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公開番号2024099901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003510
出願日2023-01-13
発明の名称回転式エンジン
出願人個人,個人,個人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02B 53/00 20060101AFI20240719BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】複数の動力ストロークを有る回転式エンジンを提供する。
【解決手段】回転式エンジンは、吸気固定子11及び排気固定子12を含み、該吸気固定子11及び該排気固定子12にそれぞれガイドリング溝13が設けられ、レール15を構成する固定子機構と、吸気固定子11と該排気固定子12との間に回転可能に設けられ、複数の当接するシリンダ21とシリンダヘッドを含み、各シリンダヘッドが吸気通路及び排気通路を含み、該吸気通路及び排気通路が回転子20と、該固定子機構及び回転子20を軸方向に穿設する回転軸18と、それぞれ該シリンダヘッドに収容され、吸気バルブ及び排気バルブを含む複数のバルブ機構30と、それぞれ該複数のシリンダ21に収容され、レール15に沿って移動可能なピストン軸を含む複数のピストン50と、それぞれ該シリンダヘッドに位置してシリンダ21の内部に露出する複数の点火プラグと、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転式エンジンであって、
吸気固定子及び排気固定子を含み、前記吸気固定子及び前記排気固定子にそれぞれガイドリング溝が設けられ、前記吸気固定子のガイドリング溝は、前記排気固定子のガイドリング溝と軸方向に対応してレールを構成し、前記吸気固定子に吸気リング溝がさらに設けられ、前記排気固定子に排気リング溝がさらに設けられる固定子機構と、
前記吸気固定子と前記排気固定子との間に回転可能に設けられ、複数のシリンダと複数のシリンダヘッドとが設けられ、各前記シリンダヘッドが各前記シリンダに当接し、各前記シリンダヘッドに吸気通路及び排気通路が設けられ、前記吸気通路が前記吸気リング溝と連通し、前記排気通路が前記排気リング溝と連通する回転子と、
前記固定子機構及び前記回転子を軸方向に穿設する回転軸と、
前記シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ前記吸気通路を選択的に遮断可能な吸気バルブ及び前記排気通路を選択的に遮断可能な排気バルブを含む複数のバルブ機構と、
それぞれ前記複数のシリンダに収容され、かつ、それぞれ前記複数のシリンダから径方向に突出し前記レールに沿って移動するピストン軸が設けられ、それぞれ前記レールに対して吸気ストローク始点、圧縮ストローク始点、爆発ストローク始点及び排気ストローク始点が順に定義される複数のピストンと、
前記シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ前記複数のシリンダの内部に露出する複数の点火プラグと、を含むことを特徴とする、
回転式エンジン。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
各前記シリンダは前記回転子の直径に対して同軸に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項3】
前記ピストン軸の両端にそれぞれ前記レールに収容された軸受が嵌設されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項4】
各前記シリンダには、径方向に対向し前記ピストン軸をガイドする2つのガイド溝が開設されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項5】
各前記ピストンの上部に少なくとも2つの押圧リング溝及び前記少なくとも2つの押圧リング溝よりも低い少なくとも1つの貯油槽が設けられ、前記少なくとも2つの押圧リング溝に少なくとも2つのピストンリングが嵌設され、前記固定子機構にシリンダ油注入孔がさらに設けられ、前記シリンダ油注入孔が前記ガイド溝に連通し、かつ前記少なくとも1つの貯油槽に対応することを特徴とする、請求項4に記載の回転式エンジン。
【請求項6】
各前記ピストンの下部に複数のピストン放熱フィンが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項7】
前記固定子機構に前記レールに連通するレール油注入孔がさらに設けられることを特徴とする、請求項4に記載の回転式エンジン。
【請求項8】
前記固定子機構に前記レールに連通する油抜き孔がさらに設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項9】
前記回転子は2つの環状ガス室をさらに含み、各前記環状ガス室はそれぞれ前記吸気リング溝と前記排気リング溝に挿入された内環壁及び外環壁で画定され、前記外環壁の外側に環状油溜まりが設けられ、前記環状油溜まりの両側に前記ガイドリング溝の溝壁に接触する2つのオイルシールが嵌着されることを特徴とする、請求項1に記載の回転式エンジン。
【請求項10】
前記固定子機構に少なくとも1つの油差しに接続される複数の油注入孔がさらに設けられ、各前記油注入孔は前記環状油溜まりに連通することを特徴とする、請求項9に記載の回転式エンジン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転式エンジンに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
現在、交通機関でも他の動力需要の分野でも、エンジンは非常に重要な役割を果たす。一般的に、従来のエンジンはシリンダ、ピストン、クランク軸、ゲートバルブ等の部材の協働により、吸気、圧縮、爆発及び排気等のストロークを行って完全な動力サイクルを達成する。
【0003】
しかしながら、従来のエンジンの構造及び部材の製造及び組立は非常に複雑であり、例えばクランク軸はピストンの数に応じて曲がった軸に設計する必要がある。したがって、ピストンは、偏心して上下往復運動し、シリンダと横方向に摩擦するため、シリンダとピストンが摩耗されて破損されやすく、かつクランク軸が破断しやすい。さらに、従来のエンジンは爆発時にピストンロッドとクランク軸が直線にあるため、爆発力が相殺され、それにより動力を全部に出力することができない。また、従来のエンジンのシリンダ数も大きな制限を受け、大きな動力出力を提供することができない。しかしながら、本発明の回転式エンジンは、クランク軸よりも大きい大軸を使用して、エンジンの運転をより安定化しより大きな動力を出力することができ、かつ、大軸の中心から送風孔を設けることにより、外部の冷風をシリンダ内に流入させることができ、エンジンに大きな冷却効果を達成させる。
【0004】
そこで、上記問題を解決するために、新規で進歩性を有する回転式エンジンを提供する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
本発明の主な目的は、回転子が一回転する過程において複数の動力ストロークを有し、より大きな動力出力を提供可能な回転式エンジンを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は回転式エンジンを提供する。該回転式エンジンは、吸気固定子及び排気固定子を含み、該吸気固定子及び該排気固定子にそれぞれガイドリング溝が設けられ、該吸気固定子のガイドリング溝は、該排気固定子のガイドリング溝と軸方向に対応してレールを構成し、該吸気固定子に吸気リング溝がさらに設けられ、該排気固定子に排気リング溝がさらに設けられる固定子機構と、該吸気固定子と該排気固定子との間に回転可能に設けられ、複数のシリンダと複数のシリンダヘッドとが設けられ、各該シリンダヘッドが各該シリンダに当接し、各該シリンダヘッドに吸気通路及び排気通路が設けられ、該吸気通路が該吸気リング溝と連通し、該排気通路が該排気リング溝と連通する回転子と、該固定子機構及び該回転子を軸方向に穿設する回転軸と、該シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ該吸気通路を選択的に遮断可能な吸気バルブ及び該排気通路を選択的に遮断可能な排気バルブを含む複数のバルブ機構と、それぞれ該複数のシリンダに収容され、かつ、それぞれ該複数のシリンダから径方向に突出し該レールに沿って移動するピストン軸が設けられ、それぞれ該レールに対して吸気始点、圧縮始点、爆発始点及び排気始点が順に定義される複数のピストンと、該シリンダヘッドに設けられ、かつ、それぞれ該複数のシリンダの内部に露出する複数の点火プラグと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の好ましい実施例の斜視図である。
本発明の好ましい実施例の分解図である。
本発明の好ましい実施例の部分分解図である。
本発明の好ましい実施例のエンジンの動作原理の概略図である。
本発明の好ましい実施例のピストンの概略図である。
図4の部分概略図である。
図4の部分概略図である。
図4の部分概略図である。
本発明の好ましい実施例の部分断面図である。
本発明の好ましい実施例の他の径方向断面図である。
図10の部分概略図である。
本発明の好ましい実施例の第1側面図である。
本発明の好ましい実施例の第2側面図である。
本発明の他の好ましい実施例の径方向断面図である。
本発明の他の好ましい実施例の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施例のみで本考案の可能な実施形態を説明するが、このような実施形態で本考案の特許範囲を制限するものではない。
【0008】
図1~図14を参照すると、それらは本発明の好ましい実施例を示し、本発明の回転式エンジン1は、固定子機構10、回転子20、複数のバルブ機構30、複数のピストン50、及び複数の点火プラグ60を含む。
【0009】
該固定子機構10は、吸気固定子11及び排気固定子12を含み、該吸気固定子11及び該排気固定子12にそれぞれガイドリング溝13が設けられ、該吸気固定子11のガイドリング溝13は、該排気固定子12のガイドリング溝13と軸方向に対応してレール15を構成し、該吸気固定子11に吸気リング溝111がさらに設けられ、該排気固定子12に排気リング溝121がさらに設けられる。該回転子20は、該吸気固定子11と該排気固定子12との間に回転可能に設けられ、該回転子20に、複数のシリンダ21と、それぞれ該シリンダに当接する複数のシリンダヘッドと、該シリンダヘッド22とシリンダ21との間に設けられるガスケット23とが設けられ、該シリンダヘッド22に吸気通路221及び排気通路222が設けられており、該吸気通路221が該吸気リング溝111と連通し、該排気通路222が該排気リング溝121と連通する。該複数のバルブ機構30は該シリンダヘッド22に設けられ、かつ、それぞれ該吸気通路221を選択的に遮断可能な吸気バルブ31及び該排気通路222を選択的に遮断可能な排気バルブ32を含む。該複数のピストン50はそれぞれ該複数のシリンダ21に収容され、かつ、それぞれ該複数のシリンダ21から径方向に突出し該レール15に沿って移動するピストン軸51が設けられ、各該ピストン50は、該レール15に対して吸気ストローク始点I、圧縮ストローク始点C、爆発ストローク始点B及び排気ストローク始点Eが順に定義される(図4)。該複数の点火プラグ60は、該シリンダヘッド22に設けられ、かつ、該爆発始点Bに点火するためにそれぞれ該複数のシリンダ21の内部に露出する。該固定子機構10は、固定フレーム100に固定接続され、該固定フレーム100にトリガ電極101が設けられ、各該点火プラグ60が該シリンダヘッド22と共に該トリガ電極に対応して接触するように回転する時に点火をトリガする。これにより、該回転子20は、一回転する過程において複数の動力ストロークを有し、より大きな動力出力を提供することができる。
【0010】
ここで、該レール15は、該爆発ストローク始点Bのレール内縁に傾斜部分151が設けられ、該傾斜部分151は、該ピストン50が爆発始点Bから動作する場合、該ピストン軸51の軸受511に該傾斜部分151に沿って下向きに摺動させることができ、それにより、該ピストン50は、爆発ストロークを完全に完了することができ、該ピストン50が生成した動力は相殺されず、かつ巨大なトルクを生成する。
(【0011】以降は省略されています)

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