する連通孔102を有し、吸気通路内の流動の低下を防止してタンブル流の流動を強化し、燃焼効率を向上させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼室(36)に吸気を導入する吸気通路(80)と、内部が前記吸気通路(80)の一部となる吸気通路管(6)と、前記吸気通路管(6)に吸気空気を導入するスロットルボディ(7)と、前記吸気通路(80)の開度を制御するために前記スロットルボディ(7)の内部に設けられるスロットル弁(75)と、レゾネータ(100)とを有する内燃機関の吸気構造において、
前記吸気通路管(6)は、スロットルボディ(7)の下流側に配置され、前記吸気通路(80)を吸気空気の流入方向である長手方向に沿ってタンブル流路(80A)と主流路(80B)とに分割する隔壁(81)を備え、
前記吸気通路管(6)は、前記スロットル弁(75)の下流側に位置して、前記レゾネータ(100)と前記吸気通路(80)とを繋ぐ連通管(101)に開口する連通孔(102)を有することを特徴とする内燃機関の吸気装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記連通孔(102)は、前記吸気通路管(6)のタンブル流路側部(6a)に位置することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
【請求項3】
前記連通孔(102)は、前記スロットルボディ(7)の下流端(7a)と、前記隔壁(81)の上流端(81a)との間に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
【請求項4】
前記吸気通路管(6)は、前記隔壁(81)の上流端(81a)に近接して位置し、回動可能な板状の弁体(67)により前記タンブル流路(80A)の吸気量を変更する弁(65)を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
【請求項5】
前記吸気通路管(6)は、前記連通管(101)の一端(101a)が取り付けられる取付部(104)を有し、
前記取付部(104)と前記吸気通路管(6)とは一体品であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
【請求項6】
前記連通孔(102)は、前記スロットルボディ(7)と前記吸気通路管(6)とを接続する接続部材(8)の下流端(8a)よりも下流側に位置することを特徴とする請求項3または請求項5に内燃機関の吸気装置。
【請求項7】
前記連通孔(102)は、前記吸気通路管(6)をシリンダヘッド(32)に締結するための固定部材(37)と、前記固定部材(37)の取付方向視において重ならない位置にあることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
【請求項8】
前記吸気通路(80)の内部に向かって燃料を噴射する燃料噴射弁(87)を備え、
前記吸気通路管(6)の内壁(6c)に、吸気流れ方向の上流側から下流側に向かった切欠部(103)が設けられ、
前記連通孔(102)は、前記切欠部(103)と重なる位置に設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の吸気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸気通路が主流路とタンブル流路とに仕切られ、吸気通路に連通するレゾネータが設けられた内燃機関の吸気装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の吸気通路を仕切部により主流路とタンブル流路に仕切り、タンブル流を発生させる構造が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に示されるような吸気装置では、吸気通路に連通するレゾネータを備えておらず吸気ポート内に溜まっている吸気量が少ないため、内燃機関が低負荷領域での稼働では、スロットル弁が絞られた開口部が小さい状態となっている。そのため、吸気弁が開いてから閉じるまでの吸気工程において、ピストンの下降に伴って吸気ポート側の体積が増加するが、その体積増加に対してスロットル弁の開口部からの空気量の流入が間に合わず、吸気ポート内は急激に負圧の状態となり、吸気通路内の流動が弱くなってしまい、タンブル流の流動低下といった課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開第2016-070166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、燃焼室に吸気を導入する吸気通路と、内部が前記吸気通路の一部となる吸気通路管と、前記吸気通路管に吸気空気を導入するスロットルボディと、前記吸気通路の開度を制御するために前記スロットルボディの内部に配置されたスロットル弁と、レゾネータとを有する内燃機関の吸気構造において、
前記吸気通路管は、スロットルボディの下流側に配置され、前記吸気通路を吸気空気の流入方向である長手方向に沿ってタンブル流路と主流路とに分割する隔壁を備え、
前記吸気通路管は、前記スロットル弁の下流側に位置して、前記レゾネータと前記吸気通路とを繋ぐ連通管に開口する連通孔を有することを特徴とするものである。
【0005】
前記構成によれば、吸気通路管はレゾネータの内部に連通する連通孔をスロットル弁の下流側に有しており、内燃機関の低負荷領域での稼働時におけるスロットル弁が絞られた状態においても、スロットル弁より下流側に配置されたレゾネータ内から、吸気が吸気通路内に流れ込むので、吸気通路内の流動が低下することなく、タンブル流の流動を強化し、燃焼効率を向上させることができる。
【0006】
前記構成において、前記連通孔を、前記吸気通路管のタンブル流路側部に位置させてもよい。
【0007】
前記構成によれば、タンブル流路側にレゾネータから空気が流入することで、タンブル流の流動がさらに高められ、燃焼効率がより向上する。
【0008】
前記構成において、前記連通孔を、前記スロットルボディの下流端と、前記隔壁の上流端との間に配置するようにしてもよい。
【0009】
前記構成によれば、発熱部である内燃機関から離れた箇所にレゾネータに連通する連通孔を配置したことにより、比較的温度が高い気流が吸気通路内に流入した場合であっても、レゾネータと連通する連通管に熱が伝わらず、内燃機関の排熱の影響を受けにくくなり、吸気効率の低減を防止することができる。
【0010】
前記構成において、前記吸気通路管が、前記隔壁の上流端に近接した位置に、回動可能な板状の弁体により前記タンブル流路の吸気量を変更する弁を有するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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