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公開番号2024089409
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204755
出願日2022-12-21
発明の名称ダンパストローク制限構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04H 9/02 20060101AFI20240626BHJP(建築物)
要約【課題】ダンパの大型化を抑制しつつ、ダンパの破損を抑制することを目的とする。
【解決手段】ダンパストローク制限構造は、第一ベースプレート14及び第二ベースプレート24を連結するダンパ30と、第一ベースプレート14に設けられ、ダンパ30の圧縮量が所定値以上の場合に、第二ベースプレート24に接触し、ダンパ30の圧縮を制限する圧縮量制限部材50と、第二ベースプレート24に対して第一ベースプレート14と反対側に配置されるとともに引張材を介して第一ベースプレート14と連結され、ダンパ30の伸長量が所定値以上の場合に、第二ベースプレート24に接触し、ダンパ30の伸長を制限する伸長量制限部材80と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一連結部材及び第二連結部材を連結するダンパと、
前記第一連結部材に設けられ、前記ダンパの圧縮量が所定値以上の場合に、前記第二連結部材に接触し、前記ダンパの圧縮を制限する圧縮量制限部材と、
前記第二連結部材に対して前記第一連結部材と反対側に配置されるとともに引張材を介して前記第一連結部材と連結され、前記ダンパの伸長量が所定値以上の場合に、前記第二連結部材に接触し、前記ダンパの伸長を制限する伸長量制限部材と、
を備えるダンパストローク制限構造。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記引張材は、前記第二連結部材を貫通し、前記圧縮量制限部材と前記第一連結部材とを連結する、
請求項1に記載のダンパストローク制限構造。
【請求項3】
前記圧縮量制限部材は、前記第二連結部材と対向するとともに、前記ダンパの圧縮量が所定値以上の場合に、前記第二連結部材と面接触する圧縮側支圧板を有し、
前記圧縮量制限部材は、前記第二連結部材を挟んで前記圧縮側支圧板と対向するとともに、前記ダンパの伸長量が所定値以上の場合に、前記第二連結部材と面接触する伸長側支圧板を有し、
前記引張材は、前記圧縮側支圧板及び前記伸長側支圧板を貫通する、
請求項2に記載のダンパストローク制限構造。
【請求項4】
前記第一連結部材は、前記ダンパの一端部が連結されるとともに該一端部から片側へ延出する第一ベースプレートとされ、
前記第二連結部材は、前記ダンパの他端部が連結されるとともに該他端部から片側へ延出する第二ベースプレートとされ、
前記圧縮量制限部材は、前記ダンパの片側に配置され、前記第一ベースプレートと前記第二ベースプレートとを連結する、
請求項1~請求項3の何れか1項に記載のダンパストローク制限構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダンパストローク制限構造に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
制振ダンパの周囲に配置され、引張力が作用した状態で弾塑性ダンパとして機能する引張材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、引張材としての2本の鋼棒と、圧縮材としてのコンクリート及び鋼管とを備え、マスダンパを支持する支持部材が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-180547号公報
特開2021-055527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、オイルダンパ等のダンパの伸縮量(ストローク量)には、制限値(限界ストローク値)があり、その制限値を超えると、ダンパが破損する可能性がある。
【0006】
この対策として、例えば、ダンパの限界ストローク値を大きくすることが考えられるが、この場合、ダンパが大型化する可能性がある。
【0007】
本発明は、上記の事実を考慮し、ダンパの大型化を抑制しつつ、ダンパの破損を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載のダンパストローク制限構造は、第一連結部材及び第二連結部材を連結するダンパと、前記第一連結部材に設けられ、前記ダンパの圧縮量が所定値以上の場合に、前記第二連結部材に接触し、前記ダンパの圧縮を制限する圧縮量制限部材と、前記第二連結部材に対して前記第一連結部材と反対側に配置されるとともに引張材を介して前記第一連結部材と連結され、前記ダンパの伸長量が所定値以上の場合に、前記第二連結部材に接触し、前記ダンパの伸長を制限する伸長量制限部材と、を備える。
【0009】
請求項1に係るダンパストローク制限構造によれば、ダンパは、第一連結部材及び第二連結部材を連結する。第一連結部材には、圧縮量制限部材が設けられる。圧縮量制限部材は、ダンパの圧縮量が所定値以上の場合に、第二連結部材に接触し、ダンパの圧縮を制限する。
【0010】
また、第一連結部材には、引張材を介して伸長量制限部材が連結される。伸長量制限部材は、第二連結部材に対して第一連結部材と反対側に配置される。この伸長量制限部材は、ダンパの伸長量が所定値以上の場合に、第二連結部材に接触し、ダンパの伸長を制限する。
(【0011】以降は省略されています)

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