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公開番号2024090740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206814
出願日2022-12-23
発明の名称アンカー架台埋設方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類E04G 21/12 20060101AFI20240627BHJP(建築物)
要約【課題】水平構造体の下面からアンカー架台が露出して見栄えが悪くなることを回避できるアンカー架台埋設方法を提供する。
【解決手段】水平構造体1を形成するためのコンクリート打設用の型枠22を設置する型枠設置工程と、型枠22の底型枠22A上にコンクリート版5を設置するコンクリート版設置工程と、コンクリート版5の上面にアンカー架台2を設置するアンカー架台設置工程と、コンクリート版設置工程及びアンカー架台設置工程を行った後に型枠22内にコンクリート25を打設するコンクリート打設工程と、コンクリート打設工程において打設したコンクリート25が硬化した後に型枠22を取り外す型枠取外工程とを行う。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
上方の柱脚が接合されるアンカー部材を下方から位置保持するアンカー架台をコンクリート製の水平構造体に埋設するアンカー架台埋設方法であって、
前記水平構造体を形成するためのコンクリート打設用の型枠を設置する型枠設置工程と、
前記型枠の底型枠上にコンクリート版を設置するコンクリート版設置工程と、
前記コンクリート版の上面に前記アンカー架台を設置するアンカー架台設置工程と、
前記コンクリート版設置工程及び前記アンカー架台設置工程を行った後に前記型枠内にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
前記コンクリート打設工程において打設したコンクリートが硬化した後に前記型枠を取り外す型枠取外工程とを行うアンカー架台埋設方法。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記コンクリート版には、上面又は側面から先端が突出する定着用鉄筋が配筋されている請求項1に記載のアンカー架台埋設方法。
【請求項3】
前記コンクリート版は、前記アンカー架台を固定するための被固定部を備え、
前記被固定部は、前記コンクリート版の上面に露出する状態で前記コンクリート版に埋設されている請求項1又は2に記載のアンカー架台埋設方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上方の柱脚が接合されるアンカー部材を下方から位置保持するアンカー架台をコンクリート製の水平構造体に埋設するアンカー架台埋設方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上方の柱脚が接合されるアンカーボルト5(アンカー部材)を下方から位置保持するアンカー架台をコンクリート製の基礎梁10(水平構造体)に埋設するアンカー架台埋設方法が示されている。この特許文献1では、水平構造体として基本的に下面が地盤に覆われる基礎梁に設置されているので、その基礎梁の構築箇所の底面にアンカー架台を設置していると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-003489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アンカー架台を基礎梁よりも上方の梁等の下面が露出する水平構造体に設置する場合もある。このような場合に特許文献1のように、梁の構築箇所の底面にアンカー架台を設置すると、アンカー架台の底部が梁の下面に露出して見栄えが悪くなるという問題がある。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、水平構造体の下面からアンカー架台が露出して見栄えが悪くなることを回避できるアンカー架台埋設方法を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、上方の柱脚が接合されるアンカー部材を下方から位置保持するアンカー架台をコンクリート製の水平構造体に埋設するアンカー架台埋設方法であって、
前記水平構造体を形成するためのコンクリート打設用の型枠を設置する型枠設置工程と、
前記型枠の底型枠上にコンクリート版を設置するコンクリート版設置工程と、
前記コンクリート版の上面に前記アンカー架台を設置するアンカー架台設置工程と、
前記コンクリート版設置工程及び前記アンカー架台設置工程を行った後に前記型枠内にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
前記コンクリート打設工程において打設したコンクリートが硬化した後に前記型枠を取り外す型枠取外工程とを行う。
【0007】
本構成によれば、コンクリート版設置工程及びアンカー架台設置工程を行った後にコンクリート打設工程を行い、その後、型枠取外工程において底型枠を含む型枠を取り外すことで、アンカー架台を設置した水平構造体を形成することができる。そして、フレーム架台設置工程において、アンカー架台の下方側をコンクリート版で覆う状態となるようにアンカー架台をコンクリート版の上面に固定することで、水平構造体と同じコンクリート製のコンクリート版は水平構造体の下面から露出するもののアンカー架台が水平構造体の下面から露出することを防止することができるため、水平構造体の見栄えが悪くなることを回避できる。
【0008】
本発明の第2特徴構成は、前記コンクリート版には、上面又は側面から先端が突出する定着用鉄筋が配筋されている点にある。
【0009】
本構成によれば、コンクリート版の上面又は側面から定着用鉄筋が突出しているため、コンクリート版と型枠内に打設されたコンクリートとの定着性が良くなり、水平構造体からコンクリート版が脱落することを防止することができる。
【0010】
本発明の第3特徴構成は、前記コンクリート版は、前記アンカー架台を固定するための被固定部を備え、
前記被固定部は、前記コンクリート版の上面に露出する状態で前記コンクリート版に埋設されている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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